素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

今年もあと少し

2023年12月26日 | 日記
 秋のドラマも次々に最終回を迎え作日の「トクメイ」で見ていたすべてのドラマが終わった。後は空騒ぎの特番となるのでテレビからは離れる生活となる。読み残していた本の世界に入る。今週に入り寒波が緩んだおかげで体もよく動き片づけがはかどる。

 一番早く日が落ちた12月5,6日に比べて日の入りが少しづつ遅くなり今日は16時52分頃、6分余り遅くなると夕方の感じが少し違ってくる。しかし日の出の方はまだまだ遅くなっていくので、冬至を過ぎても昼の時間が長くなってきたという実感はない。

 「一陽来復」。冬が去り春が来るということを感じることができるようになるのは、日の出の時刻が遅から早に転じる新年1月8日以後となるかな。今日の日の出は7時3分頃、7時を過ぎても陽が上がっていないと1日のスタートが自然と遅くなる。

「一陽来復」の由来は、古代中国の周の時代からあったとされる書物で、占いの理論と方法を解説した『易経』の「地雷復」という項目にある。

 「一陽来復」は「旧暦5月の夏至に陰が初めて生じてから冬至になり、7ヶ月経って陽が戻ってきた」という意味で用いられた。陰と陽の考え方は、古代中国が元になっており、冬至は陰が極まる日とされていた。冬至を過ぎると、その後日が伸びる一方なので再び陽が来ると言われていた。春がくる嬉しさを書物に書いたことがきっかけになったのである。

 この意味が転じて、「悪いことが過ぎ去ればいい方向に向かうこと」の意味でも使われるようになった。私のおまじないの言葉の一つである。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

15年前の「健康診断結果のお知らせ」が・・・

2023年12月25日 | 日記
 先日、志摩の実家から机を1つ持って来た。組み立て式だから解体して片づければいいと思っていたが、ねじやボルトが古くなってさび付いたりしていてびくとも回らず解体は不可能だとわかった。そのままの状態で自分の部屋に収める必要から、部屋の大掃除となった。「必要は発明の母」という言葉ではないが、縦55cm×横100cm×高さ70cmの机を現状を大幅に変えることなく収めるのはどうすればいいのか?とあれこれ思案していると名案が降りて来るものだ。今回は三段ボックスを横向きにして使うという発想の転換をすることで解決への道が開けた。

 その勢いで不要な書類なども整理することにした。長年ほったらかしにしていたのが、今の三井住友銀行がまだ住友銀行だった頃にもらった「忘れもの撲滅委員会」とネーミングされた仕分け掛け袋である。税金や年金関係、自動車保険などの書類をポンポン入れて整理整頓せずにきたのでパンパンになっていた。忘れもの撲滅という目的から大きく逸れてただの書類入れとなっていた。大半は古い年度のもので不要なものと分かっていたが「まあいいか」と放置していた。

 整理してみると案の定、99%hが廃棄するものだった。おかげでスッキリとした状態に戻った。
 その中に、57歳の時に職場で受けた定期健診の結果のお知らせがあった。一緒に2015年2月24日と2015年6月23日に受けた特定健診の結果も挟まれていた。「こんな所に置いていたのか!」と驚いてしまった。先月7日に特定健診を受診した際「かなり前に受けたのですが、結果も健康手帳も失くしました」と弁明したが、8年前だったことがハッキリした。その時の結果を記録した健康手帳もあった。

 このタイミングで出てきたということは、「これからは健康に関しての記録をしっかりと管理していかなければいけないですよ」というお告げかもしれない。現役最後の57歳での定期健診の結果を見ると悲惨であった。※( )内は2023年11月7日の結果
 身長182.1cm(180.5cm) ・ 体重85.4kg(72.7kg) ・BMI25.7(22.3) ・ 腹囲94.0(82.5)
中性脂肪451(152)・ HDLコレストロール36(48) ・LDLコレステロール55(126)
長年の課題だった中性脂肪は64歳の特定健診では169だったので、まだ要指導の段階だがずい分ましになったとあらためて思い、次回の検診に向けてしっかり取り組もうと気持ちを新たにした。片づけたおかげである。


 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

年賀状を出し終える

2023年12月24日 | 日記
 25日までに投函すれば、確実に元旦配達となるというので、それに合わせて年賀状作りをしてきた。妻と私のそれぞれの近況を伝えるという形がここ数年のスタイルとなった。近況の文を考えた時、去年とあまり変わらないと二人で苦笑い。「まあ、”変わりなし!”というのが一番いいのかも」ということで落ちが付いた。

 「門松は冥土の旅の一里塚・・・」という一休禅師の言葉に習えば「年賀状は 我が人生の一里塚 懐かしくもあり励みにもなり」となる。オギャーと生まれて72年余り、いろいろな場所で、たくさんの人との出会いと別れを繰り返して来た。その中で別れた後も縁があり年賀状のやりとりを続けている人がいる。

 年に1回の年賀はがきだけの方が大半だが、それらを手にすると当時のことが思い出されると同時に、今どこかでたくましく生きているのだと嬉しくなり、自分の励みになる。そういう意味では「やめます宣言」はしないで細々とでも続けていきたいと思っている。

