手助けサークル。家造りを自力でやりたい。 ちょっとしたアドバイスと助力を得て、 自分の家を持つ。

ミッドセンチュリーに生まれた世代が、次のステップを
見据えて“終の棲家”を作る。ミステリアスな家が
できるか?

吉野杉・・・柾目

2018-08-26 | 建材
秋田から吉野に移ろう!

これが吉野杉柾目の画像。


奈良県吉野地方で
昔から植林されてきた
民有林材。

樹脂成分が程よく、
手垢が付きにくい為、
造作材として、
広く使われている。

心材は淡い紅色で、
白みを帯びたものが、
良いとされているが、
「赤杉」と呼ばれる
赤みの濃いものも、
経年変化に対して
その色合いが良く残るため、
柱材、造作材として
好まれる。

木取り・・製材法によって木目が変わる

2018-08-25 | 建材
秋田杉の柾目と板目の写真を掲載。


こちらが秋田杉の柾目

杉の産地によって、
材色が変わるので、
合わせて記憶にとどめておきたい。


こちらが秋田杉の板目


木目によって部屋の意匠も変わる。

柾目は・・・
静謐・安定・気品・・・等、
日本人好みのインテリアに向いている。

板目は・・・
数寄・動的・日常・・・等、
カジュアル感がある。

どの様な木取りをすると、
この様な木目が現れるのか?



これが、丸太から材を挽き出す時の
割付け位置。

左の板材で、上から
本柾(糸柾)、中杢、中板目、板目の
呼称で呼ばれる。

右側の絵は柱材の木取で、
左から、4方杢、2方柾、4方柾。
4方杢は、柱の4面が全て杢。
2方柾は、2面に柾目が出た柱になる。

独立柱、壁付柱等、
取り付け位置によって、
柱の木目に配慮する。

8月21日(火)のつぶやき

2018-08-22 | リフォーム

杉・・その②

2018-08-19 | 建材
杉は日本特産。
本州、四国、九州に分布する。

樹形も、前回は円錐形と表現したが、
老木になると円形になる。

人も歳を取ると、丸くなるのに似ている。

常緑樹で、
樹高は30~40m
幹軽は1.5~2m
花期は3月~4月 杉花粉の時期でもある!
熟期は10月

樹皮は赤褐色。
縦長に裂けて剥落する。

長さ4~13㎝の鎌状針形の葉が、
らせん状に配列。

前回の写真で再確認。


淡い黄色の雄花は、
長さ5~7㎝の楕円形で、
小枝先端部の葉腋に穂状に集まり、
雌花は緑色の球形で、
穂先に一個付く。

球果は直径2~3㎝の卵上球形で、
両側に狭い翼をもち、
褐色に熟す。


木の話 その① 杉・・・

2018-08-18 | 建材
木の話を始めよう。

国内産、輸入木材、針葉樹、広葉樹・・・

どの様なところが産地で、
どの様に使わられるのか・・・

初回は「杉」。

終戦後に植林された杉が、
建築用材として、
使用可能な大きさに育った。

戦後の高度成長で、
生産性の期待できない林業が、
置いてきぼりにされたが・・・

国を挙げて、
林業のテコ入れに躍起になった。

公共建築には、木を使うことを義務図けるほど?
建築家隈研吾は・・・国立競技場に木のフレームを。

これが「杉」の林。


東山魁夷の”青い峡”を思わせる!

杉の樹形を絵にしてみると


ほぼ円錐・・

木の詳細は?


杉の葉と・・花が咲いているのか?

この葉っぱ・・どこかで見かけたことがあると思う。

そう・・割烹の男子トイレ。
小便器の中に見た吾人は、多いはず。

臭い消しと・・見た目の爽やかさ。
こんなところにも使われている「杉」。