ちょっとマンネリですが・・・

ダラダラ過ごしている毎日のことあれこれ・・・・

サンマというのは長さじゃなくて、背で見るんですよ。

2009年07月01日 | Weblog
「招客招福の法則」小阪祐司著より。

今はサンマの季節ではないが、商売のコツの一つの例としてあげてみたい。つまりここでは、お客さんにきちんとした情報発信をして、それが伝わっているか、つまり理解されているかどうかが問題であると書かれていた。

ある食料品店の魚売り場でのこと。2種類のサンマにはただ、「一匹130円」、「一匹150円」とだけしかプライスカードには表示されていなかったのだ。筆者が店主に何が違うか尋ねると大きさだというが、見た目は同じに見えたらしい。長さもまったく同じだったのだ。

ほとんどのお客さんは違いを尋ねないかわりに安い方のサンマだけを買っていくらしい。筆者がさらに質問すると次のことが分かったのだ。「サンマは長さじゃなくて背で見る」、ここでは「一匹150円の方が厚くて脂ののりがあっておいしい」ということだった。

こんなことは食品店主や漁業関係者なら、誰でも知っていることだが、多くの消費者は知らないことであろう。お客さんが知らないことを効果的に知らせることで、売れるものもあるはず、ということだった。また同時に消費者にとってこんな新たな発見は嬉しいに違いない・・・な。

専門業界や、その仕事をしている人たちにとっては常識とか当たり前のことが、一般の人には意外に知られてないことも多い。身近なところでは、IT関連の専門用語などもまだまだわからないことだらけだな。

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