素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

五輪に隠れて

2021年08月03日 | 日記
 今日、夏の甲子園の組み合わせ抽選があった。9日開幕だが、今のコロナ感染急拡大の状況の中でも開催の是非についての議論は目にしない。学校関係者だけの無観客で行なうが、開催ありきで進んでいる。東京五輪の場合と同じ構図だ。
 
 片や、全国知事会のオンライン会議では、都市封鎖も考えるべきとの意見も出ているみたいだが、それとのギャップをまたまた感じてしまう。五輪開催という大樹の存在が大きい。「寄らば大樹の陰」である。朝日新聞が東京五輪開催についてどういうスタンツをとってきたのかは読者でないのでわからないが、毎日新聞は否定的な論調が多かったように思う。その毎日も、夏の甲子園についてはノーコメントである。自社が主催している春の選抜高校野球とのからみで難しいのかと邪推してしまう。「呉越同舟」というところか。

 加藤官房長官の盆を含め夏休み期間中の他府県をまたぐ移動の自粛を強く求める声が空しく聞こえる。前回までの緊急事態宣言と違って、公共の施設の休館が今回はなされていない。デルタ株による感染の急拡大という前回よりは悪い状況にもかかわらずだ。これでは危機感の共有はできっこない。
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