ちょっとマンネリですが・・・

ダラダラ過ごしている毎日のことあれこれ・・・・

現代の「まずは検索」という検索ライフ・・・

2008年10月29日 | Weblog
「座右のニーチェ」齋藤孝著より。

インターネットが発達した現代では、誰もが「ムダな努力」を惜しむようになってきた。事前にあらかじめ検索で調べ上げておけば、失敗やエラーはかなり少なくなるからだ。

しかし、齋藤氏は本当の喜びや感動はそこからは生まれにくいという。便利になれば、なるほど逆に失われる感動もあるようだ。ベストセラーやランキングに表れているものだけをチョイスして読んだり、買ったりするのは一見効率がよさそうだが、ただ消費しているだけにさえ思えてくる。

自分の足で歩いて偶然発見した(自分にとって)おいしいレストランは記憶に深く残るに違いない。他人にはありふれてはいても、自分にとってのオンリーワンの店を発見した喜びは、検索ライフからは得られないはず。

手間暇かけたムダ足があるからこそ、発見した時の喜びや感動も大きくなるのではないだろうか。古本屋でたまたま見つけたすでに絶版になった一冊の本も時には輝いて見えるだろう。そんな偶然の出会いは宝と言っていいかもしれない・・・な。

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