思惟石

懈怠石のパスワード忘れたので改めて開設しました。

朝の電車の眼福

2015-06-30 13:46:44 | 日記
眠いなあ仕事だるいなあと思いつつ
「桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活」
を朝の通勤電車で読んでいたところ、
中規模駅での入れ替わりのタイミングで
隣に男女がすわりました。
男性は30代会社員という感じ。
女性は20才そこそこという感じ。

というか、
個人情報だだもれのウカツな会話をするものだから、
たった二駅の間に大量の情報が。

男は会社員(予想通り)。
もともとホテルマンだったが、
いろいろな仕事を経て会社員。
女は○○大学4年生。
中高一貫校出身(育ちがよさそうである)。
国際経営学科。
卒業後は就職をせず一年間の留学予定。

ふたりは、昨夜開催された
ベンチャー系の社会人と学生が集まる
就職系イベントで出会った模様。

ということは、今朝まで一緒にいたということですかね。
めちゃくちゃ熱心な学生の集まりで、オールの勉強会だったのかな。
ははは。

ちなみに昨夜は月曜である。熱心だな。ははは。

別れ際に「これ、俺の名刺」と言って差し出されたのは
私と同じ会社のものでした。
ははは。

名前、覚えた。
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若いうちに読んでおくべき本があるという話し。

2015-06-17 11:59:00 | 日記
私は本を読み始めるのがだいぶ遅かったようです。
ふとした瞬間に、残念に思います。

なにしろ、読書といえる読書をするようになったのは
大学生になって一人暮らしを始めてから。
うむ、遅いな。

恩田陸の「夜のピクニック」で
高校生の男の子がナルニア国物語を読んで
「しまった」と思ったという描写があるんですよ。

 もっと小さいときに読んでおきたかった、
 そしたら人生の中でもっと大切な本になっていただろうに

って。
まったくもってその通りっ!!
激しく同意です。
うなずいたところで私の読書体験が修正されるわけではないが。

なにしろ、「宝島」や「ゲド戦記」を読んだのが20代後半です。
フレッシュな感性ゼロ。
なんかピンとこなかったのは本当にもったいないと思いました。
ゲドに至っては、途中で読むのやめてしまったし。
「ナルニア国物語」や「赤毛のアン」や「若草物語」などは
今更読んでもなあ…と諦めてトライすらしてないですし。
あ、でも「はてしない物語」は読んでたんだ!
あと「クレヨン王国の十二か月」も読んだ!!
読んでおいてよかった!!
ナイス小学生の私!

そもそも「夜のピクニック」も
高校生くらいで読んでおきたい本ですが。
読んだころはすでにして20代。
青春はるか彼方。
遅い。

ちなみに大学生になるまで何を読んでたかというと
ジャンプ読んでました。
作者あとがきや漫画横の柱まで読み込んでましたよ毎週。
だったら本読めよと、過去につっこみたい。
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妖怪アパート

2015-06-12 12:55:39 | 日記
「妖怪アパートの幽雅な日常」を読みました。
もうね、ボッシュったら、女を見る目無いんですよ。
あ、妖怪アパートではなく、4月からずっと読んでいる
ハリー・ボッシュシリーズのことです。
元FBIもないが、あの左遷FBIはもっとないぞボッシュよ。
あの新米警官もないけどね!
ホント女見る目ないなお前!!!

という感じでストーリーに集中できなくなると
息抜きのために他の本を読みます。
5月は「高丘親王航海記」と「ウォッチ・メイカー(上下)」。
自分でも謎のセレクション。

で、息抜き妖怪アパートです。
児童文学というかラノベに分類されるらしいですね。
文庫の表紙がオシャな犬のイラストだったので気づきませんでした。
確かに文体とかセリフがちょっと軽いかなと感じましたけど、
当初の予想以上に考えさせてくれる内容で
大人にも良い本だと思います。

