手助けサークル。家造りを自力でやりたい。 ちょっとしたアドバイスと助力を得て、 自分の家を持つ。

ミッドセンチュリーに生まれた世代が、次のステップを
見据えて“終の棲家”を作る。ミステリアスな家が
できるか?

テラスは・・・

2007-03-24 | 検討模型
四隅にあるテラスは、気持ちの良い空間になるだろうか?

           
           メモ60

目線の高い撮影だが、出入り口とコーナー壁の関係が分かる。
テラスに椅子を出して、天気の良い日は日光浴もできる。
入り口を開け放てば、部屋を通って反対側の出入り口まで直通している。

部屋内への通気・・・
視界の抜けも、期待できる!

外へ倒れたキッチンの窓も、程々の角度ではないだろうか。
出窓部分の壁エッジが、形態に変化を与えている。

屋根を取り付ける前に・・・

2007-03-24 | 検討模型
屋根を固定してしまう前に、部屋内を見ておこう!
部屋相互の関係性・・・
部屋間のプライバシー・・・
視界の範囲は・・・
         
         メモ59

中庭への光の入り具合は、太陽高度にレンズ位置を置いて撮れば、
大体想像が付く。

冬至日の太陽高度は30度程度だから、冬の日でも
ここに写っている範囲には、日が入ることになる。
日当たりの良さは確認できた。

ついでに天井の形も確認しておく。
勾配天井の角度はどうか・・・
不必要に高くないか・・・
部屋の広さとバランスが取れているか・・・
確認することは多い。

模型パーツを纏める

2007-03-21 | 検討模型
検討模型のパーツを作り続けてきたが、
これらを纏めて、接着する。

             
             メモ58

左手に<夏のテラス>右手に<春のテラス>を見る。
中央の窓はキッチンの出窓。

テラスの床と庇は、10センチの厚みで作ってあるが、このぐらいの薄さで
施工できれば、かなり軽快な横線を強調したデザインとなる。

テラスの床は、本体から跳ねだして浮かした感じに見せている。
ここは木床になると思うが、<冬のテラス>の玄関では石を張りたい。
荷重をもたせつつ、軽やかに見せるには、ディテールに工夫が必要だ。

コーナーを抉ったプランなので、全体は正方形のマッシブなボリュウムを持った
立体だが、人の目線では変化を付ける事ができた。

暖炉イメージ

2007-03-18 | 住宅設備
ここで暖炉のイメージを絵にしてみる。
何度もイメージは更新させれると思うが、直感で書き留めておくことは、
もの作りの基本と思う。

          
          メモ57

鋼とガラスのコラボレーション・・・・?

開放型の暖炉なので、<臭い><音>に関しては、十分<癒し>を
堪能できるだろう!
安全を確保しながら、<見る楽しみ>を満足させるために、耐火ガラスのシェードを
付ける様にした。
後ろの壁部分を熱から十分守るために、鋼の囲いを立ち上げるか・・・?
だんだんストーブ的になってくる。囲炉裏の雰囲気は薄れる。

耐熱的な建材で壁を作る方法は・・・
耐火煉瓦・・・
抗火石・・・
不燃材・・・

燃焼面は床から50センチは上げたい。
椅子に座って見る炎の高さは、床面では低すぎる。
火元の面積がそれほど大きくは取れないので、
効果的な位置を計算する必要がある。

暖炉・ストーブ・・・そして囲炉裏

2007-03-11 | 住宅設備
暖炉・・・“炎に求めるものは?・・・”を考えていたら、
想いが<囲炉裏>に発展した。

癒しの根源を<炎>とすれば、そこから受ける情報・・・
<色>
<臭い>
<音>
<暖気>
これらのものが、直接感じられなければならない。

<利便性> <安全性>・・・これらのことを配慮すると、
ストーブのような密閉された空間の中で、<熱>だけを効率的に取り出す機器が考えられる。

技術・文明は時にして、大切な一面を切り落とす。
効率・技術では補い得ない<何か>。

人類のDNAに組み込まれた、<輪になって火を取り囲む>原始社会からの
習慣。
これは囲炉裏を囲む日本人の原風景に重なる。

囲炉裏の空間こそ、<炎>に求める風景かもしれない。
加えて配慮しなければならない<安全性><機能性>を考えれば、
新たな囲炉裏空間が、想像できる。

今は<耐火ガラス・耐熱ガラス>等、火を囲う材料は色々ある。
<臭い><色><音>を切り捨てることなく、<炎の癒し>を
手に入れる。
何かできそうな気がする。



薪ストーブの構造

2007-03-04 | 住宅設備
薪ストーブの写真と、仕組みの図面を入手。

資料が小さくて見難いと思うが、上部に四種類の薪ストーブ・・・下段にストーブの切断図を載せる。

           
           メモ57

構造の大まかなイメージは、薪を燃やす燃焼室と、それを取り巻く
空気を暖める通気空間からできている。
部屋内の空気を、燃焼室の周囲を通過させることによって暖め、
温まった空気を再び部屋に送り返す。
空気は汚れず、温度だけが上がる。薪から出る二酸化炭素と臭気は煙突を介して、
外へ廃棄する。
熱交換だけが合理的に完結する。外に廃棄してしまう暖気を、どれだけ部屋内に還元できるかは、
ストーブメーカーのノウハウだろう。

こうしてみると、ストーブのマイナス点も見えてくる。
薪がパチパチと燃えるときに発する<音>が聞こえるだろうか・・・?
薪が燃えるときに発する<臭い>が臭うだろうか・・・?
何れも多少は期待できる。
暖炉もしくはストーブに求める<癒しの原点>を何に置くか・・・・

<機能と効果>の鬩ぎ合いを、検討していこう!