ちょっとマンネリですが・・・

ダラダラ過ごしている毎日のことあれこれ・・・・

「思い出の危機」

2008年03月27日 | Weblog
「朝日新聞、日曜版」2008.3.16付けより。

今月半ばに新聞で見かけた“心体観測”というコラムのなかにあった、上記フレーズがなぜか気になっていた。今まであまり“思い出が危機に陥る”なんて考えたこともなかった。

パソコンをはじめとするデジタル機器はどんどん進化し続けている。デジカメにしても10年前のものと比べると価格は安くなっているのに、高性能、高機能になっている。

デジカメやケータイについているデジカメはすべて印刷する必要もないので、お気楽にいくらでも撮れてしまう。だから、ファイルがどんどんたまってしまって、その整理をしようという気にもならなくなてしまった。

それがいいのか悪いのか。その時はパソコンの画面で画像を見られるのはいいが、きちっと仕分け、整理するとなるとかなり億劫だ。また、動画なら8ミリビデオ、VHS、DVDに残したものも、10年先、20年先には同じ形式で見られる保証はない。せっかくの思い出として撮りためたものが、見られなくなる可能性もある。

むしろ思い出を確認するなら、昔子どもの頃や学生時代に撮りアルバムに貼った写真を眺めるのが手っ取り早い。今では普通のカメラで写真を撮りアルバムに整理するという習慣がなくなったので、将来ますます思い出に浸ることは難しくなりそうだ。

初めてデジカメを買ったのはもう10年以上前だが、かなりの量がファイルのまま残っている。それらはパソコンのハードディスク、フロッピーディスク、CD-ROM、USBスティック、SDカードなどにばらばらに保存されているだけだ。それらを今さら見直す気にもならない。見返して確認する時間ももったいないし。

自分だけの貴重な思い出は決して人任せにはできない。今後とも残そうと思えば、結局自分で判断しなければならない。最新のものはお手軽に見られても、今後10年、20年先になるほど思い出は危うくなるかな~~

コメントを投稿