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思いのほか拍子抜け『墨攻』by酒見賢一

2021年01月08日 | 小説レビュー

『墨攻』by酒見 賢一

~大国が覇を競う古代の中国。平和を説き、戦争で助けを求められればあらゆる手段で依頼者を守るスペシャリストの集団、墨子教団がいた。いま小城が呑まれようとするなか、教団の俊英・革離はひとり救援に駆けつける。二万の軍勢に囲まれた町を彼は守り通せるか?映画化もされた中島敦記念賞受賞の傑作小説!「BOOK」データベースより

 

全て読み終えてからのお楽しみ『後宮小説』by酒見賢一でも書きましたが、僕は森秀樹さんの書いた漫画『墨攻』が大好きでした。漫画しか知らなかったんですが、『後宮小説』を読んで酒見賢一氏の存在を知り小説版の『墨攻』を読んでみたくなり、借りてきました。

漫画版を熟読してきたので、内容は大体覚えており、「はいはい、こうなるわな」と思いながらページをめくりました。

しかし、割とあっさりと終わってしまったんで、少し拍子抜けでした

まぁ、小説としてはわかりやすく、非常に読みやすいので、是非とも読んでほしいですが、漫画版の方が色々な場面に強烈なインパクトがあり、キャラクターの立て方も抜群ですし、ストーリーも長く続きます。

革離の活躍の場面が多く、敵も強大になってくるので面白いです。機会があれば漫画版の方を読んでほしいですね。

★★★3つです。


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