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手打ち蕎麦をする私の徒然日記

2003年1月に手打ち蕎麦に初挑戦。手打ち蕎麦の事ばかりでなく、日常インパクトのあった事柄を思ったまま綴ったブログです。

大分県の教員汚職事件、今後は他県でも類似事件が続々と発覚するかな

2008-07-10 18:02:54 | 社会
教員採用汚職が発覚した大分県の事件については、どのTV局のコメンテーターも、異口同音に、他県でも似たような不正・汚職が今後はどんどん出てくるはずだ、と感想を語っていた。私も同じ感想を持っている。でも、今のところ、まだ他県での類似の不正・汚職はニュースに出てきていない。不思議だ。
多くの市町村では、学校の先生とか市(町村)役所の職員に採用される、というのは、採用枠が極端に少ないため採用試験にパスするのが非常に狭き門になっている。私は、友人の息子さんのように、学校の先生になりたくて毎年のように採用試験に受験しているが、未だパスせず、次年度の試験を目指している、など気の毒な人を何人か知っている。
一方、私には、ずっと以前から、不思議に思ってきたものの一つに、学校の先生の息子さんが大きくなって、いとも容易に学校の先生になった、とか、市役所の職員になった、といったような例を目にする、という事実がある。そして驚いたことに、街の年配者とか町内会の有力者のような人たちは、「あそこの家は親父さんが校長先生をやっていたから、狭き門も難なくパスしたんだヨ」みたいな言い方をヒソヒソと話していて、いわば、コネとか縁故が当然のようにまかり通っているのを、黙認しているのである。
また、ある市役所の例では、コネで入所した職員が無能力で、やっかい者になっている、とかの話も聞いたことがあるし、市役所業務の効率化などを積極推進しようとした市役所職員が、頭の固い上層部から憎まれて、ゴミ収集など汚物処理を担当する部署に配置替えさせられた、といった話も聞いたことがある。
居酒屋タクシーで問題になっている霞ヶ関の官僚ばかりでなく、この際、市町村レベルの公務員についても、不正・汚職などのウミを徹底的に出すべきである。


後藤田 正純(自民党)議員の発言に幻滅

2008-07-03 23:10:02 | 社会
今朝の6chのTV番組では、公務員の「天下り」に関する議論を、民主党の長妻昭議員や自民党の後藤田 正純議員らが出席して、意見を出し合っていた。例によって、いつものように自民党と民主党との意見が真っ向から、かみ合わない。後藤田議員は、公務員として長年積んできた経験を生かせるように、再就職を斡旋する機関があるのは良いことだ、というのに対して、長妻議員は、民間企業に勤めていた人たちが再就職するときと全く同じように、公務員が再就職するときも、ハローワークを通してやればいいだけの話だ、と応酬。大叔父に後藤田正晴氏を持つ後藤田議員の発言は、どう見ても、「天下り」を無くす、という改革に逆行しているとしか思えない。後藤田発言そのものが、私には「天下り」容認のようにさえ受け取れるものであり、実に幻滅した。
「天下り」と言えば、退職後も民間企業で高給をとり、個室と秘書を与えられ、黒塗りの専用車で送り迎えされ、いくつもの勤務先を転々とすることで濡れ手で粟の退職金をもらう、ということが思い浮かぶ。しかし、たとえそうでなくても、利権構造や官民癒着といった弊害を引き起こす温床になるのは、目に見えている。
「天下り」をなくす為、これまで各省庁が個別に行ってきた再就職の斡旋を一括で人材斡旋すべく、新設されることになった「官民人材交流センター」について、経済アナリストの森永 卓郎氏は、
http://www.nikkeibp.co.jp/sj/2/column/o/88/
の中で、これで、天下りが根絶できるとは到底思えない、とコメントしており、私も森永氏と同意見だ。









