手助けサークル。家造りを自力でやりたい。 ちょっとしたアドバイスと助力を得て、 自分の家を持つ。

ミッドセンチュリーに生まれた世代が、次のステップを
見据えて“終の棲家”を作る。ミステリアスな家が
できるか?

トイレの中は・・・

2012-09-30 | 家造り
サァ~ 覗いてみようトイレの中を!

          

          ライフスタイル91

こんな感じかも・・・・

正面は壁。上部から壁をなめるように・・・ライティング。

奥のコーナーには、採光と換気のためのジャロジーを。

左手には、手洗いと収納を一体化したキャビネット。


幅が120センチあるトイレは、それなりに存在感がある。

余分なものは取り付けづに・・・空間で勝負しようか?


関連ブログにリンクしてみる。


2階最後の水廻りは・・・トイレ

2012-09-29 | 家造り
最後になったトイレは、一部プランを変更した。

           

           ライフスタイル90

前回までの向きを90度振って・・・このようなプランに。

改善点は2点。


一点目は、便器からの配水管の位置が悪い。

下部が階段になっていて、無駄な横引き部分が出る。

配水管の横引きが長くなると、詰まりやすくなる。その上排水音が聞こえるかもしれない。

今回のレイアウトにすると、配水管は外壁沿いに・・・しかも屋外で処理できる。


二点目は、トイレの開放感。

前回までのレイアウトでも、窓は取れる。しかし、隣地に面した位置では

プライバシーが確保しにくい。

今回のような取り方なら、隣地からの視線は問題ないし、

両サイドを開放すれば、通風は思いのまま。採光も十分!


このような変更ができたのは・・・西側に120センチ幅のサービスヤードを設けた結果。

ヤードの上に60センチ2階を跳ねだす事で可能となった。


空間を絵にしてみる・・・

2012-09-23 | 家造り
水廻りの4帖は、どのように見えるのだろう?


         

         ライフスタイル89

浴室から中庭側を見る。

浴槽内に身を沈めて・・・中庭越しに夜空が見える。

絵には表現されていないが、2階ブリッジに遮られて、

隣家からは、プライバシーが確保できるだろう。


浴室~洗面室間の、ガラス壁の有無に関しては、

意見が分かれるところ。

オールインワンの計画では、ガラス壁も不要になる。

ガラス壁の意味合いは、湯の跳ね返りと湯気の遮断だけ。

湯気対策は、窓からの外気取入れと換気扇で解決できそうだが、

洗体時の水跳ねは・・・難しそう。

シャワーブースと置き式バスタブで、対応できそうだが・・・

生活習慣の違いを、克服しなければならない。


取捨選択を迫られる。

洗面脱衣室は・・・

2012-09-22 | 家造り
浴室に繋がる洗面脱衣室は、

一体的な空間で広く見せよう。


          

          ライフスタイル88

浴室と洗面脱衣室を合わせて4帖の広さ。

市街地に建つ住宅としては、まずまずの広さだが、

心地よい空間に見せるには如何に・・・。


まず・・・浴室との境はガラスの壁にして、空間の一体感と

広がりを確保する。


洗面の向きを90度回転させ、壁を前にセットした。

前回までは、屋外を見ながら洗面できる向きにしていたが、

洗面台の高さで、屋外との一体感が阻害される。


洗面室の空間が、屋外に流れ出していくような感覚は、

窓開口を床レベルまで下げなければ、確保できない。

床から天井までの嵌め殺し窓を確保するため、

洗面台の位置を変更した次第。


洗面台の左側には、衣類クロゼットとメディシンキャビネット。

化粧台の下には、屑篭を置けるようにした。

浴室・洗面室の清掃では、思いの外ごみが出る。

準備は怠りの無いよう・・・設計段階でクリアーしておこう。

2階水廻り・・・

2012-09-16 | 家造り
2階の水廻りを検討する。

まずは、2階のプランを思い出してみよう。


           

           2階プラン

南北の寝室をはさんで、水廻りをレイアウトした。

中庭を見下ろす位置に浴室はある。

開放的な浴室を作るには・・・

           

           ライフスタイル87

2階に浴室を設ける時は、漏水等のリスクを考えるとユニットバスの選択が賢明か?

防水パンで水を受けてしまうので、接合部のシールさえしっかりしていれば・・・

心配な時は、その下部にシート防水を設置すればよい。


今回は1620・・・1600×2000mmサイズのユニットバスをセットした。

浴室には、出入り口のほかに2箇所の屋外に面した窓を計画している。

浴室内に湿気を残すと、黒かびの原因になる。

気候の良いときは、窓開放のままで入浴するくらいの気持ちで・・・

風呂に入ろう!

