手助けサークル。家造りを自力でやりたい。 ちょっとしたアドバイスと助力を得て、 自分の家を持つ。

ミッドセンチュリーに生まれた世代が、次のステップを
見据えて“終の棲家”を作る。ミステリアスな家が
できるか?

壁の作り方検討

2006-09-30 | 家造り
家を堅固に作るには、適所に<耐震壁>が必要である!

反面、壁は視界を遮る。
広い空間を確保するためには、この壁の存在を感じさせないような
配置の工夫が必要である。
空間のコーナーを固める使い方・・・・
コーナーを開かれた感じに配置する方法・・・

            
            メモ11

メモ11で二通りを検討してみる。
左がコーナーを固めた場合・・・
四隅を壁で仕切ると、その空間がきちっとするので、その壁を通してみた先が
閉鎖的に感じる。
反面、コーナーを空けておくと、隣の空間への連続性が多少感じられる。
隣接する空間の連続性が確保できるなら、幅広の壁もインテリアを
工夫することで、存在感を消すことが出来る。
アイストップになる壁は、個々の空間の拠り所にもなるか・・・?

将来 他の要素で変更をすることになるかもしれないが、今のところは
<コーナー開放>で手を進めることにする。

空間の繋がり・・・

2006-09-24 | 家造り
空間の繋がりは、部屋の家具のレイアウトでも変わる。

リビングの家具形態・・・ 家中央の収納家具レイアウトで、人の目線は
方向性が決められ、空間のゾーニングが自ずと出来る。


         
         メモ10

円で囲ったところが、繋がりを持つ空間である。壁が少ないと、
視線の方向を、家具レイアウトで思いのままに変えられる楽しみがある。
四隅にあるテラスのドアを介して、通風も十分に取れる空間は、
季節感を楽しめる省エネ住宅といえる。 今風で良いのでは・・・?

壁の少ない家は、耐震性に劣る。
一定の壁量を、バランスよく入れる必要がある。
中央の空間を形作る柱が四隅に要るが、この柱には
壁を沿わせて、強度を持たせたい。
壁が付くと視界がさえぎられ、空間が遮られる・・・。
透ける壁を工夫する必要がある!
はたまた、壁の位置を変えるか・・・・・?

Two Bed その2

2006-09-23 | 家造り
TwoBed room案の検証を続けよう!

夫々のベッドルームには、180センチ幅のクロゼットと窓下収納が確保できた。
小物収納は十分と思えるが、クロゼットは少なめだ。
将来 シンプルライフに徹するなら、十分かと思う。
寂しげと思われる方は、置き式の衣装ケース等で補うか・・・・
対応の方法は、いくつかあると思う。

部屋うちを整然と作りこむか・・・
自分流のにぎやかな部屋作りにするか・・・

生活を通して家を作りこむのも、楽しい過程だ。

夫々の部屋には、サブコートとして、ホビールーム・読書コーナー等
生活を豊かにする、しつらえを併設する。
外部空間としての、テラスも大切な設えの一つだ。

各部屋の多様性・・・転用の可能性は、生活を豊かにする。



転用・・・Two Bed room

2006-09-18 | 家造り
シングルベッドルームからダブルベッドルームへの転用を検討する。

就寝時間の違い・・・
就寝時の室温の違い・・・
癒される空間作りの違い・・・
 等 寝室に求める<空間の質>に関しては、個人差がある。

これらの欲求を満たすためには、寝室が二つ必要になる。

           
            メモ9

左右に寝室を分けてみた。
可動式のクロゼットで空間を仕切っている。
中心にリビングルームを移した。
それぞれの部屋が<緩やかなつながり>を持ち、大きく一体感を作り出している。

高齢になると、夫々の存在を感じ取れる空間的繋がりがあると
安心して生活が出来る。
寝室の一つは、水廻りの近くに計画しておくと、将来役立つだろう。

転用1は成功しそうだ・・・・

眺望とプライバシー

2006-09-17 | 家造り
昨日のメモ8でイメージは固まってきた。

各部屋には眺望のため、3メートル60センチ幅で窓を設けた。
床から60センチ部分は収納になるので、そこから上が窓になる。これはかなり・・デカイ!
反面隣家があれば、プライバシーに問題あり!・・・悩ましい。

ここらへんを解決できないままの、スケスケ住宅が最近多いが、
住人はどのような生活を強いられるのか・・・?
TPOを考えた対応がなされていない住宅を見ると、チョッとがっかりする。

次の課題は、この間取りにどれほど汎用性があるか・・・
次回は色々な状況を想定して、検討してみよう!

