手打ち蕎麦をする私の徒然日記

2003年1月に手打ち蕎麦に初挑戦。手打ち蕎麦の事ばかりでなく、日常インパクトのあった事柄を思ったまま綴ったブログです。

技術革新って、ゴミを生む!

2012-03-26 12:44:12 | 社会
私は、過去に使ってきたいろんな道具や機械、装置を、その後、何年経っても、捨てないでいる。もちろん、それらの中には、雑誌やその他、書籍類もある。そのうちに、いづれ、また使う時があるかも知れない、とか、古くなると、いづれ値打ちがでてくるものがあるかも知れない、それに、長年使ってきただけに愛着がある、など、という思いからである。
従って、本棚や机などの私の身の回りには、いろんなモノがあふれて、ときには足の踏み場もないほどになることもしばしばである。
そんなわけで、家族からは、「早く整理して捨てるなど、処分したら?」なんて、しょっちゅう言われている。
たまに、意を決して、処分しないといけない、と思うことがあって、今回、かなり以前にパソコンに使ってきた、外部記憶媒体としての、5インチ・フロッピーや3.5インチ・フロッピーを捨てることにした。これらフロッピーは、いろいろな場所に散在していて、一か所にまとめていくうちに、なんと1000枚ぐらいは軽く超えそうなほど、買いこんでいたことが分かった。
パソコンが登場してまもなくの頃、当時はNEC製のPC-8801とかPC-9801といったパソコンが一世を風靡していて、その頃のソフトは、すべてフロッピー・ディスクに納められていた。当時はフロッピー・ディスク1枚あたり、秋葉原でも100円くらいしたので、今にして思えば、私は、フロッピー・ディスクだけでも10万円位、お金をかけていたことになる。
フロッピー・ディスク1枚に入る容量は、1メガバイトとか多くても1.5メガバイトぐらいのものなので、OSなど容量を多く必要とするソフトウエアは、OS一個だけで、20枚以上のフロッピー・ディスクがセットになった状態で販売されていたのだ。なので、当時は、OSをパソコンにインストールするだけでも、フロッピーを1枚づつ、挿したり抜いたりするので、1時間以上もかけてやっていたものだった。
さて、現在は、技術の目覚ましい進歩、技術革新によって、micro SDカードとか、SDHCメモリーカードとか、あるいはUSBメモリーといった、大容量のメモリー製品が登場して、今ではフロッピー・ディスクなど、まったく不要になってしまった。先だって、秋葉原に行ったとき、お店で16ギガバイト容量のUSBメモリーを買ったら、その値段が、なんと1700円位だった。これには、ほんとにビックリだ。16ギガバイトといえば、フロッピー・ディスクに換算すると約16000枚に相当するのだ。
こんなわけで、今では無用の長物と化したフロッピー・ディスク、私には、いろんな思い出が詰まったフロッピーだが、今回泣く泣く、仕方なく、捨てざるを得なくなってしまったのである。
今回、ゴミとして捨てることになった、大量のフロッピー・ディスクだが、このようなゴミを生んだのは、実は、技術革新のなせるわざなのである。
なお、現在、私の住む街では、フロッピー・ディスクなどプラスチック製のゴミは、分別回収の対象になっている。それらが単に焼却されてしまうのか、あるいは、特殊技術によって再生されることになるのか、私には分からない。もちろん、フロッピー・ディスクなどプラスチック製品が、技術革新によって、新たな製品に生まれ変わることを期待していることはいうまでもない。



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