ちょっとマンネリですが・・・

ダラダラ過ごしている毎日のことあれこれ・・・・

苦手なものほど“伸びしろ”も大きい。

2010年12月29日 | Weblog

「筋を通せば道は開ける」齋藤孝著より。

これは筆者の経験からくる言葉だった。受験の際、得意科目より、苦手な科目を克服するためにエネルギーを注いだ方がいいということだった。具体的には、得意科目の90点を100点に上げても10点のプラスだが、苦手な科目の40点を70点に上げれば30点のプラスになるからだった。しかも、そのほうがエネルギーは効率的だという。

さらに、克服できたという精神的なメリットも大きかったそうだ。かなり有能だとも思える筆者の弱点の一つは、書く文字があまりにも汚くて自分でも読めないほどだったという。そのため仕事や勉強に支障をきたすほどだったという。心理的にもコンプレックスになっていたという。とても信じられないが。

ところが、それを救ったのがワープロの普及だった。今ではそれさえも古い言葉になってしまったが。パソコンの機能はすごい。齋藤氏は読める文章を残せるなら便利だと思い、本格的にタイピングの訓練を始めたのだ。

専門のタイピストに教えてもらい、ブラインドタッチの技術を習得でき、書くのが楽しくて仕方がないほどになったと語る。そのため、年に一本だった論文が七~八本にまで増えたようだ。これも苦手分野を克服した結果だった。

一般的なハウツーものでは「短所を直すより長所を伸ばせ」とよく書かれている。しかし、ここでの教訓は「長所を伸ばす前に、短所を矯正せよ」ということだった。時にはこれも使えそうな気もするが、地道な努力に耐えられるかなぁ・・・


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