成立した法は廃止することもできる

2015年09月19日 | 持続可能な社会

 期待にまったく反して、しかし予想どおり、安保関連法案が成立してしまいました。

 これは、放置しておけば、近未来、日本の大きな不幸を招くだろうと深く深く憂慮しています。

 しかし、幸い国民にとっての勝負はまだこれからで、問題はまず来年夏の参議院選挙です。

 「REUTERS ロイター」9月17日のHPの「安保「与党暴走にブレーキを」」という記事、そのとおりだと思います。 

 「柳沢協二元官房副長官補は17日、共同通信社で開かれた放送協議会運営委員会で講演し、安全保障関連法案について「巨大与党の暴走のブレーキ役として、来年夏の参院選で(野党が参院で多数を占める)『ねじれ国会』をつくるべきだ」と主張した。
 同時に「戦争法案かどうかという議論があるが、市民感覚で捉えれば、自衛隊は立派に戦争するようになる」と強調。「これまで自衛隊は海外で1人も人を殺していない。そういう日本の『ブランド』を壊すことになる」と述べ、法案の問題点を重ねて指摘した。」


 与党の暴走に本格的なブレーキをかけることができるは、国会、衆参両院の反対政党のみです。

 そこで、筆者自身、現状は支持政党なしですが、2014年12月の衆院選挙の時書いたとおり、次回も「戦略的投票」をして、「戦略的政権交代」への流れを作りたいと思っています。

 多数決原理の議会制民主主義の国では、多数の議席を獲得した政党であれば、法律を成立させることもでき、廃止することもできます。

 手遅れになる(議会制民主主義が機能しなくなる)前に、ぜひブレーキをかけたいものです。

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またしても強行採決、しかしまだこれから

2015年09月17日 | 持続可能な社会

 昨日から、安保関連法案参議院特別委員会のNHKのテレビ報道をずっと見ていました。

 NHKへの言論統制が疑われており、私もそれはあるなと感じていましたが、今回はさすがに国会のまわりのそうとう大規模のデモについては一定程度報道されていました。

 全国規模の抗議行動のことは、ほとんど報道されていないようですが。

 強行採決について、筆者は、政府・与党の予めのシナリオであり、まさに強行するだろうと思っていましたが、予想どおりでした。

 これから、参議院本会議での強行採決も行なわれることが、かなり確実に予想できます。

 それはもちろん当面とても残念なことですが、議会制民主主義が生きている間なら、国民の多数――といっても最近の投票率を見ていると実際には3分の1強でいける――の具体的な意思表明・特に選挙行動があれば方向転換は可能でなのですから、勝負はまだこれからです。

 心ある国民・市民と心ある政治的リーダーがあきらめさえしなければ、まだまだこれからです。

 今回ようやく、政治的に無関心と言われていた若い世代もかなり動き始めたこと、60年安保、70年安保を経験した世代も諦めと休眠から少し覚め始めたことに、希望の芽を見ることができると思います。

 ただ、参議院での強行採決後、60年、70年の時のように、いったん盛り上がった市民運動が敗北感で萎れてしまうことも懸念されますから、その希望の芽をどうふくらませていくかが課題です。

 60年、70年の社会変革を目指した運動の最大の問題点は、アメリカ型資本主義・自由主義に替わるモデルとして、ソ連型社会主義やそれへの代案のない単なる批判としての新左翼的社会主義モデルしか提示できなかったことだ、と筆者は考えています。

 希望の芽をふくらませるには、希望ある未来の理念とイメージとそこに向けた的確な戦略・戦術が必要です。

 今回もますます、経済(市場経済の容認・活用)・政治(代議制民主主義)・言論はできるだけ自由に、分配・福祉はできるだけ平等に、そして環境への十分な配慮を、という北欧型社会民主主義モデルが、これからの選択肢だろう、これしかなさそうだが……という思いを強くしています。

 手遅れになる前に、希望の芽が若木になり、やがて大木になることを祈らずにはいられません。

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またしても記録的豪雨

2015年09月11日 | 持続可能な社会

 猛暑が急に終わったかと思うと、秋雨前線に台風、そしてまたしても記録的豪雨です。

 被害を受けられた方々に、心からお見舞いを申し上げます。

 また、亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。

 あちこちで「記録的…」つまりこれまで体験したことのないような被害が続いていて、他人事とは思えません。明日は我が身なのではないか、と心配です。

 香川は今日は久しぶりの快晴で、庭の萩の花はみごとな満開だったのですが、気持ちはあまり晴れませんでした。

 今回の豪雨―洪水にももちろん心が痛むのですが、これは気候変動の急速な進行の一つの現われだと思われて、これで終わりではないだろうな、と深い憂慮を感じるのです。

 2010年に書いた記事を以下、再度掲載します。


           *           *

 007年4月、IPCC(気候変動に関する政府間パネル)が、

 2020年代(気温上昇幅 0.5~1.2度程度)