居酒屋タクシーの追求でも民主党の長妻議員の活躍に期待

2008-06-26 18:03:32 | 社会
東京・霞が関の中央省庁の公務員が深夜に公費でタクシーを使って帰宅するさい、運転手から缶ビールやおつまみなどを受け取っている車内接待問題は、タクシー業界では、「居酒屋タクシー」と称しているそうだが、この名称、実にピッタリの名文句で、妙に感心させられる。
さて、この「居酒屋タクシー」問題にスポットを当てた民主党の長妻昭衆院議員によると、「霞が関でタクシー代の水増しをして1割を官僚にキックバックしていると告発するファクスが5月下旬に届いたのが始まりだった。」そうだ。この問題で、政府は6月25日午後、金品を受領した職員は17府省庁・機関の計1402人に上る、と発表している。だが、長妻議員たちも言っているように、受領した職員数は、あくまで職員の自己申告で把握できたものであり、実際にはもっと人数が多いと思えるのは、誰が考えても明らかだろう。
長妻議員はインタビューで、「官僚なら何をやってもいいというおごりが問題の根底にある」と、霞が関に残る接待体質と隠蔽(いんぺい)体質を厳しく批判している。ミスター年金の異名を持つ長妻議員による政府・自民党や官僚への追求・活躍を今後とも期待したい。
この「居酒屋タクシー」問題では、福田総理が「悪しき慣習は、いけませんね」と言って、まるで他人事のような発言をしているのは、どうにもいただけない。


寝苦しい夜明け、隣から聞こえるイビキが羨ましい

2008-06-25 07:20:45 | 社会
おそらく梅雨のシーズンのせいか、湿度がすごく高いようで、今日の夜明けは特に寝苦しく、午前4時ころには目覚めてしまったようだ。その後いつものように、7時くらいまでは寝ようと思って、横になったがなかなか寝つかれない。そんな中、隣のベッドから聞こえる家内の微かなイビキが聞こえてきて、それが羨ましく思えた。
こんな中で、昨日と一昨日にテレビで見た、老人にかかわる2件のショッキングなニュースが頭の中を駆け巡り、私をますます寝つかれないものにした。
1件目のニュース:それは、一昨日の朝、NHKのテレビが放送していた、老老介護の現実である。たしか80歳台の病を抱えた老夫婦が二人きりで生活している実態が放映されていた。そこには、見るからに身動きが取れないくらいに体の弱り切った病気に苦しむ妻のベッドの横で、不自由な体をおして食事を作って、それを妻に与えている夫の姿があった。私は、起きがけにテレビをつけた時、いきなりこの光景が目に飛び込んできたので、ビックリして一瞬テレビを消してしまったほどだ。でも、そのすぐあと、思い返して、テレビをつけた。--将来誰にでも起こりうる老老介護について、認識を改めておこうと思ったからである。テレビの中の、この仲睦まじいご夫婦は、何度も自殺しよう、と思った、という。私は、この夫婦の子供たちとか親戚とかは、どう思っているのだろう? などと考えたが、一方で、いろんな理由で老老介護をやらざるを得ない現実もある、と思った。私は、テレビの中のご主人の頑張る態度を見て、”スゴイ!”と、思った。将来、もし、私がこのご主人のような境遇に置かれたとしたら、どうなるんだろう、と考えた。今の私には、自信がない。今の私にできることは、テレビの中のご夫婦が、この先、少しでも幸福感をもった人生を過ごしていって!と、祈るくらいである。
2件目のニュース:これは昨日、千葉県で起こった77歳の男性による家族の殺害事件のことである。昨晩、テレビで知ったこの事件については、私は、すぐに腹が立ち、憤りを禁じ得なかった。なんと、恐ろしいことか、最近、世の中おかしくなっているんじゃないか!って、思わざるを得ない。狂気の沙汰であり、実にムゴイ。私は、こういうような、人間が起こした、とは絶対に思えないようなニュースは深く知りたい、とは思わない!あまりにみじめ過ぎるからだ。
同じように年齢を重ねた男性でありながら、1件目のニュースと2件目のニュースで登場した人間の差異は、月とスッポンの差、以上の大きな落差のものである、と思う。



またも起こった小学校の危険天窓からの転落事故-文部科学省の責任重大!!

