「心ゆたかな暮らしを」  ~Shu’s Page

小説のレビュー、家族の出来事、趣味の事、スポーツ全般など、日々の出来事をつづりながら、一日一日を心豊かに過ごせれば・・・

『おばあちゃん』の手

2006年07月16日 | mieのコーナー
次女ゆうちゃんの風邪もほぼ完治したので、今日は去年末に脳梗塞で倒れ、寝たきりになってしまった
私の『おばあちゃん』のお見舞いに行くことにしました。

今月の27日で満92歳になる『おばあちゃん』と私は、私がお嫁にいくまで、ずっと一緒でした。

身寄りのなかった『おばあちゃん』は、幼い頃から苦労がたえなかったそうです。そんな中、やっとめぐりあえた人生のパートナーである(私の)祖父も戦争で亡くし、女手ひとつで二人の娘(私の母と叔母)を育てあげたのです。
私の母は、「すごく怖いお母さんやったで」と言いますが、私にとっては本当にやさしくて、とってもあたたかい『おばあちゃん』でした。

倒れる前の日まで、元気で、陽気で、いつも私達家族の心配をしてくれていた『おばあちゃん』
今となっては、言葉も表情もなかなかでてきません。

その『おばあちゃん』が、今日は二人の曾孫(私の娘)を見て、ニッコリ微笑んでくれたのです。
そして、「ようきてくれたなぁ 歩いてきてくれたんかぁ・・・」と!


私の手作り好きは、『おばあちゃん』の影響が一番大きいのです。
物が無い時代であったからこそ、なんでも自分の手で作る。
そして、そのなんでも作れる『おばあちゃん』の手が、私は大好きです。

今日もそのあたたかな手を握りながら、この手で数々のぬくもりを私にそそいでくれた事を改めて感謝し、
いつか私もこんな手になりたいなと思いました。

5分もしないうちに『おばあちゃん』は眠ってしまったので、私達は家路につきました。

あのあたたかい『おばあちゃん』の手のぬくもりを感じられるような、手作り雑貨をつくっていこうと、ミシンに向かう私でした。

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