メモ7のカラーリング・・・・

2006-09-16 | 家造り
前前前回のメモ7に色を付けてみる。

スケッチをカラーリングすると、部屋の大きさ・繋がり等が具体的に見えてきて、
プランのイメージがはっきりする。
部屋が十字形に繋がっていること・・・・
四隅に軒の深いテラスがあること・・・・
 等が明確になる。

         
         メモ8

リビング・ダイニングの繋がりは、視覚的な一体感が図られていて良いだろう。
夫婦二人の家なら、寝室との関係も許容範囲か・・・
軒の深いテラスは、外観的にも陰影が深くアクセントになる。
夏の強い日差しも・・・梅雨時の雨も気にせず、自然を満喫できる。
中央の8畳は景色も見えないし、採光も十分とはいえないので、
クロゼット・収納になっているが、この空間を気持ちの良い
空間に作り上げ、部屋を転用するときの「キー空間」とすることが、
ポイントになるか・・・?


家の中心に・・・

2006-09-10 | 家造り
家の中心に設定した8畳の空間を如何に創るか・・

家の中心は風通しも悪く、採光にも不利である。
この空間を、如何に気持ちの良いものにするか・・・
この家の象徴的場所に出来るか・・・
コンセプトを如何に具体化するか・・・

工夫のしどころである!

四隅を大きめの<柱>4本で支えよう。
空に抜けるような<高い空間>を創ろう。
上空から光の差し込む<高窓>を創ろう。
<風>が吹き抜ける開口を創ろう。
出来れば、この高窓から周囲の景色が見れれば楽しい!

これらの<夢・・・目標>を実現していくプロセスは、
基本計画の過程の醍醐味である。

通路が部屋に・・・

2006-09-03 | 家造り
コンセプトにもなっていた、家中央の十字通路が、各部屋の使い勝手からも
不都合ということになった。
各部屋を合理的に結合したり分離して使うという、日本古来の住宅様式と、
部屋の連結要素と考えた中廊下が、相容れない関係になっている。

前回<メモ7>で書き起こしたスケッチでは、中廊下が中央の8帖の空間に変わっている。
収納空間であったり、多目的室であったり、別の用途の部屋になったり・・・
可変性をコンセプトの一つと考えた、当初のアプローチに帰結する。

廊下は四隅のテラスへと変わった。屋外の環境を取り込む広縁にも似た機能が、
このテラスには要求される。
ちょうど四隅に計画できたので、春テラス・夏テラス・秋テラス・冬テラスと
命名して、これからプランニングの中で、活用していこう・・・!

条件整理を元に再エスキース!

2006-09-02 | 家造り
前回までの条件整理を元に、再度プランニングする。

条件を書き出してみると、<想いと現実>の間にギャップがあることがわかる。
多くは想いが先行して、現実的に生活するには、不便な間取りになりやすい。
この修正プロセスが、設計の基本計画段階である。
図面などは書かず、手軽にスケッチすることで、時間の節約は図れる。

部屋の位置関係は、条件を満たしているか?
緒室の要件(収納・プライバシーetc)は満たしているか?


    メモ7

新しいエスキース(メモ7)を掲載する。
前回と変わったのは、家中央の十字形の廊下がなくなっている。
部屋同士の関連性から、不都合となった空間である。
反面コンセプトが不鮮明になりかねない。
<コンセプトと現状>を<調和>させる段階が、悩ましい時期である。

日本文化の中で生活する・・・・

大仰なコンセプトではあるが、何がしかを取り込みたい!

次回は<エスキース1>から<エスキース2>への経過を検証してみる。