2008-06-19 10:25:09 | 社会
昨日(6月18日)午前9時25分ごろ、東京都杉並区の区立杉並第10小学校の屋上で授業中、同小6年生の児童(12)が天窓に乗ったところ、割れて約12メートル下の1階に転落して死亡した、という。実に痛ましい!。報道によれば、過去にもこの種の事故は何件もあったそうで、私はこの繰り返された事故のニュースには、大いに憤りを覚え、腹が立つ。
同日夕、同小学校で開かれた緊急保護者会では、保護者が「学校何してた?! このままでは不安で学校に通わせられない」と怒るのも当然だ!
ところで、これまでにもこの種の児童・生徒の転落事故は、直近の10年間で少なくとも6件も起こっていたそうだ。それにも拘わらず、昨日また事故が起きたのは、同種の事故の再発防止に向けた取組がなされていなかったのが原因である、と思わざるを得ない。と、いうのも、公立の小中学校の場合、施設で事故が発生しても学校の管理責任は市区町村教委にあるため、国に報告する義務はなく、文部科学省もこれらの情報を把握していなかったそうだし、都教育委員会でも「事故が多発しているとの認識はなかった」(指導部)といった甘い見方をしている。文部科学省施設企画課も「天窓は子供が上にのることを想定していないが、子供が利用する場所にある場合は周りに柵を設けるべきだった」と言っているようだ。
事故の再発防止のためには、従来のような、
-公立の小中学校の場合、施設で事故が発生しても学校の管理責任は市区町村教委にあるため、国に報告する義務はなく、文部科学省もこれらの情報を把握していない-
と、いったシステムを改めて、再発防止に向け文部科学省が事故情報把握や防止対策の一元管理システムを採ることが是非必要である。今回またも繰り返されたこの種の事故は、従来システムをそのままに存続させてきた義務教育の監督官庁である文部科学省の責任である、と言っても過言ではあるまい。
私は、今回起こった事故のニュースを知って、絶対にこのような事故が起こらないよう、早速、孫たちや彼らの親たちにも念を押して知らせたい気持ちになった。



電車の中のおばさんたち、ペチャクチャお喋り、うるさ過ぎ!

2008-06-13 23:30:46 | 社会
今日、帰宅途中の電車の中、窓を背にして11人が座れる腰掛に座って読書をしていた。私の左隣りには、同じく読書していた女性がおり、問題はその女性の左側に座っている3人のおばさんたちだ。なんと、大声だして、ひっきりなしにペチャクチャお喋りのし通し。所かまわず、旅行の話やら、彼女たちの子供の学校の話やら、そして、ときどき大きな笑い声を発するなど、実に迷惑この上ない。途中の駅から仕事帰りのサラリーマンたちがどっと、乗り込んできて、彼女たちの前に立つなど、混み合った車内にもなんのその、彼女たちはまったく、気にしないで話続けていた。これには閉口した。帰宅して、このことを家内に話したら、ときどきこの種のおばさんたちを車内で見かけるそうだ。こんなとき、ほとんどの場合、誰もおばさんたちに注意する人たちがいないようで、今日の場合もそうだった。


大事件と大地震とは共通?-秋葉原の事件、今の日本では起こるべくして起こったのかも

2008-06-12 10:11:45 | 社会
ほんとうは、もう、悲惨なこの事件については書きたくないところだが、連日のマスコミ報道を見るにつけ、どうしても頭の中を離れない。昨日は、亡くなった被害者の21歳の東京芸大の女性の通夜が行われたようだが、出席した恩師が「私の人生あげたいですよ!」と涙ながらに語っていたが、この気持、私には十二分に分かる。胸が張り裂ける思いだ。
かくも凄惨な犯行をやってのけた犯人は絶対に許せないが、一方で、犯人の両親が報道陣に謝罪していた写真も目にしたが、母親が土下座して詫びているのが写っていて、あまりにも哀れだ。両親や親族の方々の気持を察する時、さぞいたたまれない気持であろう。両親は、我が子を殺人者にするために育てあげてきたわけでは決してないはずである。生まれたばかりの赤ちゃんは、どの子も例外なく可愛くて、善良そのものであり、大きくなって必ず犯人になる、という宿命を持っているはずはないのだ。
この事件では、犯人は事件を起こす前に、携帯電話に、犯行を予告する文章や、フリーターの自分が置かれた勤務先での不満などの書き込みが、行われていたことが、後になってわかった。
両親から、可愛い可愛い、と育てられてきた子供が、何故犯罪を犯すにいたったのかに関して、この際、日本の社会は、十分検証しておくことが重要だ、と思う。「心」を最重要視しなければいけない、とわかっていながら、未だに人間教育・道徳教育に本腰を入れない文部科学省、ネジレ国会で衆議院と参議院との議論が噛み合わず議事が進まない現状、社会保険庁のずさんな保険管理問題、競争社会の中で多くの企業が採用している(いつでも解雇可能な)フリーターの激増、その一方で、相変わらず横行しているお役人の天下り、居酒屋タクシーに見られるお役人たちの税金の遣い込み・・などなど、現在の日本社会には、国民がうんざりする不平・不満で満ち満ちている。
犯人が携帯電話に書いた文章からは、こういったような不平・不満がびっしり溜まっている日本社会の"歪み"がもたらしたのではないか、とも読み取れる。地中深くたまった歪みが、ある限度を超えると、地震が必ず起こるのは、物理学の教える自然現象である。まさに今回の大事件は、不平・不満という歪みが限度を超えた結果として起こった日本社会を揺さ振る大地震なのではないか、と思う。

秋葉原事件、19歳被害者の父が「なんで死んだんだ、バカヤロウ。守ってやれなくてすまん!」

2008-06-10 11:44:27 | 社会
今朝のテレビ報道では、一昨日秋葉原で起きた無差別殺人事件で殺害された19歳の大学生の父親が「なんで死んだんだ、バカヤロウ。守ってやれなくてすまん!」と心情を語っていた。観ていてやりきれない気持になった。無念さがにじんだこの言葉、実に悲しい。
あまりにもむごい残酷なこの事件は昨日も今日も、どの新聞やテレビでも大々的に取り上げられている。事件の詳細が報道されるにつれ、冷静沈着に実行した犯人の行動が実に残酷きわまりないもので、あまりもの残酷さに言葉を失う。
事件を起こした犯人の背景にあるものについては、いつでも解雇できるようなフリーターの増加など雇用された者にとっては不安定な職業社会になっていること、とか、持てる者/持たざる者との日本社会の格差の拡大、必ず敗者が出る競争社会、官社会に限らず民社会でも横行している欺瞞やインチキ・不正行為等の現状社会の不満など、種々考えられる。恐らく、こういったものの融合が原因の一つになっているのではないか、と思われる。恐らく犯人は、このような環境に不満で犯行を行ったのかもしれないが、でも、だからといって犯行が正当化されるものでは絶対にない。
世の中の大部分の人たちは、現在の悪い環境の中で、大きな不満を持ちつつも、必死に耐えて頑張っているのではないか、と思う。

秋葉原の無差別殺人事件、背筋も凍りつく!

