手助けサークル。家造りを自力でやりたい。 ちょっとしたアドバイスと助力を得て、 自分の家を持つ。

ミッドセンチュリーに生まれた世代が、次のステップを
見据えて“終の棲家”を作る。ミステリアスな家が
できるか?

手軽な環境作り

2010-02-28 | 家造り
ダイニングキッチンの環境作りを如何にするか?
ワンルームに違う機能を持つ空間を作るのは、
結構手間である。


                  

                  
この間取りで、キッチン空間とダイニングルームの間に、
どのような仕掛けを作ると、
食事の環境が出来上がるか・・・

スライディングドアー等で仕切るのも、手立ての一つになろう。
しかし、せっかくの広い空間が狭くなる。
もともとが大きな住宅ではないので、
ここで工夫する必要がある。

簡便に思えるかもしれないが、
ロールスクリーンが、結構効果的かもしれない。


                  

                  キッチン11


これは窓に吊るしたロールスクリーンの写真だが、
これをシステムキッチンとダイニングテーブルの間に吊る。
天井面を掘り込んで、巻き上げた時には見えないような工夫も必要だろう。

ダイニングテーブルへの配膳が終わったら、ロールスクリーンをテーブルの高さまで下げる。
透けた感じなので、空間の狭さは感じない。
しかも、調理台の上に残った器具は、スクリーン越しなので、
それほど見苦しい感じには、目に映らない。


工夫とアイデアが、家を楽しくする。

前回のキッチンはこのような・・・

2010-02-27 | 家造り
美しすぎるアイランドキッチンは・・・
これが前回の調理台。


                  

                  キッチン11


形もシンプルで美しい。
コンロとシンクのみのカウンター。
サイドに収納が付いているので、ここには鍋・釜がと、想像してしまう。
調理器具はどこだろう?調味料は?食器類はあるのだろうか?
つまらない心配ばかりしてしまう。

調理後に、いざ食事。その時、この状態で食事が出来るなら、ダイニングキッチンとしては合格点。
調理に使った器具がシンクの中に散らばり・・・食材の端材があちこちに。
それでは、いくら調理の腕がすばらしくとも・・・うまみ半減。
 
この調理台の前に、スライディングドア又は・・・ロールカーテンなど、
視界を程ほどに遮り、しかも空間の広がりをキープする手立ては無いものか・・・           

気持ちの良いダイニングルーム

2010-02-21 | 家造り
気持ちの良いダイニングルームがある。
しかも、キッチンと一繋がりの空間。


                  

                  キッチン10

大きなダイニングテーブルが中央に・・・
そして、その向こうに小さく写るのがアイランドキッチン。

部屋の感じは絵になっている。
しかし、このキッチン・・・どのように使われているのか?
小さすぎる!
左端にシンク、右端にコンロ・・・それも小さなコンロがぽつねんと。

そのほかの調理器具が見当たらない。
電子レンジ・ポット・炊飯器・・・まだまだあると思う。

部屋の機能と風景は、反するものがあるようだ。
生活感のない風景は、美しく見えるのかもしれない。

絵にならないキッチンダイニング

2010-02-20 | 家造り
今回は、絵にならないキッチンダイニング。
作業場としてのキッチンと、団欒としてのダイニングを
一つの空間に纏めこむのは、インテリアデザインの力量がいる。

                  

                  キッチン9

左側はオープンキッチン。
右側はダイニングコーナーらしい。
調理台を背にベンチシートをセットする所がすごい!?

狭い空間に、何もかも無理やり詰め込んだ感じ・・・
調理中、家族はどこにいるのだろう?
ベンチシートに座っていたら、シンクの水跳ねを浴びそうだ。

ダイニングテーブルをベンチシートで作っちゃうのがすごい。
ファミレスへ行き過ぎたせいか・・・
食事中は、誰も席を立てない。手前の人が席を立たない限り・・・動けない!