もっと安全な壁量設計は・・・

2012-09-15 | 家造り
建築基準法の壁量設計よりも

高い構造安全性を確認できるのが、

品確法「住宅の品質確保の促進等に関する法律」の住宅性能表示制度で

定められた壁量設計である。




品確法は地震・風・雪の力が加わった時の建物強さを

耐震等級(等級1,2,3)

耐風等級(等級1,2)

耐積雪等級(等級1,2)で評価するものだ。

建築基準法の強度設定は等級1に相当し、耐震等級2は等級1の1.25倍、等級3は1.5倍

                   耐風等級2は等級1の1.2倍

の強度を設定している。

品確法は2000年4月1日に施行された。

その中の「住宅性能表示制度」は、住宅のもつ構造安全性や防犯性・断熱性などの、

性能を表示する共通ルールを設けることで、消費者が安心して住宅を取得できるように

するための、任意の制度である。

建物の安全性

2012-09-09 | 家造り
建物の安全性は建築基準法で担保されている。

もとえ・・保障されているのではなく、最低基準が決められているだけ!

ここを間違っている人は、かなり多い。


建築基準法では、「2階建て以下で、かつ延べ面積が500㎡以下の木造住宅は

構造計算を必要としない」としたが、その代わりに構造安全性を確認する

「仕様規定」が設けられている。

これが「壁量設計」であり、木造の耐震性を確認できる一番簡単な方法と言える。


木造の耐震・耐風および耐積雪に関する構造規定では、壁を重要な耐震要素と考え、

建物に必要とされる量の壁を、吊り合い良く配置することで、構造安全性を担保

するようにしている。更に、耐力壁がその効果を発揮するために、接合部の

強さもしっかりとチェックする必要があるとしている。

「壁量設計」は、これら一連の項目を全て満たすことで成り立っている。


では、建築基準法の規定どうり建物を作れば、どの程度強固な建物になるのか・・・

耐震的には・・・数百年に一度発生する地震(東京では震度6強から震度7程度)の

        地震力に対して倒壊・崩壊せず、

        数十年に一度発生する地震(東京では震度5強程度)の地震力に対し

        損傷しない程度

耐風的には・・・500年に一度程度発生する暴風の力に対して、倒壊・崩壊せず
        (1991年19号耐風時の宮古島気象台記録)

        50年に一度発生する暴風による力に対して、損傷しない程度
        (1959年の伊勢湾台風時の名古屋気象台記録)

とされている。

これって・・・キット「最低限の目安」なのだろう。

もっと適正な基準はあるのだろうか?

力の流れを立体的に見ると・・・

2012-09-08 | 家造り
水平構面の話を書いたので、立体的に書き改めた。

            

            ライフスタイル86

分かりにくい絵なので、説明を加えよう。

水平構面が3面ある。

下から1階床面。その上が2階床面・・・そして一番上が屋根面。

この水平面を貫く形で、耐力壁が基礎から上に伸びている。赤色が耐力壁の位置。

この耐力壁は、反対側にもバランスよく入れたが、煩雑になるので絵から省いた。


絵から分かることは、この水平面が堅固にできていないと、

横から(地震力)力が加わった時、変形して力が耐力壁まで伝わらない。

柱ー梁の接合部に、力が加わって破壊に至る。


従来は、火打ち土台・火打ち梁を適所に配置して、床面の剛性を確保したが、

最近は、構造用合板(ベニアの厚い物?)を床仕上げの下に用いて、強度を確保する。

ツーバイフォーの床構造に近いかもしれない。


住宅の基本は・・・「安全・安心」

改良プラン

2012-09-02 | 家造り
1,2階の壁位置を見直しつつ、プランの調整をする。


              


              1階プラン


              


              2階プラン


壁に赤線を入れたところが、1,2階を通して壁のある位置を示す。

建物の外周に、均等に配置してある。

所謂・・・構造壁。この長さを検証して、壁量の判定をする。

建物の中心部分には壁が少ない。

コートの車を見て楽しむため、中庭に面して開口を大きくとった事が、

このような結果になっている。

中央部分は、柱で荷重を支えている。


2階部分では、それぞれの寝室を繋ぐ形でブリッジを追加した。

寝室からはブリッジに出て屋外の空気を吸う。

眼下の愛車を上から見て楽しめる。


このデッキを追加することによって、2階部分の水平構面を強固にすることができた。

このデッキを介して、車の上に可動式の天幕が設置できるかもしれない。

更に検討を続けよう!

木造では、壁位置を配慮してプラン作り・・・

2012-09-01 | 家造り
2階北側寝室のプランを見直す。


            

            ライフスタイル83


上段に2階のプラン、下段に1階プランを書いた。

1,2階は上下で重なる関係になる。

色をつけた壁は、上下で連続した壁位置。


木造住宅では、壁位置を上下階で合わせたり、プラン全体にバランスよく配置することを

念頭に計画しなければならない。

それは地震時にかかる横応力を、建物全体で受けなければならないからである。

壁位置のバランスが悪いと、部分的に力が加わり、弱いところから建物は破断し、

ついには全体が破壊する。


前回まで、2階東側(プラン右端)にあったテラスを中止した。

市街地敷地で、屋外に出れるチョッとした場所がほしかったが、

上記した壁位置をうまく配置することは、難しい。


むしろ、16帖の寝室空間をうまく演出したほうが、実りが多い。

廊下から入った左半分エリアは、クロゼットとベッドの就寝エリア。

右半分の8帖は、居間的空間になる。

ここから出られるブリッジを新たに計画した。

ブリッジからは中庭ガレージが覗き込める。


右下にチョロリと伸びたのがブリッジだが・・・

詳細は次回に。