NHKスペシャル・新シリーズ「巨大災害1」を見ました

2014年08月30日 | 持続可能な社会

 今、「第1集 異常気象 "暴走"する大気と海の大循環』」を見終わったところです。

 知っていたことと知らなかったことを含めて、やはり事態は予想より早く深刻化しつつあるのだと実感しました。

 NHKに対する感想が3つ。

 よくここまで調べて報道してくれている、さすがNHK,という感想。

 なぜ、こういうシビアな番組にいつもお笑いタレント(今回はタモリ)を起用するのか、という否定的疑問。

 CO₂の削減は、もはやできるできないの議論をしている場合ではなく、人類が生き延びるためには、ねばならないという話なのだ、という強いメッセージがないのは、なぜか、という、これまた否定的な疑問。

 たぶん再放送があると思いますので、見なかった方はぜひ見ていただいて、危機感を共有することができれば、と思います。

 
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私がSNSに消極的なわけ

2014年08月30日 | 日々の暮らし

 私は、幼いころから聖書(のプロテスタント的解釈)を学ぶ機会を与えられたため、早くから人生の有限性ということへの強い自覚がありました。

 自分に与えられた有限の時を、意味のないこと、意味の少ないことに費やさず、より重要な、さらにはもっとも重要なことをする機会にすべきだという教えです。

 それに加えて、個人的な性向としてはもともと、あまり広くない範囲の人と直接の親密な深いコミュニケーションをするのが好きでした。そういう意味で、みなさんがもってくださる印象と異なり、必ずしも非常に社交的な人間というのではありませんでした。

 しかし、ある種のメッセージ発信をするという立場上、かなり広い範囲の方々と交流しなければなりませんでしたし、これまである程度はしてきました。このブログもその一環です。

 私の伝えたいメッセージを、改めてきわめて簡略にまとめて言えば、「現代は人類史に例がないくらい大きな危機の時代であり、その危機は、個人としても社会としても内面と外面の根本的な変革なしには克服することはできない。しかし、幸いにして変革と克服の可能性・筋道はある」ということです。

 学生時代以来50年近く、危機の本質を明らかにすること、変革と克服の可能性・筋道を明らかにすること、明らかにしえた範囲でメッセージを発信することに、大げさなようですが私の人生の持ち時間の主な部分を費やしてきた、というのが自分の思いです。

 しかし、課題が深く大きすぎて、いくら時間があっても足りない、という思いを持ち続けてきました。

 そのために、自分の課題にとって本質的なこと以外にできるだけ時間を使いたくなくて、浅くなりがちな広い人付き合いは必要最小限にとどめてきました。ですから、「付き合いの悪いやつ」と思われて当然ですね。

 発信に関しても、伝えたいメッセージを発信することに集中してきましたから、「自分の言いたいことだけ言って、人の話を聞かないやつ」というふうにも思われているのかもしれませんが、それもある程度は覚悟の上です。

 しかし、社会的発言を始めて以来、私のメッセージには――本人としては本質的な「社会的価値」があると思っているにもかかわらず――当面「社会的需要」があまりないらしく、期待したような質・量の反応を得てきませんでした。

 特に大震災の後、原発―放射能からの避難という意味もあって、首都圏を離れて半引退・田舎暮らしをすると決めた時点で、当面社会的需要の少ないことに時間を費やしすぎるよりは、自分が個人としてやり残したこと・できることを成し遂げることに集中したほうがいい、と考えました。

 人生の時として言えば、広げる時ではなくまとめに入る時だと感じています。

 とはいえ、届いても届かなくても――期待したような質・量の反応があってもなくても――メッセージを発信するのは自分のカルマのようなものですから、ある程度は続けていきますので、それにも時間が必要です。

 ……等々というわけで、確かに広がるかもしれないけれど、深くは届かないのではないかと思われ、しかもそれなりに時間を取られそうなSNSに対して、私は消極的なのです(もちろん、まだ広げる時にあるみなさんにとっての有効性はあると思いますから、SNSそのものを否定するわけではありません)。