 しかし、デジタル化の世の流れから手紙文化は厳しい状況にあることも事実である。先日総務省が、はがきを63円から85円に、封書を84円から110円に値上げすることを検討しているという報道があった。

 国が担っていた事業を「民営化」していくという方向で進んできたことで「親方日の丸」的な甘い体質は改善されてきたことは評価するが、一方で、ユニバーサルサービスと言われる、社会全体で均一に維持され、誰もが等しく受益できる公共的なサービス、電気、ガス、水道から放送、郵便、通信や公的な福祉と介護などでは「地域による分け隔てのない」という大原則が崩れつつある問題点も出てきている。

 地方の赤字路線、バス路線の廃止、減便などがクローズアップされているが、それに郵便事業も加わって来た。「市場原理主義」的な改革で出てきた課題を克服する知恵を探っていかないといけない。値上げだけでは解決できないことは明白。「さあどうする?」という討論こそが大事なのだが、今の国会を見ていると希望が持てない。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

集会所に門松が飾られた

2023年12月23日 | 日記
 町おこしボランティアの皆さんによって、集会所に立派な門松が飾られました。新年に向けての準備が着々と進んでいます。
 
「門松は 冥土の旅の 一里塚 めでたくもあり めでたくもなし」「一休さん」でお馴染みの一休宗純禅師が詠んだ句が浮かんだ。年が明けたばかりの正月ムードの京の町を手に竹竿を持ち、その竿の先に人間の髑髏を刺して練り歩いたという話は有名である。

 正月を迎えることは、それだけ死が近づいたという一面を意味している。死というものが大袈裟で実感が湧かないというのなら、「老い」に置き換えてみてもいい。誕生日を迎えるということは、一つ老いたということ。誕生日ケーキに差されたロウソクは、冥土へと向かう道の一里塚。捉えようによって、めでたいことでもあり、めでたくないことでもある。確かに、年をとることは「めでたくもあり めでたくもなし」となる。

 新年を迎えた、あるいは誕生日を迎えたことをめでたいと思いながらも、また一つ年をとって老いてしまったのだと、頭の片隅では寂寥を味わう。幸と不幸が同封されたプレゼントを受け取るような、嬉しいような嬉しくないような複雑な心境。その意味で、一休禅師の句に共感できる。

 「新年を祝うということは、死の近づきを祝っているという意味でもあるんだぞ。死はすぐそばにあるんだぞ。自分の死というものをちゃんと認識した上で、正月を祝うんだぞ。」というメッセージを込めた一句だったのかもしれない。

 夜には。歳末防犯パトロールがあった。星田山手自治会はA~Fの6つのブロックに分かれていて、毎年各ブロックが順番に担当する。今年は、私の所属するEブロックの担当。19時30分に集会所に集まり。要領の説明を受ける。会長の挨拶の「恒例のパトロールが・・・」頭の中で「高齢のパトロール・・・」に変換してしまう。上・下コースに分かれて各15,6名のグループで拍子木を打ちながら火の用心、戸締り、還付金詐欺用心を呼びかける。小1時間ほどかけて巡回する、

 最高齢は91歳の方、その気力に脱帽する。さすがに坂道の多いコース、最後までは無理で途中で帰ってもらった。今度は6年後、半分くらいの人は足腰が立たんようになっているかもしれない。また元気で歩けるようにしっかり足腰を鍛えておこう!という挨拶で解散した。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

冬至の日、久しぶりのジム

2023年12月22日 | 日記
 いつでも冬至を迎えると心がウキウキする。最強寒波も何のそのである。昨日、ジムは再開したが実家の方へ行っていたので今日が11日ぶりのジム通いとなった。みんな元気そうにトレーニングに励んでいた。体重は12月10日の74.60kgよりは1kgは増えているだろうなと思っていたが、予想に反して74.40kgと減っていた。3回の外ランやチョコチョコ筋トレをしていたからかなと素直に嬉しかった。

 休館の間、同系列の6つのジムをはしごした人がいる。一番近い東香里のジムはマシーン設備は無く、プールとスタジオだけだったみたいでがっかりして帰る人がかなりいたみたいだ。もともとセントラルスイミングだったところを引き継いだので仕方がない。6つの中で一番充実した設備だったのは牧野にある施設だと言っていた。軽めにトレーニングを終えた。それでも何となくすっきりした感じ。

 夕方のニュースで、お寺の掲示板について特集していた。結構面白かった。「今年の漢字」「創作四字熟語」についで言葉シリーズ第3弾といったところである。コンテストがあるとは知らなかった。

今年の大賞は
審査委員でもある笑い飯の哲夫さんによる解説があった。
    思わず笑ってしまった。人間と言うものは言葉によって殺されることもあるが救われることもあると、「言葉の力」を改めて思った。受賞常連さんもあるみたいで、その精力的な活動には感心した。
 思いがけず楽しませてもらった。良き冬至の日を過ごすことができた。明日からまた心機一転、大掃除に取りかかるとしよう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする