素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

銀メダルの口惜しさは計り知れない

2021年08月04日 | 日記
 男子グレコローマンスタイル60㌔級の文田選手の涙は、銀メダルの口惜しさの象徴だったように思った。言うまでもなく金メダルは負けしらずで獲得するもの。銅メダルは一度は負けても決定戦で勝ってもらえる。銀だけが負けてもらうメダルである。

 サッカー部の顧問をしていた時よく言っていたのが、大会において最後に勝利の喜びを味わえるのはたった1チームである。残りのチームはどこかで負ける口惜しさを味わう。皮肉も勝ち進めば進むほど負けた時の口惜しさの度合いは強くなる。負けたチームの涙を背負って勝ち進んでいるとよく表現した。だから負けた時は今まで背負ってきた涙も一緒に押し寄せてくるからこたえるのである。

 したがって、チームを作っていく時、勝つことだけを目指すのではなく、負けながら強くなっていくことの大切さを日頃から説いていく必要がある。その積み重ねの結果として優勝を味わえる幸運が来るのである。

 金を逃した圧倒的多数のアスリートを見ていて「負けながら強くなってほしい」と思った次第。
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