「仕事ごころにスイッチを!」小阪祐司著より。
実に聞き慣れない言葉だ。人はたんにお金のためだけに働いているのではなく、人から感謝されたときにこそ、「快」を感じるようだ。賃金をあげれば、モチベーションが上がるというわけではなかった。
賃金を上げれば不満は一時は減少させられても満足は与えられないようだ。もらって当然と思えば、そのモチベーションは長続きはしないだろう。
そこで筆者は、「魂のごちそう」という言葉を用いていた。それは、「自分の力で成し遂げたことが誰かのためにもなり、そのことに対して与えられたフィードバック」だという。
そういえば、社内での表彰制度よりも、むしろ自分が成し遂げたことでお客様本人からの感謝の言葉や素晴らしい触れ合いのほうが、次の仕事へのモチベーションアップになるような気もするな。
そう考えると、かつて流行った成果主義や能力給などでは、人は積極的に動かないのではないかとも感じられる。やはり、そこには人間的な触れ合いや、ねぎらいも必要なのだろう。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます