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真夏のお読書

2016年07月11日 | 日記・エッセイ・コラム
「勇気をもらえるよねー。」
共通の知人であるギタリストの話をしているときに、あるドラム奏者の方が言った言葉。
私にとっては、その先輩ドラム奏者の方も十分に勇気をくれる人なんだけれど。
心に勇気をくれる人、音楽で力づけられる人、徒党を組まずに一人で戦ってる人。
そんな人とついついライブしたくなる気持ち分かる。

FBで紹介されてるのを見て、中島義道(1946年7月9日 - 日本の哲学者、作家)という人の本を何冊か読みました。
読んだ感じは良いとは言えない本ばかりだし、
いつも前向きに頑張っちゃってる私などは『私の嫌いな10の人びと』の中の中島氏が嫌いなタイプにばっちりあてはまるし、
もしこういう人が夫だったり息子だったりしたら、いや友人にいるだけでなんかめんどくさくてヤダなと思ったけど、
読み進めていくうちに、ヘンにすがすがしい気持ちになって、あろうことか勇気まで出てきてしまう。
きっとウソがないからで、彼自身が常に本気で一人戦っているのが見えるからだと思う。

『ひとを<嫌う>ということ』より
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お互いの考え方や感受性の違いが身に染みてわかり、どうも変わりそうもないなあという断念のもとに、
無理なく互いに気に入らないことを表明して行ける関係は、とても健全なものです。
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嫌いという感情に向き合うのは、未熟でサイテ―な自分を見ることでこわいけど、自分だって人から嫌われてて当然!それが自然なのですね。

身をさらけ出したウソのないことからは勇気をもらえるけど、
本心をきれいな言葉で隠したウソばかりの中に入ると、なんだか落ち着かない。不安定な気持ちになります。
本音をいうと軋轢が生まれるけど、それで戦争になることはないでしょう。
ウソの中から戦争が生まれることの方がよっぽど怖いことだと思いました。

日々、私に勇気をくれるサイテ―なみなさんのこと、わりと愛しております。
これからも本心を思う存分言える日本と自分でありますように。