無事じゃなかった

ナツメグはスパイスとして少量使うと体を温めたり消化を助けたりという素敵な効果がありますが、
大量に摂取してしまうと大変です。

ちょっとだけスパイシーなパスタにしようと思って、20g入りの瓶を一振りしたら、
その拍子に内蓋が取れてあ、と思ったらすでに瓶の半分くらいのナツメグがドバっと入ってしまって。
しょっぱくなる訳じゃないし、スパイシーなの好きだし、まいっかと思いそのまま料理続けて食べたら、あとですごーく大変でした！！

どうか私の失敗を教訓にみなさんもお気をつけくださいませ。

食後1時間くらいしてからかな、頭がくるくる回ってまっすぐ歩けない。回転性めまい。歩いてると床が自分に迫ってくる。
胃が痛い。口の中が乾いて変な感じ。心なしか心臓も痛いような気がする。
そしてものすごくぼんやりして眠い。しゃべりたいのに声がうまく出ない。
それが丸一日。
なんの病気だろう？？と、
朦朧としながら調べたら、ナツメグが浮上してきて。
大量に摂取してしまうと神経に異常がくるらしいとグーグル先生がいろんな事例を教えてくれた。
ちょうど昨夜ピアノのレッスンがあって、先生に「ナツメグたくさん食べちゃって、なんだかヘンなんですー」と言ったら、
留学してたときナツメグでトリップしてるヤツいましたよー。とのこと。
私もあっちの世界へちょっぴり行っちゃったんでしょうか。ブルブル。
それにしては不快な症状ばかりだったけど。

まだ乾燥パウダーだったから効力は弱かったのだろうけど、生のナツメグは死亡例もあるくらい危険だそうです。
めまいや吐き気、ひどいと幻覚。
乾燥パウダーでも5g以上摂取するのはよくないらしい。
ほんとに日常生活に潜む危険はいっぱい。
ただ普通に生きてるだけじゃだめなんだわーとつくづく思う。
もっと自覚的にしっかり生きていないと危ないです。
それにしてもスパイシーな料理の国の人たちは大丈夫なんだろうか。
子どもや老人が間違って大量に口に入れちゃうことはないんでしょうか。
人の心配してる場合じゃないけど。

でもナツメグ少量なら、ハンバーグに入れたり本当に美味しくて体に良くて香りの良いスパイスなんです。
薬と毒は紙一重なのですね。