数日前のこと、魂のシャンソン歌手と言われる若林ケンさんの歌をライブで聴く機会があった。そのときのトークの中でのワンフレーズ。若林さんは62歳でCDでメジャーデビューしている。この年齢でのデビューは前例がないらしい。とはいっても、プロの歌手、舞台俳優としてのキャリアは長い。
その日のステージに来る前に、車を飛ばして辻村ジュサブローさんに会ってきたという。その時、すごい人とお知合いなんだなとちょっと驚いた次第。するともう20年も前からコラボレーションはしていたのだ。彼の歌をバックに人形芝居の舞台をやっていたという。
その辻村さんは、“選んで生まれてくることはできないけれど、選ばれてきたひとのうたを聞くと、本当にひとの心を打つものです” と彼のことを評している。
トークの間は笑顔で楽しい話を披露してくれる若林さんも、曲が流れると一瞬のうちに、まるでお面を付け替えるようにまったく別の表情になる。観客はすぐに歌のドラマの世界に引き込まれてしまう。ピアノ、ヴァイオリンの音と彼の迫力ある歌声が自由に絡み合っていった。
先ほどタイトルにあげた作詞家は阿久悠さんのことだった。阿久さんによるオリジナル曲「嘆きの天使」には若林さんの人生がちりばめられているのだろうか。わずかの時間で若林さんの人生にふさわしい詞を書きあげたようだ。この曲を歌い終えたとき、阿久さんのことを思い出してしまったといって涙をながしていた。
彼の情感のこもった歌声を聴いた後では、テレビの中の若手歌手の歌はとても聴いていられないほどだった。実力はうそをつかない・・・か。
その日のステージに来る前に、車を飛ばして辻村ジュサブローさんに会ってきたという。その時、すごい人とお知合いなんだなとちょっと驚いた次第。するともう20年も前からコラボレーションはしていたのだ。彼の歌をバックに人形芝居の舞台をやっていたという。
その辻村さんは、“選んで生まれてくることはできないけれど、選ばれてきたひとのうたを聞くと、本当にひとの心を打つものです” と彼のことを評している。
トークの間は笑顔で楽しい話を披露してくれる若林さんも、曲が流れると一瞬のうちに、まるでお面を付け替えるようにまったく別の表情になる。観客はすぐに歌のドラマの世界に引き込まれてしまう。ピアノ、ヴァイオリンの音と彼の迫力ある歌声が自由に絡み合っていった。
先ほどタイトルにあげた作詞家は阿久悠さんのことだった。阿久さんによるオリジナル曲「嘆きの天使」には若林さんの人生がちりばめられているのだろうか。わずかの時間で若林さんの人生にふさわしい詞を書きあげたようだ。この曲を歌い終えたとき、阿久さんのことを思い出してしまったといって涙をながしていた。
彼の情感のこもった歌声を聴いた後では、テレビの中の若手歌手の歌はとても聴いていられないほどだった。実力はうそをつかない・・・か。
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