 以上、最近、いろいろなかたちのSNSに誘ってくださる方が何人もおられるので、このブログでまとめて説明責任を果たさせていただこうと思った次第です。

 どうぞ、ご海容(海のような広い心で受容すること)ください。私のこれまでの仕事を知って誘ってくださるみなさんなら、きっとわかっていただけると信じています。

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「持続可能な国づくりの条件」の連載開始

2014年08月29日 | 持続可能な社会

 ここのところの記録的豪雨で被災された方々に心からお見舞い申し上げます。亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。

 個人的な事情や心情のため、こちらのブログも「持続可能な国づくりを考える会」のブログも、長らく記事を書いていなかったのですが、ここのところの異常気象・気候変動の急速な進行を見ていて、どのくらいの質量で共感・合意を得られるかは置いて、ともかく言うべき・言える基本的なことを言うだけでも言っておこうという気になってきました。

 そこで、かつて行なった「持続可能な国づくりの条件――――四象限で読み解くスウェーデン・ブータンモデル」の文字起こし原稿を増補・修正した記事を「持続可能な国づくりを考える会」のブログに連載することにしました。

 一年以上前に行なったものですが、内容は今でも、というより今こそ、そのままお伝えしたいものです。

 ぜひ、読んでみてください。そして、コメントをお寄せください。
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高松集中講座第10回 案内

2014年08月16日 | コスモロジー

 昨年から始めた高松集中講座もすでに第10回を迎えます。

 今回は、後半期のシリーズ第1回目のコスモロジー教育入門です。

 次世代に伝えるべき世界観・価値観の基礎になるものは何か、きっとヒントになると思います。




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グリーン・カーテンの収穫

2014年08月16日 | 日々の暮らし


 西側の窓の日射しが強いので、今年はゴーヤと四角マメのグリーン・カーテンを作ってみました。

 植えた後で、グリーン・カーテン用のゴーヤは実が小さくてあまり生らないという話を聞いて、ダメかなと思っていましたが、それでも今までのところそこそこの大きさのが計8個ばかり生りました。

 上の画像は、我が家の初物のゴーヤです。

 下のプチ・トマトも初物です。



 かなり前に収穫―撮影したのですが、掲載が遅くなりました。

 プチ・トマトは毎日のようにカゴいっぱい収穫していますが、そろそろ終わりに近づいているようです。

 もう、立秋、お盆も過ぎました。

 夜は虫が鳴いて、暑い中にも少し秋の気配がしてきました。

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2014年後半期講座予定

2014年08月11日 | 広報

 高松集中講座


 今年2月から開始した高松集中講座は、熱心な参加者を得て心理学と仏教のプログラムを交互に行なってきました。
 この秋、心理学は、引き続きコスモロジー教育=コスモス・セラピーのプログラムを組みました。
 仏教は、唯識‐仏教と心理学と現代科学の統合を目指す、当研究所独自のプログラム「唯識心理学」の学びを深めていきます。
 持続的参加のみなさん、新しく学びたいと思ってくださるみなさん、後半期のスケジュール表に入れておいてください。

*原則シリーズですが、場合により途中参加や単発受講も受け付けます。

 8月31日(日)
 「宇宙と私の大きな物語―コスモロジー教育入門①」

 9月28日(日)
 「唯識心理学を学ぶ①」

 10月19日(日)
 「生きる自信を育む―コスモロジー教育入門②」

 11月30日(日)
 「唯識心理学を学ぶ②」

 12月21日(日)
 「つながりに気づく・つながりを築く―コスモロジー教育入門③」

 2015年 1月11日(日)
 「唯識心理学を学ぶ③」

 講師:研究所主幹・岡野守也
 時間:13時半―16時半
 会場:アルファあなぶきホール(香川県県民ホール)五階第一会議室(11月、1月は第二会議室)(JR高松駅徒歩8分、琴電高松築港駅徒歩8分、電話087‐823‐3131、高松市玉藻町9-10)
 参加費:一般2千5百円、年金・非正規雇用・専業主婦の方2千円、学生1千円(当日いただきます)
 定員:30名

 では、高松―香川―四国―西日本のみなさん、秋からまたご一緒に学んでいきましょう。


 東京集中講座

 おかげさまですっかり定着した東京集中講座の3回目のシリーズです。
 土曜日の仏教については、しばらく唯識に集中していましたが、久しぶりに道元『正法眼蔵』のまだ講義してない巻を取り上げることにしました。初心の方のために九月の第一回目は入門的講義を行ないます。
 日曜日の心理学については、今秋もやはりサングラハでしか学べないコスモス・セラピーを、インストラクター養成の要素を多めに、しかし初心の方も参加していただけるかたちで学んでいきます。

 *原則シリーズですが、場合により途中参加や単発受講も受け付けます。

 9月20日(土)
 「正法眼蔵入門」

 「『正法眼蔵』を読む」(非限定連続講座)
 10月25日(土)
 11月8日(土)
 1月24日(土)

 12月13日(土)
 特別講座「坐禅入門」駒込・六義園心泉亭

 「コスモス・セラピー グレードアップ・コース」全5回
 ①9月21日(日)
 ②10月26日(日)
 ③11月9日(日)
 ④12月14日(日)
 ⑤1月25日(日)

 *2月は冬休み

 講師:研究所主幹・岡野守也
 時間:13時―15時、12月のみ10時半―15時半
 会場:フォーラムミカサ・エコ(JR神田駅西口四分、内神田東誠ビル8Fまたは7F、千代田区内神田1‐18‐12)
 *12月のみ駒込・六義園心泉亭(JR駒込駅徒歩6分)
 参加費(一回あたり):一般7千円、会員6千円、年金生活・非正規雇用の方・専業
主婦4千円、学生2千円
 定員:それぞれ23名

 では、首都圏-東日本のみなさん、後半期もご一緒に学びを深めていきましょう。


 ◎講座申込方法(東京・高松共通)

 氏名、住所、年齢、性別、連絡先(電話、メール等)を明記、研究所あて、
 FAX087‐899‐8178、E-mail:okano@smgrh.gr.jp へ。
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『サングラハ』第136号が出ました!

2014年08月10日 | 広報

 台風11号で被害に遭われた方々に心からお見舞い申し上げます。

 あちこちで記録的な降雨量ですが、これは、気候変動・温暖化の現われだと思われますから、今回だけで済まないだろうと予測されて、これからの日本はどうなるのだろうと非常に憂慮しています。

 他の課題も課題ですが、中でも持続可能な日本、持続可能な地球に向けた本格的な取り組みが切望されます。

 そうした台風の四国上陸直前に、『サングラハ』第136号が出来上がって届き、雨風のさなか、発送作業を終え、会員のみなさんには、本日午後、発送申し上げました。

 前号、本号と、予定より遅れ、お待たせして申し訳ありませんでした。

 メール便の会社によれば、道路事情で、届くのはふだんより少し遅れるかもしれないとのことでしたので、もうしばらくお待ちください。






 なお、研究所-主幹の住所は、テレビの天気図だと、台風11号の直撃を受けたように見えるので、大変心配してくださった関係者がたくさんおられましたが、幸い、大きな影響はなく、無事だったことをご報告しておきます。

 とはいえ、昨夜はかなりすごい風の音で、なかなか眠れませんでしたし、朝、庭に出て見ると、この春植えたばかりのハナミズキの木やプチ・トマト、コスモスなどなどが、傾いたり倒されたりしていて、自然のことでやむをえないとはいえ、少しくやしいことでした。

 それに対し、グリーン・カーテンのゴーヤと四角豆は、葉っぱが一晩中風に吹きあおられてかなりくしゃくしゃになったのもありましたが、全体としてはなんとか無事だったのは、うれしいことでした。

 香川県、中でもここ滝宮は、南側に讃岐山脈が連なっていて、太平洋からの雨や風の防壁のようになってくれるため、「これまでも台風、大雨などの被害はほとんどない、穏やかでいいところですよ」と近所の方にうかがっていましたが、前回の大雨も今回も被害はほとんどありませんでした。

 今回の11号の中心も讃岐山脈のちょうど向こう側を抜けていったらしく(なので天気図だと直撃されたように見えるわけです)、山に守られているというのは有難いことです。


 ここのところ記事の更新を怠っていましたが、滝宮の生活のお知らせも含め、また少しずつ書き始めたいと思っていますので、時々のぞいてみてください。

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