邦画ブラボー

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「大奥第一章」ネタバレ言いたい放題

2004年10月08日 | ★TV番組
さあ「大奥」が帰って参りました。

前作「大奥」は大奥の終末期を描いた作品で、
江島生島物語、怪談話などを盛り込んだエピソードが
毎回とても楽しく、大ヒットしましたよね。

人物も面白く書き込まれていて、菅野美穂の薩摩弁まるだし御台所、
池脇千鶴の可憐な“まる“、
浅野ゆう子の取締役ぶり、京言葉の安達祐実、野際陽子の憎々しさなど
見所が沢山ありましたねえ。(懐)

今回は時代が戻り、徳川二代将軍秀忠の時代からの大奥の始まり。「大奥第一章」

注意:ビデオに撮ってこれから見る人は読まないで下さい。

ネタバレ注意報**************************************




第一話はおふくこと後の春日局/松下由樹が夫に離縁され3人の子と別れて
放浪の末、大奥に乳母(めのと)としてあがるまでが描かれていました。

ちらちらと、前回にも出演していた顔ぶれが見られ
(まるで仁義無き戦いのように違う役を演じる)、
「大奥が帰ってきた!」感が高まります。

ただ今回の狂言回し役は声に表情があまり無くて、
前回の「まる」の存在が強かっただけにすこし残念なかんじ。
岸田今日子か野際陽子がびしっと締めても面白いのではと思った。

だがそんな不満も物語が進むにつれ、どうでもよくなってくる・・

前回、将軍役、そして将軍に瓜二つの僧侶役の二役をこなした北村一輝が
このたび山賊役で、のっけからいきなり登場。
アップで見せる妖しい目。アクが強い~。
でも口ほどにもなくおふくにあっけなく殺られてしまうんですけどね。

おふくったらその勢いで憎んでいた妾までもバッサリ殺害!
そして血まみれの顔のアップ。何度も。(驚!)
これは8時台では放送できなかったでしょう~
なんと人を二人も殺めてしまったのだった!(衝撃!いきなり飛ばしてくるな~)
将軍の乳母がこんな・・・トンデモ設定。

涙を誘う三人の子供との別れ。(注:これでもか!と三段階くらいで攻めてきます)
ここでこらえきれずもらい泣きした人、推定1万人以上。

辛い幼少時の思い出も語られ、
韓国ドラマや昼ドラ真っ青の不幸の追い討ち。

何もかも失ったおふくは心に誓う。
「このままでは・・・負け犬のままでは終わらない!」
不況にあえぐ殿方に聞かせたいこの言葉!!今回の決め台詞です。

この逆境からどうやって這い上がり、大奥総取締役にまで上り詰めるのかと期待が高まります!

そしてもうひとりの柱が御台所、お江与の方を演じる 高島礼子!大熱演。

産んだ子供が、即座に乳母の元へやられたことを知って怒り狂う表情。
こっわかったですね~~~~◎凄い女優さんですね。

おふくに対する敵対心で美しい顔がゆがむ。
「そなたの小ざかしい物言いが気に食わぬ!」

表情が氷のように冷たくて凄みがありました。
姐さん映画でたたきあげられた感。迫力。こういう人がいると盛り上がります。

前作の野際陽子もいい味だしてましたけど。

今回は高島礼子の判定勝ち。松下、泣きのシーンはよかったけど
もうすこし深みが欲しい。

衣装も絢爛豪華。エンターテイメント性ばっちりで、
エンディングはサザンオールスターズ。
昨日も書きましたが選曲で印象は変わって来ますね。
ここで軽やかにポップに決めるっていうかんじでしょうか。

次回にも期待じゃ!
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