邦画ブラボー

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「画家・金子國義の奇妙な生活?!」

2004年09月20日 | ★TV番組
『美少女と美青年が好き!?画家・金子國義の奇妙な生活』

9月17日(金)のたけしの誰でもピカソ”
に、画家の金子國義先生が出演しました。

大森に住むナゾの「怪人」という導入部からして,
こりゃ、とんでもないことになるかも!という予感的中!
放送ぎりぎりの危うい場面もあり、スリルのある番組でした。

金子國義: 故澁澤龍彦にその才を認められデビューした
異端の画家。最近は油絵はもちろんのこと、本の装丁
着物デザイン、水墨画、そして写真集作成とマルチな才能を発揮しておられます。

個展に行って実際にお会いしてからファンになりました。
以来新作をお出しになった際には呼ばれなくとも毎回行っています。

初めて個展に行った日の事。
会場に着くと忙しく動き回っている先生のお姿発見。

自らカセットデッキを持ち込んでセッティングする“こだわりの”姿に、
音楽好きの私はズキンと胸を打たれました。

デッキの色はベビーピンク。
アンティークのスタンド、古いぬいぐるみ、
硝子の花瓶などすべての小物を全部ご自宅から持ってきて並べているとのことでした。
活けてある花のシェイプも絶妙のカーブを描いています。
まるでお部屋に招かれたような居心地の良さに
しばしぼーっとたたずんでおりました。

すると突然、挙動不審の着物姿の私に「お着物、お好きなんですか?」
と声をかけてくださったではありませんか!

「え?はい!(ヒャッホ~!)ただもう好きでござんして。(アガった!)
母のお古ばかり着ているんですけど。市松模様
(ベビーピンクと黒の小さな市松のチリメンを着ていた)は、
特に好きなのでございます。」
「そお。いい色ですね。」(ほっほ~♪)
「せんせい、音楽はどんなものがお好きなんですか?」
好奇心が羞恥心を克服しました。

「ボクはね、賑やかで楽しいものが好きなの。踊り出したくなるようなかんじね!」
「ミュージカル映画は台詞ごと音を仕事の時に流しています。」
と、答えてくださるではありませんか!

独特のテンション、目はバンビのように輝いています。

すると、傍らのアシスタントの美少年が
「先生は演歌もお聞きになるんですよ!」「え、え、えんかですか?」
「そう、演歌も聞きますね。」
「それに長唄とか小唄も・・・メチャクチャでしょ、うふふ・・」


「ぜひ和もの、着物のお仕事もしてくださいよ~!デザインとか!」
調子に乗るとはこういうことですね。ところが、そんな無礼な言葉にも
「ぼくも着物好きです。よく着るんですよ。」(ほっほお~~♪!)というお答えが。
シナトラの歌声が低く流れていました。

そんなことがあった次の年、突然浴衣のデザインを発表されたのでびっくり。
私の願いを叶えてくださったのかしらと一瞬自惚れましたが、
もちろんそんなわけはありません。
番組内でも金子デザインの楽しい着物・帯などが
紹介されていました。

HPの favoriteというコーナーに
お好きな映画と女優さんが挙げられていますが
映画好きならうう~んとうなるラインナップです。

金子語録“好きなものはずっと変わらない”

和洋を問わず良い映画をよ~くご存知です。
「今度は映画やお好きなものについてのエッセイを出してくださいませんか!」

ちなみに、可愛がっている猫の名前は「茂兵衛」だそうです。

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douce vie
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