手助けサークル。家造りを自力でやりたい。 ちょっとしたアドバイスと助力を得て、 自分の家を持つ。

ミッドセンチュリーに生まれた世代が、次のステップを
見据えて“終の棲家”を作る。ミステリアスな家が
できるか?

キューブの切り取り

2009-07-26 | 家造り
平面的にキューブを切り取ってみる。


               
               市街地コートハウス2

4通りの切り取り方を示す。
何れも下側に6m道路が位置する。

今回の切り取り基準は、道路に面してコートが位置すること。

このコートの露天部分をパーキングに想定する。
住宅に駐車場は付き物。
3m角のキューブを二つ繋げた寸法・・・3×6mが普通車一台分の広さである。
市街地の住宅では、車を置くと庭が作れないことがわかる。

事例No2は道路に対して縦列の駐車形態を示す。
他のNo1~4は、道路に対して直角に駐車する。

ここまでで分かることは、幾ばくかの庭を持ちたい人は、建蔽率を50%程度に
落とさないことには、不可能と言うことである。

都心の利便性を優先した結果である。

今回から、市街地に建つコートハウス

2009-07-25 | 家造り
今回から目先を変えて・・・
市街地に建てる住宅で、
コートハウスを考えてみよう。

コートハウス・・・
中庭を持った住宅。
周囲からの目線を気にしないで・・・
楽しく暮らせる家は・・・?

               

               市街地コートハウス1

この絵は住宅を空から見下ろした状態。
九個のキュービックが二段に重なっている。
すなわち、二階建てを想定。

前面道路が下側に。道路幅は6mを想定。方位は北側を上に書いている。
敷地の広さは10m四方で100㎡。丁度30.25坪・・・
市街地には良くありそうな規模の敷地を設定する。

建物周囲には、民法上50cm程度の空地を確保しないとならないので・・・建物の縦横幅は9m四方になる。
すなわち、このキュービックは3m四方(約4.5畳)が縦横3列並んだ形である。

敷地面積に対して建物を建てられる範囲は、都市計画で用途地域として決められている。
住宅地では、建蔽率40%~60%位の範囲で規定されており、
今回は建蔽率60%の敷地と想定する。

キューブから2コマ半を引き去った平面が、おおよそ60%に相当するだろう。
これからどの位置のキューブを取り去ると、
プライバシーの確保が可能な住宅が出来るか・・・


随分和風な設え

2009-07-19 | 家造り
室内とコートを見比べると・・・
金魚鉢のコートにふさわしいインテリアをしている。


               
               コート20


写真だとわかりにくいが、左の屋外が水を張った中庭になる。
正面に写っているカウンターが、屋外にも延びているのは、最近良く見るスタイル。

日除けの庇が中庭に伸びていて、透明板の上に
葦が乗っているところなど、和風スタイルか?

水盤の照り返しが、部屋内の壁にでも映し出されていれば、
楽しい風景写真になったことだろうに・・・

これは涼しそう・・・

2009-07-18 | 家造り
今回の写真・・・
中庭?が、金魚の水槽になっている!
何とも今の季節にバッチリ!


              
              コート19


この写真から得たアイデアは・・・


コートの床レベルを、部屋内より50センチほど下げて、タイル張りにする。
部屋からは、2・3段階段を下りる関係になる。
丁度、トスカーナの町並みに見るような・・・玄関口を出ると、
街路の石畳があるような・・・

夏場はこのコートに水を張り、バシャバシャ素足で下りて行く。
水盤に睡蓮を活けてコートに置けば、花が水に浮いて涼しげな夏の中庭に!

水に照りかえる日差しが、室内の天井にゆらぎを映し出す。
窓を開けて涼しい風を頬に受け・・・・午睡の一時。

台風で水没した、ベネチア・サンマルコ広場にならなければ良いが・・・

・・あった。そのものズバリ・・・

2009-07-11 | インテリア
KIMONO SUTAIRU ROOM!

写真説明に、このように画いてあるが・・・
ホテルのルーム名も、このように呼んでいるのだろうか?


               
               インテリア3

天蓋の組み物が、日本家屋の柱と梁にも見える。
色は黒。照明に浮かび上がるシルエットが美しい。

ヘッドボードにあたる所が、縦格子のスクリーン。
屏風とも障子とも思えるデザイン・・・
ベッドもやけに平板で・・・畳を思わせるが定かでない。

照明の使い方が、日本的なのだろうか・・・
明暗の差が、ハッキリしすぎるほどである。

ミステリアスな空間と呼べるのだろうか・・・?

客室は・・・

2009-07-05 | インテリア
客室の雰囲気はどんなだろう?
まずはこの写真・・・


               
               インテリア2


チョッと小さいか・・・?
上段の写真はバスルームへの入口。
左手に見えるのは、格子の引戸。日本間に建て込む障子にそっくり。
組子のピッチがやけに細かいが・・・美しい!
奥に見える洗面化粧台の幕板部分も、縦格子。

洗面化粧台の天板と床は、ライムストーンと書いてあるから・・・テクスチャー、色味は
良くマッチングしている。

ここにも鏡が三枚並んで・・・和様的なシンプルさを感じる。

下段は室内。
正面の家具はとってもアジアンテイスト!
中にはテレビなどAV機器が収納されている。

壁・床の色味がすごい。
右端に写っている格子戸と合わせて見ると、
金沢・茶屋街に残る、弁柄壁を髣髴とさせる。

これが、ヨーロッパ人の言うアジアンルームだろうか・・・

ついでにホテル内をチョッと・・・

2009-07-04 | インテリア
お宅拝見・・・ではなく、ホテル拝見。
インテリアは、住宅もホテルも原理は一緒。何れも癒される空間づくりだろう。


               
               インテリア1

オランダ・アムステルダムのホテル<THE DYLAN>

上の写真は、レストラン。前回の写真アングルを、後方へ引いた状態。
さほど広くないので、正面の壁には大型鏡を設置して、空間の広がりを演出。
50人までの、プライベートパティーが出来ると書いてある。

スターシェフ スチリオ・ウ"ァン・コエボーデンのフュージョン料理が楽しめるとの事!
どんな料理が出てくるのだろうか・・・

下の写真はラウンジの風景。
何れの部屋も結構・・・暗そう。
それに雰囲気がとっても・・・日本的。
と、言うよりも、奈良か京都にでもありそうなホテル。

千本格子風の仕切りが・・・そのように感じさせるのか?
民家の煤けた柱・・・さもなくば、拭き漆の大黒柱を思わせる、色艶豊かな黒。

そー言えば、オランダと日本は昔からご縁があったのだ。