 ・ 数億人が水不足による被害にさらされる

 ・ サンゴ礁の白化現象が広がる

 ・ 生き物の生息域が変化し、森林火災の危険性が増す

 ・ 洪水と暴風雨の被害が増える

 ・ 栄養不足、下痢、呼吸器疾患、感染症による負担が増える

 ・ 熱波、洪水、干ばつにより病気になったり、死亡したりする確率が増える

 ・ 感染症を媒介する生物の分布が変わる

 ・ 北米では、河川の流量が減り、現在のような水需要は満たせなくなる

という近未来予測と警告を公表していました。

 これらの予測は、すでに顕著に予測以上のスピードで現実化していると見えます。

          *          *

 ぜひ、対症療法的な対処だけでなく、根本療法的なアプローチを、多くの方々と共有したいと強く願っています。

 持続可能性に関する、関連記事をお読みいただき、率直なご意見をいただけると幸いです。

 「持続可能な社会の条件」

 「持続可能な社会とスウェーデン・モデル」

 「環境問題と心の成長」
 
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講座予定のお知らせ

2015年09月09日 | 広報

  サングラハ教育・心理研究所 2015年10月以降の講座日程


 現代日本では大変な精神性・倫理性の崩壊が進行していると思われます。


 そうしたなか、東京の仏教講座では、かつて日本人の精神性・倫理性を支えてきた「神仏儒習合」の中核にあった大乗仏教の、さらに中核にある菩薩という人間像をしっかりと把握することを目的に、3月から『摩訶般若波羅蜜経』の学びを始めました。
 8月までで区切りをつけるつもりでしたが、学べば学ぶほど内容が深く豊かなので、さらにみなさんと共有したくなり、9月〜12月まで延長しました。

 心理学は、引き続き定番のコスモス・セラピーです。これもまた、心理学と現代科学と仏教のエッセンスの融合による精神性の再確立を目指したプログラムです。

 高松講座は、ストレスの多い時代を生き抜く知恵としての論理療法を4月から7月まで学び、8月以降はその発展編として、唯識と論理療法を融合的に学んでいきます。

 みなさんのご参加をお待ちしています。


  東京集中講座

 土曜講座「大乗の菩薩とは何か―『摩訶般若波羅蜜経』の要点を学ぶ 続」
 日曜講座「コスモス・セラピー トレーニングコース 続」

 以下、10月以降の日程です。

10月17日(土)フォーラムミカサ・エコ8F
10月18日(日)   〃
11月28日(土)浜離宮恩賜庭園芳梅亭
11月29日(日)浜離宮恩賜庭園芳梅亭
12月20日(日)フォーラムミカサ・エコ

講師:研究所主幹・岡野守也 時間:各午後13時―17時(11月28・29日は10時半―15時半) 参加費(1回あたり):一般=7千円、会員=6千円、年金生活・非正規雇用・専業主婦の方=4千円、学生=2千円 会場:【フォーラムミカサ・エコ】JR神田駅西口4分、内神田東誠ビル8F、千代田区内神田1―18―12 ●11月のみ浜離宮恩賜庭園


  高松集中講座

 テーマ「唯識と論理療法を融合的に学ぶ」

10月11日(日)あなぶきホール第一会議室
11月15日(日)    〃
12月6日(日)高松市生涯学習センター

講師:研究所主幹・岡野守也 時間:13時半―16時半 会場:アルファあなぶきホールまたは高松市生涯学習センター 参加費(1回あたり):一般=2千5百円、年金・非正規雇用・専業主婦の方=2千円、学生=1千円(当日可) 定員:30名


 2016年前半の日程のお知らせ

 最近、会場の予約の競争がきびしくなっているため、今回は早々に来年前半の日程を決めました。予定に入れておいていただけると幸いです。

 東京集中講座(従来通り、土曜日は仏教、日曜日は心理学の講座です。) 
(会場は基本的にフォーラムミカサ・エコですが、場合によって変更することがあります。変更がある場合は、なるべく早めにお知らせします。)

 1月23日(土)、24日(日)
 2月はお休み
 3月19日(土)、20日(日)
 4月23日(土)、24日(日)
 5月21日(土)、22日(日)
 6月25日(土)、26日(日)
 7月23日(土)、24日(日)

 高松集中講座
(1〜3月の会場は、アルファあなぶきホール第一会議室で確定、以後は未定。会場、日程とも変更の可能性があります。変更がある場合は、なるべく早めにお知らせします。)

 1月10日(日) 
 2月21日(日)
 3月6日(日)
 4月10日(日)
 5月8日(日)
 6月12日(日)
 7月10日(日)
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三度目の秋

2015年09月07日 | 日々の暮らし


 滝宮に来て三度目の秋になりました。

 最初の秋に買った小さなダルマハギの苗が、一年で大きく育って、去年の秋もみごとな花盛りを見せてくれましたが、今年も今7、8分咲きといった感じで、数日で去年以上の満開になりそうです。

 けっして派手すぎることはないのに華やかで、しかも可憐な感じがとても気に入っています。

 これからしばらく、庭に出る度に、秋の風情を楽しませてくれるでしょう。

 ……と書くと、ひたすらのどかに暮らしているかのようですが、実はここのところ主な仕事としては『サングラハ』に掲載した『金剛般若経』全文講義の推敲をしていて、読み直す度に直したくなってなかなか進まず、そういう意味では苦しんでいます。

 東京での講義のための『摩訶般若波羅蜜経』の学びも続いていて、般若経典は学べば学ぶほど深く、ここまでわかればもうこれで決定稿が書ける、というふうにならないのです。

 この状態はいつまで続くのでしょう。

 しかし、自分としてはちゃんとまとめておきたいので、これでひとまず終わりと思えるところまで、やるしかなさそうです。


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