手助けサークル。家造りを自力でやりたい。 ちょっとしたアドバイスと助力を得て、 自分の家を持つ。

ミッドセンチュリーに生まれた世代が、次のステップを
見据えて“終の棲家”を作る。ミステリアスな家が
できるか?

メンテナンスは・・・こんな風に!

2017-07-09 | 建具
メンテナンスは・・・何事にも必要。
住宅のメンテナンスは、
費用もかかって大変だが、
管理者責任と思って・・・?

軽い汚れなら、消しゴムでこすったり、
水洗いで良さそうだ。

カビが生えたり、濃いめの汚れがついたら、
塩素系漂白剤を水で薄めて、
布で拭き取る。
この時・・・酸性洗剤は使わないこと!
漆喰の原材である水酸化カルシュウムは
アルカリ性だから。

漆喰の上から塗装するときは、
選択する塗料に注意!
 関西ペイント「アレスシックス」
 日本ペイント「ケンエース」
これらは、良さそうだ。

漆喰壁の補修は、
 ・軽微な表面割れなら、上から漆喰の重ね塗り。
  費用は3500円〜/平米

 ・下部の土壁にも割れが入った時は、
  既存の漆喰を撤去し、
  下地作りをした上で、漆喰の上塗りを施す。
  費用は5000円〜/平米

費用対効果を熟慮し・・・
住宅を可愛がろう。

コート側サッシュ・・・

2008-06-21 | 建具
コート(内庭)に面した開口を、どのように作るか・・・
コートはプライベート性の高い空間なので、思いっきり大開口にも出来るし・・・

               
               インテリア10

展開図で見ると、両側に90cm幅の壁・・・
開口部の大きさは、幅が3.6m・高さが2mになる。

今流行りのフルオープンのサッシュを使うと、参考写真のようになる。

               
               参考1

コート側から開口を見た写真。折りたたんだサッシュが、コート側に突き出している。
使い勝手はどうだろうか?
この出っ張りが、結構邪魔になって・・・
部屋とコートの一体感は抜群!
素足のままで、コートと部屋を行き来したら、さぞ気持ち良いだろう・・・

サッシュの出っ張りを、無くしたかったら両引きサッシュ。
               
               参考2

部屋内からサッシュを開けて、コート側を見た写真。
何も、目障りな物はない。
何もなくて・・・アッケラカンとした風情。

ここで、気をつけなければならない事は、コートの先に見えるものが何か・・・
リビングの正面は、主寝室。
家族間でも、ほどほどの視的プライバシーは必要。
開口間は5.4mあるが、この距離はどのように感じられるか?
道路幅は普通6mだから、想像できると思う。


引戸形式の種類

2008-06-08 | 建具
引戸にも色々あって、引く方向・レールの引き方等、検討することがある。

             
             引き方平面

引き方を平面的に書くと、以上のようになる。
今回は、一枚引戸が多いので、最上段になる。
左が、壁の手前に引く形。
右が、壁の中に引き込む形。
今回は、見え掛りに配慮して、右端の形式。注意しなければならないのは、扉を引き込む拍子に、
小さいものを戸袋内に引き込むこと。

メンテナンスを考え、壁下部に点検口を設けておくこと。 

扉を動かす戸車・レールにも種類がある。

               
              引戸断面

一番左は、障子・襖の類。
左から二番目は、戸車が付いているから、多少重い建具でもOK。
左から三番目は、敷居にレールを埋め込んで、重量建具に対応。
右端は、鴨居にレールを取り付け、建具を吊り込む形式。これがハンガードア。

戸車の性能が上がったので、ハンガー形式が良いと思う。音も静か。
床面にもレールが必要ないため、歩行時・清掃時にとても楽!
レールっぽく書いてあるのは、ガイド。部分的に在るので、通行範囲には現れない。

これぞ・・・バリアフリーか?

ドア

2008-06-07 | 建具
部屋にはドア・・・
開き戸
引戸
回転ドア



まだまだ在るかも・・・

使いやすいドアは?
住宅では、洋室は開き戸。和室は引き障子・襖が多いかもしれない。
「終の棲家」では、引戸を中心に計画している。

                  
                  引戸 平面寸法

上記寸法図は、今回計画している平面計画に合わせた<モデュール>で、ドア幅を計算した図。
柱の中心間を1818ミリとした時に、約82センチの開口幅が確保される。
木造建売住宅などでは、62センチ幅の開口があるほどだから、十分な広さである。

バリアフリー法でも、マンションの玄関ドアの幅は、80センチ以上。この規格にも合格!
まあ・・基準にとらわれることは無いが・・・
“使いやすさ”の基本寸法は、守るほうが良い。

絵に描いたように、ドアは壁の中に引き込まれる形式。
開放時は、見た目にもスッキリしている。
開放した状態で部屋を使っても、風でドアが煽られる事も無い。
普段の生活では、通気・通行で、開放状態が便利なことが多い。

将来、車椅子生活を余儀なくすることになっても、これなら安心。
開き戸では、想像してもわかるように、引いて・・戻って・・・大変そうである。