邦画ブラボー

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「八甲田山」「ひかりごけ」

2004年09月25日 | ★恐怖!な映画
青森県の八甲田山中で、発光性キノコ「ツキヨタケ」が群生して
闇夜にあやしげな光を放っているそうです。

ツキヨタケはかさの裏側のひだに発光物質があるが、
そのメカニズムはよくわかっていない。
 また毒があるそうで食べると危険!のようです。
以上、昨日ネットのニュースで読みました。

「八甲田山」+「ひかりごけ」・・・
すぐに映画を連想してしまいました。

「八甲田山」といえば、日露戦争直前の魔の雪中行軍。
戦闘ではなく、訓練で隊が全滅してしまったとは
なんとも傷ましい話です。当時は軍機密として伏せられていたみたいですね。
そんなこともあって、映画化された当時はたいへん話題になりました。

今日のような肌寒い日~これからの季節に見ると
思わず暖房つけたくなると思います。

寒さのために発狂してしまう兵隊、棒のように立ったまま凍死するもの。
屈強な男がバタバタ倒れていき、
雪山の恐ろしさをこれでもかと見せつけます。

回想シーンがしょぼい(郷里の春の映像が何度も出てくる)、
北大路欣也と高倉健の男同士の友情が熱く危なすぎる・・などの苦情はさておき
大雪の中での映像は本物の迫力があって一見の価値あると思います。
俳優さんって大変な職業ですね。

「ひかりごけ」武田泰淳の同名小説を熊井啓監督が映画化。
三國連太郎が演じることでおぞましさ100倍。
こちらも実際に起きた事件を元にしています。

きのこを食べた人の話ではなく、
カニバリズムを題材にして人間の原罪を描いた作品です。

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