中盤で、2歳児を虐待死させた母親の幽霊が出てくるんですよ。
思考のかけらも残っていないモノ以下の存在なのですが
自分の子どものことだけは、たまに思い出すのです。
それは愛情ゆえではなく。憎悪のために思い出すのです。
子どもを生んだせいで自分は不幸になったんだっていう。
あの子さえいなければっていう。
ここまでの執着を持てるのはやはり母だからなのかと思うと、
一層おぞましくて、考えさせられます。

他にも、ちょっと「ワル」に憧れちゃう年頃の
クラスメイトの転落とか、結構リアルです。
しかも、さらっと、退学して終了なのな。
こども向けのお話しって登場人物すべてを救済するものかと
私ったら甘ちゃんなことを思っていたもので
あらシビア、などと新鮮な驚きを抱きました。
バカにしててすみません。

そんな感じで良い息抜きでした。

しかし児童文学って、なにかというと
主人公が孤児なのですね。
成長譚だからしょうがないのかな。

姪っ子がはまっていた児童文学シリーズで
小学生が旅館の女将をやるやつと(うろおぼえ)
魔法使いの学校にいくやつ(さらにうろおぼえ)
があって、どういうお話しなのか聞いたところ
どちらも両親がいないところが物語の起点でした。

なんだろ、なんか、微妙にへこむというか、
いや、別に親としての存在を否定されてるわけではないって
わかってるんですけど。
とにかく主人公が逆境に立たないと話し始まらないのも
わかってるんですけど。
ちょっとへこみました。
同時に、これは完全に親視点になってるな自分、と気づいて
歳を痛感しました。

さて、ボッシュが復職するよ。
もう変な女にひっかかるなよ!
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軽量化問題

2015-06-10 13:28:11 | 日記
体力が無さ過ぎて、読書がままならないのです。
情けないことに。

重いですよね、本。

通勤電車でジャンプとか読んでいる人を見ると
腕ぷるぷるしないのかなあ…と余計な心配するくらい
筋力ゼロです。
漫画も嫌いではないですが、
読み終わった本を持ち歩きたくないので
ひたすら文庫で小説を読みます。

が、たまに図書館で人気タイトルをゲットできると、
単行本であることが多かったりして。

重いよ!単行本!!

直近で「おもしろかったけど重かった」のは
「悪の教典」と「光圀伝」ですかね。

前者は途中から「バトルロワイヤル」になったので
「それ、もう読んだから!」と文句言いながら
だいぶ斜め読みになりましたが。
そういえば「新世界より」も
「重いよバカ!」と叫びながら読みました。
感想メモも『200ページにしてほしい』です。
貴志さんとは気が合わないようです。

「光圀伝」はですね、
困ったことにすごく良かったです!名作!!
なので、こちらはもう真剣に読むじゃないですか。
おかげで首と肩がバキバキになりました。
「天地明察」もむちゃくちゃ良かったよちくしょう!
やっぱり文句言いながら読みました。

あ、あと「空飛ぶタイヤ」も
良かったです重かったですこのやろう。

ぶ厚い本はどのみち文句言わないと読めないのです。

大学のころの同級生にカバンを持つのが嫌いな
男がいまして。
飲み会とかちょっとした外出は
ポケットに財布と文庫だけつっこんで来るのです。

で、読み終わったページを破いて捨ててくのです。

「なんで破るの!?」
と聞いたら、答えはシンプル。
「重いから」

軽量化!!

私も、買った本を愛でるたちではなく
邪魔だからとカバーを捨てたり(帯は100%捨てる)
濡れるのもかまわず風呂で読んだりするタイプの人間なのですが。

読んだ端から捨てるってすごい!!

体力ゼロの私ですが、さすがにそのような豪胆さはありません。
脳みそポンコツだから読み返すことも多いし。

「本、重いなあ…」というとき、よく彼のことを思い出します。
「山田くん、ジャンプはどうするんだろ。
やぶくの大変だろ…」
とどうでも良いことを思ったりもします。
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