老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

能登半島へ  その④   ~千枚田/塩田/上時国家~

2019年05月30日 19時48分52秒 | 旅行/色々な風景
 輪島の朝市を楽しんだ後、いよいよ能登半島の北東部の海岸沿いの観光に出かけました。

 先ずは、有名な千枚田へ。
立派な展望台が整備され非常に見易くなっていますが、海岸から始まる小さな田の連なりを見ると、これを作り上げて維持されてきた往時の方々の苦労が偲ばれます。
最近は夜のイルミネーションなど色々なイベントも催されているようですが、昼間の水田は丁度田植えが終わった所で、まだ水田の緑色が余り目立たず、少し寂しい感じもしました。

 その後、この地域に多い“揚げ浜式製塩”の一つである輪島製塩に立ち寄りました。
まだ塩田も残っており、現在でも手間のかかる方法で製造の説明を聞きました。

 ここで目にした面白い風景は、一時休憩中の20人程の西欧人のグループで、何とサイクリングが主目的なようで、サポートのワゴン車に荷物などを積み込み、一行は日本人のガイドと共に颯爽と起伏の多い海岸線に出掛けて行かれましたが、色々なツアーがあるものです。

 続いては、上時国家へ。
 壇ノ浦の合戦で敗れた後、能登に配流された大納言・平時忠(平清盛の義弟)を始祖としている時国家は、江戸初期から300石の豪農として天領大庄屋を務めていて、現在で25代目だそうです。

 現在の豪壮巨大な茅葺屋根の建物(重要文化財)は、約180年前に建造され、完成までに28年を要した建坪189坪で、入母茅葺きの大屋根は高さ18メートルあり、所々で見える梁の大きさに驚きますが、その他にも玄関は唐波風総ケヤキ造りで、大納言の間は書院造りで大納言の格式のなごりと思われる豪華な天井が目に着きました。(まさ)

<千枚田>

展望台からの景色。本当に海からセリ上がっている一つ一つは非常に狭い段々畑です。

同上

水田の苗はまだまだ小さいです

同上

<輪島製塩>

塩田と小道具などの展示

塩田

近くの海岸

トイレは間垣の中

サイクリングツアーの一行

<上時国家>

母屋と唐波風玄関

家紋は平家定紋の「丸に揚羽蝶」

大納言の間

同上 天井

庭園

台所のかまど
  
展示されている船箪笥

臼と籾すり機

駕篭と槍/長刀

台所で目にした家の梁の大きさにビックリです

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