四姉妹から四兄弟まで

四姉妹と言えばなんでしょう。
やはり筆頭は「若草物語」ですかね。
あとは「阿修羅のごとく」と「細雪」くらいでしょうか。
立て続けに読んだので、同じクラスの友人に
「いつも四姉妹もの読んでるよね？」と言われました。
その時に恒常的に読むほど四姉妹ものは無いと
気づいた次第です。
いや、恒常的に読みたいわけじゃないけど。

ちなみに四姉妹ものは金井美恵子にもあるらしい。
読まなきゃ。
いや、四姉妹が好きなわけじゃないけど。

三姉妹だともっといろいろ思いつくんですよね。
浅井三姉妹とかブロンテ三姉妹とかポッキー三姉妹とか。
プリンター三姉妹もいたな。
キャッツアイも三姉妹か。
友人や同僚など身近なところにもいますしね。
しかし小説は無いな。
ある気もするけど、三姉妹がメインではないような。
「流しのしたの骨」とか。弟いるけど。

四兄弟だともうまったく思いつかない。
北斗神拳？
三兄弟…
団子！
あとはお母さん育児大変だろうなあ、という感想ですかね。

先週末、久しぶりにあった友人は
ひとり目の男の子に加えて、昨年男子の双子を生み
一気に三兄弟の母となり息も絶え絶えなのですが、
「やっぱり女の子が欲しいからもうワントライするよ！」
と言っていて、
これはもう4兄弟フラグでしかないな、と思いました。

大宮といえば

関西なら森見と津村と言いましたが、
瀬尾まいこもいた！！

三人だと、なんか、おもしろトリオみたいだから
こうなったらもう一人加えて四天王ですかね
高村薫は嫌いじゃないけどちょっとアクが強いし
田辺聖子はついていけないから
思い切って谷崎純一郎とかもういっそ司馬遼太郎…。
いや、勝手に言ってるだけなので
二人だろうが三人だろうが四人だろうが
なんでもいいんですけどね。

などとどでもいいことをもにょもにょ考えていたら
また余計なことを思い出しました。

瀬尾まいこの「強運の持ち主」って
元OLの女性が駅前の小さなショッピングセンターで
占い師をやっている話しなのですが、
確か、所在地が、大宮と書かれていたと思うのです。

そして、こちらの方が記憶があやふやなのですが
津村記久子のなんらかの作品で
工場地帯にある倉庫の事務員をやっている女性の話しがあって、
舞台が大宮だった気がするのです。

私は関東生まれ関東育ちなので、
埼玉県大宮市だと勝手に思い込んでいたのですが
そういや、関西にも大宮ってあるんですよねー。

あれ？
も、もしかして、そっちの大宮かっ！！

と、天啓のように閃いたのです。

だから何だって話です。

カステラとパンケーキとミントジュレップ

ぐりとぐらを大人になって読み返して気づいたのですが、
彼らがつくった黄色いふわふわの美味しそうなアレは
カステラなのですね。
ずっとパンケーキかと思っていたよ…。

私はいわゆる「パンケーキ」を食べたことが無いので
（雪印のホットケーキミックスでつくる
いわゆる「ホットケーキ」なら年に一回くらい食べます）
妙な憧れを抱いているのです。

私にとっての「パンケーキ」と言えば
ぐりとぐらがでっかい卵でつくったでっかいアレで、
ぐるぐるトラのバターをたっぷりかけてかぶりつく
憧れの存在なのです。
決して原宿や銀座で3時間も並んで食べるものではない！

それはさておき。
ずーっと憧れていたのに、
アレはパンケーキではなかったのだな…。
静かな驚きでした。

そういや学生のころ江国香織の「きらきらひかる」を読んで
ミントジュレップに心惹かれたのを思い出しました。
「カクテル」であることと
「ジュレップ」の響きがジュレ（ゼリー）に似ていることから
女子大生が好むようなとろんとしたスイーツカクテルの一種を
勝手に妄想していました。

甘い酒は飲まない私ですが、
これは飲んでみたいなと密かな憧れを抱いていたのです。

最近になって知りましたが、去年流行ったモヒートに似た
バーボンのカクテルなんですね。
シロップは入れるみたいですが、
想像していたような甘くてとろんとしたカクテルではないのな。
だったらバーボンロックでお願いします。

物語の中の食べ物って、想像力をかきたてられるというか
なんか妙にステキな印象を残しがちなんですよね。

藤原伊織の「テロリストのパラソル」のホットドッグなんか
妄想の余地なんかなく、絶対、超絶ふつーの
いわゆるホットドッグだって頭ではわかっているのに、
食べてみたくてしょうがない。
あー食べたい。

猫ラーメン食べたい。