東京講座のお知らせ

2016年07月26日 | 仏教・宗教

 東京土曜講座 「アドラーと唯識を融合的に学ぶ」

 ここ数年「アドラー心理学ブーム」が続いています。当研究所主幹も早い時期からアドラーを評価し、紹介してきましたが、今回は、アドラー心理学と仏教の比較にとどまらず、両者の接点を明らかにし、さらに生産的な融合・統合を試みる講座を設定しました。
 人間はだれでも無力な赤ん坊としてスタートするため、劣等感を抱えがちで、それを克服し力強く生きたいという強い「優越性への意志」(成長衝動)を持っています。アドラー心理学はその気持ちをまっすぐに伸ばして、自分もまわりの人も幸せにでき、社会に貢献できる「共同体感覚」豊かな自我を確立する理論と方法としてきわめてすぐれたものです。
 それに対し、唯識は人間の成長段階としてその先の自己超越を目指す理論と方法です。
 両者の融合的な学びによって、人間成長の全サイクルを視野に入れた自己成長・生涯学習の展望が得られるでしょう。
 上期、高松での学びを、下期、首都圏のみなさんともシェアしたいと思います。

 8月20日、9月17日、10月22日、11月26日、12月17日 計5回

 講師:研究所主幹・岡野守也 
 テキスト:岡野守也『仏教とアドラー心理学』(佼成出版社)
 時間:13時―17時
 講座会場:フォーラムミカサ・エコ(JR神田駅西口4分、内神田東誠ビル8F、千代田区内神田1―18―12)
 参加費(一回あたり):一般=7千円、会員=6千円、年金生活・非正規雇用・専業主婦の方=4千円、学生=2千円 (当日支払可)
定員:25名


 
 東京日曜講座「『正法眼蔵』を味わう」

 これまで研究所主幹は、道元『正法眼蔵』のかなりの数の巻の講読を行なってきましたが、まだ扱っていないものも多く残っています。
 今期は、時間の許す範囲で未講読の巻をいくつか取り上げたいと思っていますが、これまで以上に唯識心理学―コスモロジー的に現代化し深めた解釈を加えていくつもりです。ご期待ください。
 また、幸い会場に恵まれましたので、講義の前に短時間ですが、ご一緒に坐禅もしたいと思っています。そのため、初心者の方のために、初回は実際の坐禅の仕方の手ほどき、および道元・『正法眼蔵』のこれまでの学びのまとめと導入の講義を行ないます。

 8月21日、9月18日、10月23日、11月27日、12月18日 計5回

 講師:研究所主幹・岡野守也
 テキスト:随時配布します。 
時間:13時―17時
 講座会場: 東京マインドルフルネスセンター(107-0052 東京都港区赤坂3-9-18 BIC赤坂ビル8F、東京メトロ赤坂見附駅前徒歩1分、http://www.tokyo-mindfulness-center.jp/modules/access/index.php?content_id=1)
 参加費(一回あたり):一般=7千円、会員=6千円、年金生活・非正規雇用・専業主婦の方=4千円、学生=2千円 (当日支払可)
 定員:25名

● 申し込みは、氏名、住所、性別、連絡用の電話番号、メールアドレスを明記して
  サングラハ教育・心理研究所宛 ファックス:087-899-8178
  または メール:okano@smgrh.gr.jp へ。

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高松講座のお知らせ

2016年07月26日 | 心の教育

 高松水曜講座「ゼロからはじめる仏教入門 続――日本の心と仏教」

 4月からの講座の延長・続編です。
 どのような歴史的なプロセスを経て仏教が日本人の心を育んできたかを学びます。
 理解が進むにつれて、仏教が伝わったこと、仏教が伝わった日本に生きていることの意味がわかってきて、日本人であることに正当で適切な誇りをもつことができるようになるでしょう。

 8月3日、17日 計2回

 講師:研究所主幹・岡野守也
 テキスト:随時配布します。 
 時間:19時半―21時10分 
 会場:サンポートホール会議室
    7月20日(66会議室)、8月3日、17日(67会議室)
 参加費(一回あたり):一般=2500円、年金生活・非正規雇用・専業主婦の方=2000円、 学生=1000円 (当日可)
 定員:30名


 高松水曜講座「大乗仏教とは何か――『般若心経』と『摩訶般若心髄経』から学ぶ」

 まず、お経のなかでももっとも有名でありながら実は中身はよく理解されているとは言えない『般若心経』の意味をしっかりと理解し、さらにそれに足りないところを補うべく新たに編集された『摩訶般若心髄経』を学ぶことによって、大乗仏教が私たちにもっとも伝えたかったこと・智慧と慈悲とは何かを学び・受け取っていく試みです。
 前回の「ゼロからはじめる仏教入門」はこれまでの日本にとって仏教がどういう役割・意味をもっていたのかを明らかにする試みであり、今回の講座はこれからの日本と世界にとって仏教がどういう役割・意味をもちうるかを把握する試みだと言ってもいいでしょう。

 9月7日、28日、10月5日、19日、11月2日、16日、12月7日 計7回

 講師:研究所主幹・岡野守也
 テキスト:随時配布します。
 時間:19時半―21時10分 
会 場:サンポートホール会議室
    9月7日、28日(67会議室)、10月5日(66会議室)、19日(67会議室)、11月2日、16日(52会議室)、12月7日(67会議室)
 参加費(一回あたり):一般=2500円、年金生活・非正規雇用・専業主婦の方=2000円、学生=1000円 (当日可)
 定員:30名


 高松日曜講座「自己実現の心理学――マズローとフランクルから学ぶ」

 当研究所は、これまでも一貫して、人間の心理的成長の全サイクル、すなわち自我以前―自我確立―自己実現―自己超越にわたって、自己成長のヒントやツールになるような理論と方法をお伝えしてきました。今回は、自己実現レベルに焦点を当て、人間性心理学と「自己実現」理論の創始者マズローと、ナチスドイツの収容所を生き延びたことで知られる実存心理学・ロゴセラピーの創始者フランクルについて学んでいきます。

 8月7日、9月4日、10月2日、11且6日、12月11日 計5回

 講師:研究所主幹・岡野守也
 テキスト:岡野守也『トランスパーソナル心理学』(青土社)
 時間:13時半―16時半
 会場:8月7日(サンポートホール高松65会議室)、9月4日(レクザムホール第一会議室)、10月2日(サンポートホール55会議室)、11月6日(高松市生涯学習センター会議室)、12月11日(同じ)
 参加費(一回あたり):一般=2500円、年金生活・非正規雇用・専業主婦の方=2000円、学生=1000円(当日可)
 定員:25名

 ●申し込みは、氏名、住所、性別、連絡用の電話番号、メールアドレスを明記して
  サングラハ教育・心理研究所宛 ファックス:087-899-8178
  または メール:okano@smgrh.gr.jp へ。




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参院選の結果について思うこと

2016年07月11日 | 持続可能な社会

 今回の参院選の結果は、きわめて残念なものでした。

 それは、これで当面数年間日本の進む方向が、私の願っている「エコロジカルに持続可能な福祉国家」からも、「持続可能な福祉国家」からさえもいっそう遠ざかることになる、と思われるからです。

 しかし、エコロジカルに持続可能な国家からエコロジカルに持続可能な人類社会という方向は、私の学びえたデータと理論を元にできるだけ統合的に検討してみて、全地球的文明崩壊を避けるため・生き残るための唯一の道だと考えられるので、今後も「バタフライ効果」を期待しながら、方向提示・提案の発言を続けていきたいと思っています。
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