思惟石

懈怠石のパスワード忘れたので改めて開設しました。

時代小説を読む年頃

2017-03-30 11:23:23 | 日記
年齢を重ねると、時代小説が面白くなりますね。

と、自爆めいたことを書きましたが、
実際に時代小説が面白いなと思えるようになったのが
20代後半くらいからだったんですよね。

歴史の基礎知識がないと読みにくいのだから
本来は学生のうちに読むのが良いのではないかと思うのですが。
「下剋上」とか「粋」とか「人情」とか
そこらへんの物語要素に味わいを感じるようになるのは
そこそこ年齢重ねてからなのかな、とも。

などと偉そうに言いつつ、
そんなにたくさん読んでるわけでもないんですけどね。

20代に読んでいたのは杉浦日向子と司馬遼太郎くらい。

その後は、
王道として佐伯泰英、池波正太郎、隆慶一郎、藤沢周平、
ライトな感じで畠中恵、清水義範
文学賞系ということで朝井まかて、山本兼一、
有名どころとして京極夏彦、宮部みゆき
あたりですかね。

池波作品と、藤沢作品は3冊くらいしか読んでいないので、
もっと色々読みたいなと思いつつ、機会を逃し中。

ちなみに今は宮本昌孝の「ふたり道三」を読んでいます。
こちらの作者もお初で、しかも斉藤道三のことをあまり知らなかったので
導入のところで本との相性がいまいちつかめず、挫折しそうになりました。
法蓮房が出てきた辺りで、ようやく始まったなと。
あとはぐいぐい読めます。面白いです。

次は司馬遼太郎の「国盗り物語」を読もう。
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路上の果物売り

2017-03-16 12:20:39 | 日記
10年以上前になると思いますが、
あの頃、手相の勉強をしているのですが…
と声をかけてくる若者が街中にいませんでしたか。

私も仕事帰りに都内の駅近辺で何度か声をかけられました。

あまり占いとか興味がないので断っていたのですが、
そこそこ有名な勧誘の手口だったそうですね。

それはさておき、いつの間にか
まったく見かけなくなりました。
そういう手法をやめたのか、
私が勧誘適齢期(なんてものがあるのかわからんが)を
過ぎてしまったのか…。

エステのアンケートやらも、20歳を過ぎたあたりで
まったく声かけられなくなったしな。

で、最近ですが。
立て続けに2回ほど、果物売りに声をかけられました。

曰く、近県から都内へ新鮮な果物を売りにきていて
あとひと箱で完売となりめでたく帰路につけるのだが
協力してもらえないだろうか、と。

20代から30代くらいの、ふつうの若者です。
なんとなく応援してあげてもいいかな、と思える
ふつうの外見とふつうのトークです。

ですが、多い。

桃が8個入りひと箱、とかなんですわ。

こちらはバリバリ仕事中です。
結構かさばる量の桃やら梨やらを持ち歩いて
これから打ち合わせの取引先に行くのもどうかと思いますし、
そんなフレッシュな荷物を持って
地下鉄を乗り継いでオフィスに戻るのも何だし、
その後、自宅に持って帰るのも面倒ですし。

あとね、そこそこ高いんですよ。

もしかしたら交渉できるのかもしれませんが、
そもそも仕事中だしそんなヒマないですし。

と、瞬時にコンポジをひと通り検討した結果、
ごめんね、と。

ちょっと申し訳なかったかなとも思ったんですが。

という話しを会社でしたら、
そういう商売なんだそうです。

いや、どういう商売なんでしょう。
よくわからんが、近県の農家の若者というわけではないようで。

なんか、いろいろなビジネスがあるものだなと。
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隆慶一郎を読む

2017-03-10 22:36:27 | 日記
隆慶一郎、苦手なんですよね。

じゃあ読むなって話しですが。

一貫して漢(と書いておとこと読む)のロマンって感じだから
まあ、読者を選ぶよねっていうか、
読者のジェンダーに挑戦してんじゃないかって思ってたんですけどね。

仕事の関係で、ものすごく博学で歴史に造詣の深い
年嵩の女性の方がいて。
その知識量や物の見方にいつも圧倒されており。

その方が、隆慶一郎は面白いねとおっしゃってたんです。

それを聞いて、すぐさま影響される私のミーハーっぷりはさておき。
若かりし頃に二度と読まねえ!と思ったものの
もう良い歳だし、人生経験もそこそこ積んだし、
冷静に、歴史観の深さとかそんな感じで、楽しく読めるかなって思ったんですよ。

で、読んだよね。
「御用盗、疾る」を。

ダメだ。
意味わからん。
イラっとする。
漢(と書いておとこと読む)のロマン、わからん。
申し訳ない。

というわけで若かりし頃とは違った味わい方ができた!
と言いたかったけどできませんでした。

あ、司馬遼太郎のエッセー集
「以下、無用なことながら」は、
若かりし頃に
「うるさいおじいちゃんだな!」
と思って途中で放り出しましたが、
今になって読んだら面白かったです。
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