手助けサークル。家造りを自力でやりたい。 ちょっとしたアドバイスと助力を得て、 自分の家を持つ。

ミッドセンチュリーに生まれた世代が、次のステップを
見据えて“終の棲家”を作る。ミステリアスな家が
できるか?

センゴンラウト

2020-08-30 | 建材
マメ科。
別名バタイ(マレーシア)、ホワイトアルビジア(パプアニューギニア)

板目板の画像から・・・・


分布はモルッカ、イリアンジャヤ原産。
(現在は東南アジアで、広く造林されている。)

全体に白色~桃色を帯びた淡い黄褐色で、
辺心材の境界は不明瞭。

木理はやや交錯し、
肌目もやや粗い。

軽軟な為、
乾燥・加工が容易で、
特に表面の仕上がりが良い。

強度は極めて低く、
耐朽性も小さい。

虫害を受けやすいので、
注意が必要。

用途は造作材、家具、合板の心材など。

セプター

2020-08-29 | 建材
マメ科。
別名セプチール、シンドラ(インドネシア)

板目板の画像から・・・


分布はサバ、サラワク、ボルネオ、インドネシア、タイなど。

辺材は淡い赤色。

心材は黄褐色~赤褐色を呈し、
時に濃色の縞をもつ。

木理は通直~交錯。

肌目はやや緻密で、
わずかに光沢を有し、
リボン杢が現れる。

やや重硬だが、
加工性は比較的良く、
表面の仕上がりも良好。

釘打ちにより割れやすい。

耐朽性は中程度。

用途は装飾材、家具、化粧用単板など。

ニャトーのブラウン色仕上げ

2020-08-23 | 建材
まずは画像から・・・



ニャトーは、
ラワン・メランチ類と、
ほぼ同じ用途に用いられている。

散孔材であることと、
材色が赤褐色系のために、
カバ材の塗装に似た、
均一色系の仕上げを行うのが、
普通である。

材色が濃厚な為、
透明着色仕上げの場合は、
色相がかなり限定される。

一般には、
目止め着色、
塗装着色の、
二段着色が行われる。

ニャトー

2020-08-22 | 建材
アカテツ科・・
別名ナトー(フィリピン)、ペンシルシーダー(パプアニューギニア)。



分布は東南アジア~ニューギニア。

心材は桃色~赤色~赤褐色と、
材により幅があり、
辺材は心材よりも淡色。

木理はやや交錯。

肌目は粗~やや緻密。

やや重硬なため、
加工性は中程度だが、
接着性・表面の仕上がりは良好。

同種でも、
シリカを含むものと、
含まないものがあるので、
注意が必要。

耐朽性は中程度。

用途は床材、敷居、造作材、家具、合板など。


レンガス

2020-08-16 | 建材
これもウルシ科。

分布はマレーシア、インドネシア、ミャンマー、インド。



辺材は桃色を帯びた褐色~灰色。

心材は鮮赤色~橙赤色で、
濃色の縞をもつ。

木理は交錯。

肌目は緻密~やや粗で、
独特の光沢を有する。

やや重硬でシリカを含むため、
加工性にやや難があり、
生材はかぶれるので、
注意したい。

強度は高く、
耐朽性も大。

用途は床柱、装飾材、家具、化粧用単板など。

テレンタン

2020-08-15 | 建材
ウルシ科。
東南アジアにはウルシ科の木が多い。



別名キャンプノスペルマ(ニューギニア)

分布はフィリピン、マレーシア、ニューギニア。

全体に淡い桃色~桃色を帯びた灰色。

辺心材の境界は不明瞭。

辺材は時間が経つと灰色が濃くなる。

木理はやや交錯しているが、
肌目は緻密。

軽軟~やや軽軟で、
乾燥・加工性は容易。

但し、
乾燥時には反りが出やすく、
加工時には毛羽立ちやすい。

耐朽性は小。

用途は家具、化粧用単板、集成材、合板など。
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ニューギニアウォルナット

2020-08-09 | 建材
ウルシ科・・・
別名ダオ、センクアン(マラヤ、サバ、サラワク、インドネシア)



分布は東南アジア~ニューギニア~ミャンマー。

心材は色調に幅があり、
桃灰色~灰褐色~桃褐色の地に、
暗色の縞模様を呈する。

辺材は心材よりやや淡色。

木理は交錯し、
肌目も粗いが、
独特の光沢を持ち、
リボン杢が現れる。

乾燥時に反りやすいが、
やや重硬な割には、
加工性が良い。

耐朽性は中程度。

用途は装飾材、造作材、建具、家具、化粧用単板、合板など。

黒檀(コクタン)

2020-08-08 | 建材
カキノキ科・・・
確かに柿の木の木目に近い。
色合いも・・・?

別名エボニー、カマゴン(フィリピン)

画像から見てみよう!



カキの木にそっくりだ。

分布は東南アジア、インド、スリランカ。

辺材は淡い赤色。

心材は濃い黒色~桃色の地に、
赤褐色の縞を持ち、
その色調により本黒檀、
縞黒檀、青黒檀、斑入り黒檀に大別される。

材により幅があるが、
一般に木理はほぼ通直。

肌目も緻密で光沢をもつ。

極めて重硬な為、
乾燥・加工性に難がある。

耐朽性は大。

用途は床柱、装飾材、家具、化粧用単板など。


カリン色ラッカー仕上げ

2020-08-01 | 建材
硝化綿ラッカー(通常のラッカー)は、
外観は美しいが、
肉持ちはあまりない。

ポリウレタン塗料やポリエステル塗料は、
肉持ちがかなりあるため、
カリン材に中途半端に塗布すると、
深い道管部が目はじきを起こして、
見苦しい塗り肌になってしまう。

道管部を、
シャープな切れ味の、
オープンポアー仕上げとするため、
ラッカーのみで塗装した例。

その画像は・・・