手助けサークル。家造りを自力でやりたい。 ちょっとしたアドバイスと助力を得て、 自分の家を持つ。

ミッドセンチュリーに生まれた世代が、次のステップを
見据えて“終の棲家”を作る。ミステリアスな家が
できるか?

玄関から居間へ・・・

2007-12-30 | 照明
ずいぶん広い玄関である。
日本式住宅のように、玄関に上がり框らしきものが見えない。
靴の履き替えが無いのだから、当然か・・・

               
               照明8

玄関に立って、二階へ行く階段と左奥にリビングを見る。
天井面はいたってシンプル。
階段脇の天井にラインの照明器具が見える。
これも他の部屋と同一の器具。
徹底した形態コントロール。

一番手前に赤いコーンが写っているが、この左がウォークインクロゼット。
来訪者は、ここでコートを脱いで預ける。
クロゼットの中には、トイレと洗面が設置されている。
ガラス張りのクロゼットで、気持ちがよさそう・・・

リビングのコーナーを、左へ曲がったところがファミリーダイニング。
客用スペースとの間には収納壁
パブリックとプライベートの間を、柔らかくつないでいる。

ダイニングルームでは・・・

2007-12-29 | 家造り
メインダイニングルーム(客用ダイニング)では、どのような照明計画が?
上段の写真がダイニング。

                
                照明7

庭に面した、大きな窓前のダイニング・・・
昼間・薄暮のころは、照明もそれほど必要としない。
深夜に及ぶパーティーでは、どのように・・・?

この写真からわかることは、やはり食卓の上部にあるライン照明。
キッチンにある照明と、同じデザインの器具が一列。
右の壁にかかるテキスタイルを照明する、ウォールウォッシャーが一台。
それも同じ機種の照明が・・・

住宅内部の照明デザインが、ひょっとしたら一種類では・・・?
ずいぶん禁欲的な照明計画である。

下の写真は、玄関脇にあるウォークインクロゼット。
正面に見える壁には、ドア(写真は開いた状態)が付いていて、クロゼット内にある洗面・トイレを
使うときは、閉める。
来訪者は、ここにコートを置き居間に進む。上部の写真でダイニングの右が居間だから、
下の写真で奥に見える居間との関係は・・・ぐるりと回れるようなプランになっているが、
間取りを表示しないと、いまいち分からない。
最後に図面を掲載するか・・・

キッチンの照明

2007-12-23 | 照明
ファミリーダイニングからキッチンに移って・・・
キッチン上部の照明を映し出す。

               
               照明6

流し上部天井に、ボックス型の照明が見える。
ボックスにはダウンライトが並んでいる。
上方から、キッチンカウンターを照明している。
ファミリーダイニングの、ダイニングテーブル上部にも、同様の照明が付いている。

どのぐらいの照度が出るのか・・・
光束は広がらないだろうから、テーブルトップを照らすのが精一杯?
部屋の隅は、ひょっとして闇・・・

シーリングとかコードペンダントがぶら下がっていない・・・
この様な写真は、日本住宅では皆無?かも知れない。
    

キッチンからファミリーダイニング方向を見る・・・

2007-12-22 | 照明
前回に引き続き、外人設計の住宅・・・
照明計画は如何に?

               
               照明5

写真の一番手前は、流しのシンク・・・
向こうに見えるのが、ファミリーダイニング。
外国の住宅では、ゲストと食事するダイニングの他に、家族で食事する・・・
普段使うダイニングルームが、キッチン脇についている。
なんと豪勢な事!

この写真で見る限り、とってもリッチな・・・食堂。
見難いが、天井面に照明が一つ・・・
ボックス状のケースに、ダウンライトが仕込んである。
位置的には、食卓面を照らす位置。
部屋の照度は、何処で取るのだろう?
壁面もサッパリ!天井面も、上記の照明以外は・・・何もない!

夜間の写真でもあれば、状況はもっとはっきりするのだが・・・

日本古来の照明感覚も、昭和以前は、こーだったのかもしれない。
戦後<文化住宅?>全盛期から、チョッと変わったような気がする。
どこもかしこも、満遍なく明るく・・・
谷崎潤一郎<陰翳礼賛>の世界は何処へ・・・

明日の写真では、天井照明の形がもう少し鮮明に。

外人が設計した住宅の照明・・・

2007-12-16 | 照明
住宅の照明の考え方
国が変わると、どのように捉え方が変わるか・・・

                
                照明4

この写真は、二階にあるマスターベッドルーム。
ヘッドボードと言うか、枕もとの壁にブラケット照明が2灯のみ。
寝床に入ってから、本を読む・・・これには欠かせない。

天井面を見ると何もない・・・照明は。
シンプルこの上ない。
写真の正面壁際に、テレビが一台・・・
寝室は、これだけで機能するのかもしれない。

右手はパティオ。大きな開口があるので、開放的である。
昼間、寝室にいることは少ないと思うが・・・
夜間は、このパティオがどのように演出されるのか?
夜の写真も見てみたい。

写真から言える事は、禁欲的にまでシンプルであると言う事!
国によって、感性の違いがはっきりしている。

次回は他の部屋も見てみよう!

飾り照明

2007-12-15 | 照明
今回の照明は、もっと装飾性の高い器具・・・

               
                 照明3

出窓らしきところに置かれた、スタンド?
陶器の中に照明を仕込んである。
造形性もあり置物としても良い。

部屋内の照明計画を考えたとき、満遍なく照度を確保することは・・・
無駄のようでもあり・・・
面白みにかけるようでもあり・・・
でも年をとると、明るい部屋がいいようでもあり・・・
悩ましいところである。

今、世の中の照明は、全体に明るめ傾向にある。
部屋の使われ方が不明のマンションなどでは、小さな居間にダウンライトが
10も15も付いているものがある。まるで星空のような天井照明。
設計マニュアルどおりに付けると、このようになるのだろう。

生活形態が想定できる個人住宅では、このようなことはないと思う。
必要なところに、ふさわしい器具を!
想定外も想像の内なら、事前対応ができる。
大幅改造しないですむような、事前の処置が・・・


適材適所・・・
less is more・・・
ピュアな生活・・・
ロハスな生き方・・・

呟きが聞こえてくる。

タスク照明

2007-12-09 | 照明
task・・・仕事・職務 ~の仕事を課す
タスク照明は、ある仕事を課せられた照明。
仕事をする為・・・
読書をする為・・・
食事をする為・・・
                
                照明2

この写真はチェアー脇に置かれた、フロアスタンド。
読書のために置かれたスタンドか?

照明器具のデザイン・・・
光源の色・・・
光の届く範囲・・・
これらの事で、部屋の雰囲気はかなり変わる。
TPOにあわせて場作りをする。<住まい方>の楽しみの一つ!

前回、事例として掲載した照明方法は、建築化照明と称して、
器具を見せずに空間内に明かりの環境を作る。
今回のタスク照明は、器具の形態・材質を含め、インテリア環境を形成する。
一口にに照明と言っても、これらの使い分けがある。

勾配天井の照明方法・・・

2007-12-08 | 照明
今回は照明方法の検討を!
以前ブログで書いたように、傾斜する高天井に照明をつけるには
工夫が必要!

              
              照明1

高い天井に、直付けの照明器具をつけると、メンテナンスが大変。
最近は光源の寿命が延びたので、それほど球が切れないが、切れた時には
脚立を出したり、それで足りなければ簡易梯子を出したり・・・
最近流行りの、5メートルもある吹抜け天井では、これでも足りない!
プロの電気屋さんに、電球一つ交換のために来ていただくのは無駄!。
自分で維持管理できる家に住むのが、生活者の基本。

左側の写真は、勾配天井の下に平場を作って、ここに間接照明を仕込む。
<終の棲家>では、リビング・ダイニングの照明方法が、この事例のように・・・
平場にダウンライトを設置して、壁面も照明している。
天井面を明るくする事で、空間を広く感じさせる。

右側写真は、カーテンボックスの上部を利用してライン照明を仕込む。
左右写真の照明効果は、何れも同じ結果を得ている。
欲を言えば、天井の中ほどまで、光が届くような光源位置を、確保したい。
寝室2室は、このような方法になる。

いずれの写真を見ても、ソファー・テーブル面では、明るさが足りない。
読書・趣味等 細かい事をするには、スタンド等のタスク照明を併用する事になる。
楽しい器具を選ぶ事で、インテリアの工夫を・・・

住宅設備もスクリーンに・・・

2007-12-02 | 家造り
建築設備のベースボードヒーターが、空間を仕切るスクリーンに

             
             スクリーン16

写真の右手に写っている、竪格子状の部分・・・
暖房の温水が通る、ベースボ-ドのようだ。
輻射暖房で空気を程よく暖める・・・
昔良く使われていた暖房機。

温風暖房が主流の現在は、あまり見かけないかもしれない。
空気もかき回さず、ほこりも立たず・・・
加湿する必要もなく・・・

もう少し意匠性に配慮した製品が出てくると、楽しいだろう。
竪ラインの商品が多いような気がするが、横・斜め・・・渦を巻いていても面白い。
材質も鋼製がほとんだと思うが、放熱性の良い材料はまだまだある。

合わせガラスの間を、色つきの温水が泡を立てながら流れる・・・
動きがあって楽しいスクリーンになるのでは・・?

これぞ究極!<場>まで形成するスクリーン

2007-12-01 | 家造り
スクリーンの目的は、<場>を仕切ること。
でもこれはすごい・・・!
<場>まで形成している!

                 
                 スクリーン15

部屋の中に吊った紗の織物。
なにやら中で、お茶の作法をしている様子。
敷き詰めた敷物と、天井から吊るしたスクリーンで、茶室を構成した。

隣の部屋から見ると、蚊帳の中でお茶をしているみたい・・・
楽しげではあるが・・・チョッと異様。
頭でっかちに物を考えていくと、こんな事も可能になるか?

人の目にどのように映るか・・・
人に見せるものではないと、割り切るか・・・
よく考えて物作りをしないと、笑いを招く。

でも、一度は蛮勇を奮ってやってみたい!