ダイニングテーブルの長さもすごい。
食器類を奥の席まで並べられるのだろうか・・・
ファミレスでも、ウエイトレスさんが苦労している風景を、よく見かける。

作業の動作環境を考えると、このようにはならないと思うのだが・・・?

このような使われ方

2010-02-14 | 家造り
生活感のある写真を・・・
家族団らんはこのように・・・

                  

                  キッチン8

この位置から、床の段差がわかるだろうか・・・
子供が座っている椅子の先に段差がある。

まだ救えるのは、冷蔵庫・食器棚・調理器具が見えない事。
壁際の収納棚が、食器棚なのかもしれない。
色合いがダークブラウンで、家具調だ。
この雰囲気が、ダイニングの調子をチョッと上げている。

前回の写真のようにキッチン然となると、もー救えない。
台所の片隅で・・・寂しい食事風景。
<食育>などと言うことも、絵空事のように思えてくる。

ダイニングとキッチンをone-roomで構成する時は、
十分、インテリアデザインを検討する必要がある。

やはりあった段差床

2010-02-13 | 家造り
キッチンカウンターとダイニングテーブルの高さを調節するには、
カウンタートップで調整するか、
床に高低差を設けて、調整する方法を説明した。

やはりあった・・・床の段差!

参考写真を掲載する。


                  

                  キッチン7

手前がキッチンコーナー。
奥がダイニングのようだ。

境に14~15㎝の段差がある。
カウンタートップとダイニングテーブルは、一体に・・・しかも、水平に仕上がる。

足元を見ると・・・暗い!
熱い食材をもって、この段差を間違いなく乗り越えるのは・・・?
年をとったら、怖い感じがする。

見栄えと機能性。
良く、勘案したい。


テーブルの高さが、これでわかる。

2010-02-07 | 家造り
調理台・ダイニングテーブルの、高さ関係がわかる写真があった。

                 
            
                 キッチン6


木製のダイニングテーブル。
白色の調理台。
二つの間には、こんなに段差がある。

一つの部屋に・・・しかも狭い空間に多くの要素(材質・色)が入ると、
雑然とした感じになる。

これを、いくらかでも解決しようとして、一体型天板が出てくる。

材質だけでも統一して、段差の出来る所に工夫を凝らせば、
何らかの解決が導けると思うが・・・

そもそも、調理台の脇で食事をする習慣が、いつごろから出てきたのか。

昔、貧しい時代には、流しの脇にちゃぶ台(ひょっとして死語?)を置いて、
冷や飯をかき込む・・・なんて、映像があったような気もする。

豊かになったと言われる現代、なぜこのような食習慣があるのか?

















ダイニングテーブルにならない大型テーブル

2010-02-06 | 家造り
ワイワイキッチンの調理台と、一続きでダイニングテーブルを計画する時、
注意しなければならないのは、テーブルの高さ!
前々回の写真と、今回の写真を合わせて見てもらいたい。

                  
          
                  キッチン5


調理台とダイニングテーブルの高さが同じ。

コンロの乗っている調理台の高さは、80センチから90cm。
ダイニングテーブルの高さは、70cm程度。
高さにして、10センチから20センチの高低差がある。

調理台の高さは、調理作業をする関係から、高さを下げることは出来ない。


と言うことは、テーブルの天板を同じ高さでカッコ良く作ろうとすると、
テーブルに座った時、足が宙ぶらりんになる。
対応は、この写真にあるような足の長い椅子を使うこと。

しかし、これが落とし穴。

家での食事は、スタンドでそばを食べるのとは違う。
ちゃんと床に足をつけて、落ち着いて食事をしなければ・・・。

食生活の基本<環境>は、しっかり造りたい。

方法は幾つかある。

天板は、あえて段差をつけ、それをデザインでカバーする。 

床に段差をつけ・・・調理空間の床を10センチから20センチほど下げておくと、
テーブルの天板は、段差をつけなくても良い。
反面、移動に困難をきたすが・・・?

何を優先させるか・・・各家の特徴が、ここらに現れてくるだろう。