思惟石

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【読書メモ】2011年9月 ①

2019-11-06 14:25:59 | 【読書メモ】2011年
<読書メモ 2011年9月 ①>
カッコ内は、2019年現在の補足コメントです。


『プリズンホテル 夏』浅田次郎
(メモなし。
 春夏秋冬で4冊出ているシリーズモノですが、
 この「夏」が第一巻です。間違えないで!!!
 舞台はヤクザが経営する山奥の通称「プリズンホテル」。
 主人公である性格破綻者の任侠小説家・木戸孝之介の周囲にいる
 様々な人の、人生ドラマ。
 コミカルな一面と、「生きる」ということの細やかさ。
 浅田次郎はホントに上手いですよねえ。
 氏の作品はシリアスなヤツもいろいろ読みましたが、
 この<プリズンホテル>シリーズが一番良いと思う。
 私はこれが一番好きだ)


『シューマンの指』奥泉光
おもしろかった。
バルサンを焚いている間に一気に読んだ。

(当時住んでいた駒込の借家、ホントよく出た、Gが。
 台地の割に水はけが良くない、湿気っぽい感じの土地だったんですよね。
 不思議な家だったな…。
 あ、『シューマンの指』はめちゃくちゃおもしろいですよ!
 奥泉作品の中では個人的1位です)


『なんとなくな日々』川上弘美
(メモなし。
 エッセイ集。
 日常の細やかな部分が多い、ゆるい感じの短いエッセイ。
 ふたりの子どものこと(当時はまだ小学生くらい)も出る。
 食べものやお酒、季節のことも、いつも通りたくさん出る。
 2001年初版だから、書かれたのはそれよりちょっと前かな。
 『ゆっくりさよらなをとなえる』
 も3ページ程度の短いエッセイが多く、初版が2001年。
 このころ、あちこちからエッセイのオファーがあったんですかね。
 それは大変そうだな…)


『建築探偵日記』藤森照信
(メモなし。
 <建築探偵>藤森照信先生の本
 ちなみに絶版やら新版やら、さらなる絶版やらが多く、
 おまけに私の手元にほとんど残ってないという(管理不足)。
 踏んだり蹴ったりである。
 いや、自業自得ですけど。
 こんなにあれもこれも入手困難なるとは…。とほほ。
 オリジナルは『建築探偵日記 東京物語』(1993年・王国社)で、
 その後に『完本・建築探偵日記 東京おんりい・いえすたでい』が
 増補新版として王国社から再び1999年に出ています。
 私はどっちを読んだんでしょうね…。後者かな…)


『ああ娘』西原理恵子+父さん母さんズ
(メモなし。
 世の中の父さん母さんから寄せられた娘エピソード(どれもおもしろい)に
 サイバラ漫画が挿入されている感じです。
 女子って、生まれた瞬間から女子なんだよなあ…。
 親としてのあるあるはわからないけど、
 そんな私でも笑えて震えてほっこりできました)

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