素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

松の木が少なくなった!!

2009年11月24日 | 日記
 保育所に勤めている娘が、クラスで工作するのに松ぼっくりが30個ほど必要と言うので気安く引き受けた。10年ほど前にも職場の同僚から松ぼっくりをたのまれたことがあり、近所の法面で拾ったことがあった。結構立派なものがあり喜ばれたので、同じところに行けばよいと高をくくっていた。

 昼過ぎから雲行きがあやしくなってきたので、「濡れてしまう前に拾ってきましょ」と気安く出かけた。階段から法面に入って行ったが、あったはずの松の木がない。良く見るとあちこちに切り株が残っている。

 イルミネーションの飾りつけをしている古老にたずねると、6~7年前の松くい虫騒ぎ時に、シルバーボランティアの手によって順番に伐採されていったそうだ。いつも通っている坂道の法面だが、関心がないときは見えていなかった。

 松の木に注意を向けてあるいてみると、本当に少なくなっている。広場で2本、法面で1本だけ見つけ、かろうじて松ぼっくりを30個確保できた。生態系の変化が時々ニュースになっているが、身近なところでも変化しているんだと妙に感心した。

娘のおかげで、自治会内の法面を、松の木だけを見ながらまわり、最新の分布地図が頭に入った。どの木に手ごろな松ぼっくりがあるかも把握。大きな木であればいいというものではないこともわかった。

 松ぼっくり探しの代償は、盗人萩である。いつのまにかジャージや上着の袖にべったりとくっつき、取るのに往生した。
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