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認め合えば自信は深まる

2005年09月28日 | メンタル・ヘルス

 前までのところで、「自分で自分を認め、人を認め、そして人からも認められる」というのが、本当の自信を獲得するための、有効で確実な方法であることをお伝えしました。

 もう少し、定義風にいうと、「自信とは、自己承認と他者承認がバランスよくある状態である」(『生きる自信の心理学』39頁)ということになります。

 しかし自信喪失・落ち込み状態にあると、なかなか能動的に人を認めるということはできません。

 そこで、まず自分で自分を認めることから始めるのですが、さらにワークショップでは、次のようなワークを行なっていきます。

 参加者が2人ずつでペアになってもらい、お互いに自分で確認した自分の長所を相手に話します。

 これは、最初は恥ずかしがる人が多いのですが、何度もいうように技(わざ)ですから、わざとらしくてもいいから、わざわざやってくださいといって、やっていただきます。

 聞く側になった人は、相手が自分の長所・いいところはこういうところだと自己申告するのを、よく聞き、共感し、そしてそれを表現している言葉をしっかり覚えるように努力してもらいます。

 当然、6つ以上あがりますから、覚え切れないようなら、メモを取ってもらって、しっかり把握してもらうのです。

 これを相互に行なったら、次に、相手が自己申告したことと自分が発見したことを合わせて、その人をいいところをあげながら、徹底的にほめます。

 その人がうれしくて、恥ずかしくて、もう舞い上がりそうになるくらい、賞賛・絶賛のシャワーを浴びせてあげるのです。

 それからさらに、相手に自分の長所の中でも「特にこれが自分のいいところ、人から認めてほしいところ」と思っていることを聞き、そこをほめてあげます。

 私たちは誰でも、「ここをほめてほしい」と思っている、いわば「賞賛のツボ」があります。 

 そのツボを押されると、何とも快感なのです。

 ワークショップで、このワークをすると、みんな満面の笑み、大笑いになって、とても楽しい雰囲気になります。

 そして、ペア同士、参加者同士、みんな「認め合う」仲間になっていきます。

 このワークは、日常生活ではちょっと恥ずかしくてやりにくいかもしれませんが、親しい友達同士や恋人同士、家族同士で、あえてゲームとして、あるいは元気づけ合うためのわざとして、わざわざ、わざとらしくやれば、やってできないことはないでしょう。

 よかったら、ぜひ、やってみてください。

 それから、やはり、ワークショップに来て、ぜひ、グループの中で体験していただきたいと思います。

 これは、参加者の多くが「1度体験すると癖になる」というくらい人気のあるワークの1つです。

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