2008-06-09 16:26:37 | 社会
昨日の日曜日、私は我が家で家内と共に、何気なくつけたテレビで、鎌倉を訪ね歩く旅番組をおもしろ、可笑しく観て楽しんでいた。ところが、番組途中に画面の端に、"秋葉原で傷害事件発生、5人が心肺停止"といったようなテロップが何度となく流されていた。事件が発生してまもない状況らしく、これ以上の詳しい状況はわからないながら、私は、ものすごい事件が発生したな、と、心が痛んだ。
同日、夜になり、この事件で、死者が7人、それに10人ぐらいの人々が負傷したことを知り、事件のすさまじさを思い知った。犯人は25歳の男で、レンタカーのトラックで、歩行者天国の道路にあえて突っ込んで、次々と人々を轢いたそうだ。その上、トラックから降りた犯人が倒れた負傷者に馬乗りになって、ナイフで突き刺していた、と云い、更に、負傷者を介抱する警察官にも切りつけた、という。逮捕された犯人は、「相手は誰でもよかった」と、無差別殺人を明言したそうだが、それにしても実にひどい事件で、背筋が凍る。
死亡した人の中には、19歳の男子学生とか、フルートが得意だという21歳の東京芸大に通う女子学生などもいて、実に可哀想。これから、やりたいことが無限にあるであろう彼らのことを思うとき、実にやり切れない。さぞ、無念であろう。そしてまた、これら死亡した人たちの家族や知人などのことを思うとき、その悲しみや怒りは、いかばかりかは、察するに余りある。想像を絶するものがある。
そう言えば、つい最近も、「相手は誰でもよかった」という無差別殺人が発生していて、非常に恐ろしい世の中になったものだ、と言わざるを得ない。どうして、こんな大それた犯行ができるのか、私には全く理解できない。あの犯人はほんとに人間なのか、って、疑いたい気持ちになる。
今後は、再びこのような犯罪が絶対起こらないようにすることが重要である。その為には、こういうような恐ろしい犯行を平気で正気で行わせるにいたったものは、何なのかを、徹底的に追求・検証することが大切だ。犯人の育った家庭環境のせいにするのだけでは全くの片手落ちだ。人間教育をつかさどる政府機関の文部科学省をはじめ各省庁などは、政府、諸官庁の役人などによる、汚職や乱れた行動を反省して、襟をただして、今後どんな政策/対策を打ち出すべきかを早急に取り組むべきである。
例外なく言えることは、この種の事件は、命の大切さの認識が欠如していることが根本原因になっている、と思う。
なお、大量無差別殺人事件があった昨日6月8日は、なんと、7年前に関西の池田小学校に男が侵入して小学生8人を刺殺した無差別殺人事件と、くしくも同じ日だったそうだ。偶然とはいえ、何かしら妙な因縁みたいな感じがしてならない。

人を騙す・洗脳する情報操作って実に恐ろしい

2008-06-07 12:53:50 | 社会
今朝の読売新聞の6面に小さく、"ブッシュ政権の「情報操作」指摘  上院委報告書"というタイトルの記事が載っていた。米上院情報特別委員会が、ブッシュ政権がイラク開戦前に、旧フセイン政権の脅威について、情報操作を行っていた、とする報告書を発表した、と、いうのである。
私がこの記事に接して思ったことは、新聞やテレビなどから、いろんな情報を得ている私たちに対して、ともすれば、その情報が故意に改変されている場合があることを、よくよく教えている、ということである。かつてナチス・ドイツが独裁者あるいは軍部などの指揮の下、情報宣伝組織に行なわせたもの、とか、日中戦争時には大日本帝国と中国国民党や共産党などが情報戦の一環として行った、等々、これらは例外なく情報操作を意図したものだそうだ。
振り返ってみると、これまでにも、記事や写真/映像などの情報を制限したり、改変するといった数々の情報操作が行われていたことがあったが、近年問題になったテレビのやらせ映像などもその代表例だろう。
情報操作、と言えば、私個人の場合も会社員の当時に苦い体験があった。後になって分かったことだが、当時は気がつかなかった件がある。サラリーマン時代の当時、私と同僚との間を仲たがいさせようとたくらんだ友人がいて、その友人は、私に向かって、"同僚があなたのこと、こんな悪口を言っていたヨ--"と、打ち明け話をしてくれたことがあった。その後、同僚は、と見ていると、なんとなく、それまでの私への態度と違ってきていて、こうしてその後は、同僚と私の中は嫌悪の仲になってしまったことがあった。おそらく友人は、同僚に向かっても、私の悪口を吹聴したのに違いない。
昨今の情報化時代、情報操作は極めて精巧に、緻密に行われている可能性があることをわきまえておくことが大切だと思う。私たちは、情報操作の罠にはまっている場合があることをよくよく注意しなければ、と思う。世界最大の掲示板と言われている2ちゃんねるでは、そこに書かれた誹謗中傷が原因で、自殺者が出るなど、これも情報操作のせいであろう。
死線をさまよう病人に、家族が医者の厳しい宣告を、情報操作して本人に伝えて元気を出させる、など良い意味での情報操作もあるにはある。でも、世の中には、情報操作によって、人を傷つけ、不幸に陥れる、洗脳するなど、とんでもないことが堂々とまかり通っていることをよくよく注意したいものである。