鮎川俊介の「幕末・明治の日本を歩く」

渡辺崋山や中江兆民を中心に、幕末・明治の日本を旅行記や古写真、研究書などをもとにして歩き、その取材旅行の報告を行います。

2011.西湖いやしの里根場~鍵掛峠~鬼ヶ岳 その1

2011-10-10 06:42:21 | Weblog
西湖に「いやしの里根場(ねんば)」というのがあるのを知ったのは、かつて御坂峠を越えて富士河口湖町や富士吉田市を歩いた時であったように思う。どこかの施設に置いてあったパンフレットからその存在を知りました。また坂本高雄さんの『山梨の草葺民家』(山梨日日新聞社)からも、かつての根場(ねんば)地区が「かぶと造り」の茅葺き民家が建ち並ぶ集落であったことを知りました。しかし戦後、台風の集中豪雨による土石流の被害のためにその集落はほぼ全滅し、その跡地に造られたのが「西湖いやしの里根場」であって、そこには「かぶと造り」の茅葺き民家が復元されているという。いつか行ってみたいと思っていましたが、先日富士山周辺の山歩きを思い立ち、まずは西湖あたりからと考えて、その根場を訪れてみることに。結局、「いやしの里根場」を起点にして、その背後の鍵掛峠から鬼ヶ岳(1738m)まで登っていくことになりました。以下、その報告です。 . . . 本文を読む