素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

時間の勘違いの多い日

2014年11月10日 | 日記
 カレンダーを見ていた妻が「ああ確かめて良かった!てっきり2時半だと思っていた!」と叫んだ。今、映画「じんじん」の上映に向けての実行委員会のメンバーになっているのだが、その準備のために教育委員会へ出かけることになっていた。「12時半やったわ。あぶないあぶない、思い込みはこわいもんや」

 天気の良い日は歩いて行くので、小1時間見ておかないといけない。「昼ご飯11時すぎにするから」と急きょ1時間早くなった。私は午後、ジムへ行くだけの予定なので差支えはない。昼食が1時間早くなった分、ジムへ行く時間も早くなるだけである。月曜日は14時からピラティスのスタジオレッスンに入っているが、いつもより早く行ったのでサーキットトレーニングがいつもより1セット多くできた。

 スタジオレッスンの10分前に声がかかる。「張り切っていますね」とスタッフに冷やかされながらスタジオに一番乗りしてマットを気に入った場所に置きストレッチで体をほぐしていると三々五々希望者が集まってきて世間話にも花が咲く。ところが開始の14時になってもトレーナーの姿がない。???・・・の空気が充満しかけたとき「スミマセン、14時30分と思い込んでしまってました」と息を切らしてトレーナーのZさんがスタジオに飛び込んできた。「では、呼吸からやりましょう大きく息を吸い込み胸を広げ、ゆっくり口からはきましょう」と言いながらご自身はまだハアハアとした息。

 この日のレッスンは一つの動作が長く続き、ややハードな内容となった。出だしでつまづいたZさん、どこか歯車が狂っているのだろうと壁時計を見ながら耐える。レッスンは50分、いつも14時45分には終わりのストレッチに入るが、今日はそこから私の苦手メニューに移る。「少し遅く始めた分ちょっとだけストレッチを短くするのだろう」と1分ぐらいの我慢だと頑張るが、なかなか終わらない。時計を見る余裕もなく必死でポーズをキープする。苦手なことは承知なのでZさん、きちっとできているかそばに来て入念にチェックまでしてくれる。

 経験した人はわかるが、弱い部分を補うために自然と体が歪むのである。これをまっすぐ直されると非常にきつい運動となる。ようやく終わりのストレッチになったがいつも通りのメニュー。深呼吸が終わった瞬間、「終わりの時間を勘違いしてました。10分長くやってしまいました。今日の私はどうかしてます。ごめんなさい。お疲れ様でした」

 ピラティスの後、ランニングマシーンで60分間走をして帰るつもりだったが、気力が残っていなかった。スタッフの人が「なかなか終わらなかったですね。先生ノリノリだったんですか?」と尋ねてきたが、苦笑いを返すしかなかった。

 確認・メモ書きを怠らず、思い込みによるトラブルを未然に防がなければと自戒した。
コメント
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