素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

40年ほど眠っていた鯉のぼり見つかる

2022年04月18日 | 日記
 妻が会長をしている枚方山草会の「春の山野草展」の最終日だった昨日、娘と孫も午後から見に来た。孫の方は山野草よりも2Fの鯉のぼりの展示や会場前の園庭にある張子の虎や遊具広場に興味関心があったみたいで何度も見に行っていた。池を巡る周遊路もほど良い距離で喜んで走っていた。途中にあるカラフルな鳥?に「?????」私が行くと「何て書いてあるの?」と説明版を指さした。
「名前はアマセミ」とここで私が?????、続けて読んでいく。「鏡伝池に棲み付いた昨年のアマビエが池のアイドルである翡翠(かわせみ)に取りついた・・・」孫には何のことかわからない。「もういいわ」と走っていったが、アマセミが口に鯉のぼりをくわえていたことが衝撃だったみたいだ。
 
 15過ぎに帰ったが、駐車場に見送りに行くと充分楽しんだはずの孫が不機嫌な顔をして後ろの席ですねていた。夜、娘から拗ねていた理由がわかったと電話があった。隣の家に保育園の同じ組の男の子がいて仲良しにしているのだが、先週鯉のぼりを飾ったそうだ。それがうらやましくて仕方なかったところ今日、たくさんの鯉のぼりの展示を見てますますその思いが強くなり「何で自分の家にはないのだ!」と無性に腹が立ってたそうだ。「女の子はお雛様、男の子は鯉のぼり」と言っても納得しない。「困ったもんだ」と娘。「今の時代、男も女もないからな」と私。電話の後,息子のために買った小さな鯉のぼりセットがあったことを思い出した。もう40年余り昔だが処分をしないで引越しの時に運んできた記憶がある。あるとすれば屋根裏の物置。引っ越してきた荷物が30年余りそのまま置いてある中にあるはず。
 20日(水)は園への迎えを頼まれているので探してみることにした。片付けないといけないと思いつつ細長い狭い空間にびっしり荷物が詰まっているので延ばし延ばして30年である。
  
四つん這いの姿勢で、荷物を脇に寄せながら奥に奥にと進んで行った。奥の方に見覚えのある青い箱が見えた時はホッとした。腰痛が起きる一歩手前だった。
見つかった鯉のぼりを廊下に並べてみた。記憶の中では真鯉が90cmぐらいの長さしかないというイメージだったが、実際は180cm余りもあった。人間の記憶はあいまいなものだとあらためて思った。これで孫も満足するだろう。
 時の流れの早さも同時に感じた。
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