ちょっとマンネリですが・・・

ダラダラ過ごしている毎日のことあれこれ・・・・

いつの時代においても、大きな変化が生じたとき、新しい需要が生まれる。

2009年07月28日 | Weblog
「アメリカ型成功者の物語」野口悠紀雄著より。

(前日のつづき)
カリフォルニアでゴールドラッシュが起きたとき、モノばかりでなく輸送、通信も大きなビジネスになっていた。ウェルズ・ファーゴという会社では、輸送、通信手段として当時それまでなかった馬車便によるサービスを提供し始めたのだった。

金を採掘して所得を得た人々は、故郷に送金するための手段がなかったので、このサービスは発展したようだった。1869年に大陸横断鉄道が完成してからは、それほどビジネスは順調ではなかったようだが、鉄道がない場所への駅馬車便サービスは必要だったのだ。

その後この会社は銀行部門だけが残って、ウェルズ・ファーゴ銀行となって残っている。アメリカ有数の銀行で、全米銀行中で時価総額で1位、資産規模で4位、支店数3200、従業員数15万9800人に及ぶという。時代の変化を読んで馬車便から金融にビジネスモデルを変えて、生き延びているのはすごい。

現代はIT情報革命という変化の真っただ中といってもいいだろう。無数のIT関連ビジネスによって、私たちの生活も大いに便利になってきている。20年前までは、ポケットに入るほど小さくて軽い電話で話しながら歩くなどは考えられなかったし。また個人で数件キロも離れた人に携帯電話で一瞬にして文字や写真などの情報(メール)を送れることも想像できなかった。

今後もっと便利で快適なサービスやモノが開発されるだろうが、そのスピードは毎年加速化されているようにも思えてくる。需要は今後の新製品や情報が作っていくといったほうがいいのかもしれないな。出来上ってみて初めてその便利さを痛感するのだろうな。今のケータイのように。

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