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【読書メモ】2011年7月 ② 小説

2019-10-23 11:12:26 | 【読書メモ】2011年
<読書メモ 2011年7月 ②>
カッコ内は、2019年現在の補足コメントです。
仕事を休んでいて時間があったので、
学生時代の愛機PowerBookG4から
卒論修論のデータサルベージとかもやってました。
ベクターワークスのファイルとか、開けなくて困った…。
あと図面をイラレで描いてたのは、我ながらクレイジーだと思った。


『メルカトル』長野まゆみ
珍しくストーリーがあった。

(不思議な地図が導く、ふんわりした冒険物語。
 なんとなく似た雰囲気を持つ『カルトローレ』
 不思議を不思議のままにするお話しなので、
 こちらは一層、構成されてるなって印象になります。
 それはさておき、『カルトローレ』同様、
 架空の街の「暮らし」ディテールが魅力的!で素晴らしいです。
 ミロナに住みたい)


『ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士』スティーグ・ラーソン
2よりはおもしろかった。が、1が一番良かった。
リスベットをこんなに引っ張らなくても。
あとスウェーデンはこんな男尊女卑の男ばかりなのか。

(『ミレニアム2』と同様で、
「スウェーデン怖い」という感想しか記憶に残ってないな…。
 一応、1と2で積み残した悪者を一掃してスッキリできる内容、
 らしいのですが、まあ、記憶に残ってないからわからないな…)


『燃えよ剣』司馬遼太郎
やっぱり近藤勇は何も考えていない人だと思う。
新撰組って、なんでこんなに有名になったんだろ。
多摩のヤンキー集団なのに…。
と思ってたけど、やっぱり司馬遼がすごい。
最後は号泣した。なぜかわからんが。

(司馬遼太郎を薦めてくる友人知人がちょこちょこいますが
 男性は『竜馬がゆく』派と『燃えよ剣』派が多い気がします
 そうでもないですかね?
 余談ですが、沖田総司は美少年ってのが定説になったのは
 『燃えよ剣』の天真爛漫な描写が発端ではないかと思う)


『動機』横山秀夫
男の矜持とか、情けない葛藤とか、プライドとか、
とにかくオッサン臭ふんぷんの心情を書かせたら右に出る者はいない
という人。いいと思います。あまりわかんないけど。
『逆転の夏』は構成がおもしろかったな。
『動機』は、ヒントが出た時点で筋が見えた。

(当時はオッサンの気もちがわからなかった私ですが、
 8年後である現在、オッサンに対し共感しかない、オッサン全力応援しちゃう
 見事なオッサン側の人間に成長するわけです。
 ちなみに『動機』は<D県警シリーズ>の2作目。
 働くオジサン応援小説である『64』はシリーズ4作目の長編)

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