手助けサークル。家造りを自力でやりたい。 ちょっとしたアドバイスと助力を得て、 自分の家を持つ。

ミッドセンチュリーに生まれた世代が、次のステップを
見据えて“終の棲家”を作る。ミステリアスな家が
できるか?

部屋内から見た中庭

2009-06-28 | 家造り
ホテルの中庭は、どのように見えるのだろう。


               
               コート18

窓越しにテーブルが並んでいるのが見える。
部屋内にもテーブルが並んでいるので、
ホテルのダイニングルームだろうか。

中庭が絵のように見える。
この窓はピクチャーウィンドーなのだろう。

窓からの見せ方・・・
見える範囲は・・・
これらが、二つの空間のプライバシーを決定付ける。

ホテルと住宅では建物の用途が違うので、
もう少し開放性を求めても良いだろう。

二枚の写真から解かることは、
部屋内からは良く見えても
部屋内は比較的見えにくいと言うこと。

夫々の空間の明るさが、視認性を決定している。
昼間は部屋内が見えにくく
夜になると部屋内が良く見える。

開口部の大きな住宅が多く見受けられるが、
見せ方・見え方・見られ方を検討しておかないと・・・
住み難い住宅が出来上がってしまう。

 

このテイスト・・・

2009-06-27 | 家造り
今回掲載する写真は、オランダ・アムステルダムのホテル「THE DYLAN」
モダンな建築が建ち並ぶアムステルダムの新市街から旧市街に入ると、
運河が流れるいかにもアムステルダムらしい雰囲気が漂ってくる。

ホテル「THE DYLAN」は、17世紀に劇場として使用されていた由緒ある建物を、
1999年にロンドンのインテリアデザイナー アヌースカ・ヘンペルがモダンなホテルへと蘇らせた。

この写真は、その中庭

               
               コート17


外壁と窓に囲まれ・・・
それでいて、程ほどのプライバシーを確保。

パラソル下での朝食は、ゆとりの一時・・・
ここは室内の延長と言うよりは、キッチリと屋外。

日本の住宅事例には、なかなか出てこないテイスト。
空間の広がりを取りきれない、日本住宅での宿命か・・・

何とも味のある・・・

2009-06-21 | 家造り
何とも味のある中庭・・・
イギリスの住宅に見つけた庭。


               
               コート16


手前に見えるのはオリーブの木だろうか?
時代を感じさせる庭だ。
置かれている家具も、風雨にさらされ時間の経過を感じる。

今まで見てきた写真は、新築の住宅ばかり・・・
時の経過も生活感も、感じにくいものが多かった。

この写真に写るレンガの表情は、なんとも・・・味がある。

変に癒しを感じてしまう。

夜景写真があった

2009-06-20 | 家造り
<コート5>で紹介した中庭の夜景写真があった。
別の雑誌を見ていて見つけたのだから・・・
同じ嗜好の輩が多いこと。


               
               コート14

プランを見ると、手前に一部屋ある。
この部屋には、中庭を歩いてこないと入れない。
雨の日には、傘を差してとぼとぼと・・・

この手のプランは、昔から名作?と呼ばれている間取りに多い。
言わずと知れた安藤忠雄の<住吉の家>
これは、二階のレベルで部屋が繋がっていたか・・・
昔のことで忘れた。
使い勝手は別にして・・・何か感じるのだろう。

この写真の家・・・窓開口が大きくて気持ちよい。
二層分の高さがある。
写真の奥、照明の明るく見える所が二階部分。
中央に見えるのが、二階へ行く階段。
完全な二階ではなく、半層上がったような状態か。

出入口の高さが、開口高さであることも、形態をシンプルに見せている。
しかし、この開口のプロポーションは、スムーズに開閉できる縦横比ではない。
普通、横幅の三倍が高さの限界とされている。
上部で吊りこんだハンガードアなら別かもしれないが・・・

形態だけで選択できない難しさがある。

日常をシャットアウトして・・・

2009-06-14 | 家造り
趣味に没頭できるプライベート空間
だ、そうです。


              
              コート13


この手の中庭は、結構在るようです。
同じ写真を載せているわけではないのですが・・・
何か以前に見たような・・・と、思うようなものばかり!
人の考えることは似てくるのか、それとも・・・
想像力に乏しいのか・・・

嫌味のない中庭ですが・・・
これを健康的なとでも呼ぶのでしょうか。


90度鍵型に折れた部屋内は、結構 中が良く見えるようです。
居間とダイニングなら良いですが、ベッドルームとなると
少し問題があるかもしれません。

窓上の壁を見せないように、ブラインドを少し下げてありますが・・・
部屋の抜けを良く見せるために(下がり壁が見えると、部屋内と中庭が
仕切れて見えるので)このような、取り付け方をしているのでしょう。

天井面までサッシュの高さを上げると、建物の階高も高くなり・・・
建設コストも高くなり・・・
辛いところなのでしょう。



プロバンスの誘惑・・・

2009-06-13 | 家造り
・・・誘惑・・・
心を誘う。
想いで。

南フランス・プロバンス地方は長閑な田園風景が広がるのか・・・

                             
               コート12

田園にたたずむ白亜のコートハウス。
軒先には葡萄の葉が茂り・・・
午後の陽中・・・
静かに午睡をむさぼる。

こんなことをイメージさせる絵だ。


開口部の門型石積み・・・
コートの石張り床。
アーチ型を描く出入り口壁と
その屋根に乗るスパニッシュ瓦。

これも、コートを演出する手法の一つかも・・・

窓の外に・・・

2009-06-07 | 家造り
窓の外に中庭が見える。
広さ的には二間四方位で、今回の計画に近い空間だ。


               
               コート11

壁に囲まれた中庭。
壁には蔦が這い上がる。
家の中を覗うレッドリバー・・・
左の壁前には、バイキング用のコンロ台。
コートの中央には、六人がけの白い屋外用テーブル。

アウトドア派の生活が窺がえる。
周辺環境は定かでないが・・・緑に囲まれた郊外地の住宅だったら、素晴らしいだろう。


窓の向こうに何が見えるか・・・?
特に、インナーコートの場合は、対面する外観の作りこみが肝心である。
外壁の仕上げ材・対面する開口の位置・・・等 

忘れていた・・・部屋内から見たコートは

2009-06-06 | 家造り
部屋内から見たコートの写真を忘れていた。
距離を見せることで、部屋の広がりを出せるか?


               
               コート10


何せ・・・長いカウンターが壁沿いに!
これは距離を感じる。
中程にあるサッシュを突き抜けて、コートの中まで。

インナーダイニングとアウトダイニング。
確かに二つ足せば、広大なダイニング。
季節・気分に合わせて、使い分けるダイニングは楽しいだろう。

お客様を迎えたダイニングパーティーは、一大イベント。
日本の日常習慣には、最近あまり見られないが、
田舎へ行けば、この手の集まり?は、今でもあるのだろうか。

家具も照明器具も、あまり見られない。
シンプルと言うか・・・
ミニマルな空間と言うのだろうか。