手助けサークル。家造りを自力でやりたい。 ちょっとしたアドバイスと助力を得て、 自分の家を持つ。

ミッドセンチュリーに生まれた世代が、次のステップを
見据えて“終の棲家”を作る。ミステリアスな家が
できるか?

多目的ルームは・・・息子との遊び場

2013-12-15 | 家造り
2階のPlus-oneは、親子の遊び場・・・
イメージは・・・

        
        20131215

板張りの床が、奥の屋外テラスまで伸びている。
テラスには、テーブルセットが。

親子の頭の上に、ゲート状に見えるのは耐力壁。
左手がキッチンで、右手がリビングダイニング。
フルオープンに開いた扉の先は、屋外。
風も抜けるし、陽光も差し込む。
テラス先に見えるのは、フライシェルター。帆布で出来た目隠しスクリーン。
緩やかに視界を遮る。

2階は開放感十分の住宅になった。

南側立面・・・開口の位置に注意

2013-12-14 | 家造り
長手方向・・・南側立面を掲載する。

          
          20131214

通常の開口大きさと違うのを、確認願いたい。
理由はプライバシー・・・30坪程度の敷地では、周囲から覗かれてしまう。
多くの住宅は、広い開口を確保しても、シャッターを下ろしたり、カーテンを引いたり、
障子を締め切った部屋で生活している。
これでは「窓」の意味がない。
窓を設けるからには、採光・通気・出入り・風景・・・等
本来の目的を達成できるような、位置と大きさを熟慮する必要がある。

今回の住宅では、1階はプライベート空間。
寝室が主体なので、大きな開口は必要ない。
通気と幾ばくかの採光が取れればよい。
テラスへの出口も、使用頻度が少ないなら、くぐり戸程度の大きさも、面白いのでは・・・
2階はパブリックな空間。
リビング・ダイニング・・・多目的室と、ライフスタイルの中核を担う領域。
ここはしっかりと開口を確保。
2階テラスへの開口は、フルオープンの開き戸。
開いたままで・・・アウトドア生活を満喫する。
ダイニング、キッチンの窓も、高めな位置に・・・空が良く見えるように設置。

結果・・・立面に書かれたような、大きさの不ぞろいな・・そして、思い思いの位置に開口ができた。
これって・・・主義主張のある住宅になりそう!

長手方向の断面図

2013-12-08 | 家造り
長手方向・・・東西方向で切った断面。

          
          20131208

左手が西側で、そこには道路が。道路の先には隣家があるはず。

左端が階段室。途中に人が・・・
1階には、ステージ1,2が横に並ぶ。
間には、シャワーブース・洗面・洗濯コーナーが。
2階では、ステージ3,4が1階のステージに重なる形で・・・
間には、Plus-oneの多目的エリアがある。
特徴的なのは、タワー状のステージが、建物の骨格を作っている事。
地震・風の水平力を、この部分で対応。
その結果、住宅の外郭は水平力を負担しない。
筋交い・耐力壁等を必要としないので、開口部を必要に応じて開けることができる。
住宅の外観に、工夫を凝らすことができる。

次回は、どんな外観になるか・・・

西側立面・・・道路側から見る

2013-12-07 | 家造り
短編方向の立面を見る。
ちょうど、西側道路から玄関部分を見た形になる。

         
         20131207
まず、手前にグリーンゲイトが見える。
道路と敷地を緩やかに仕切る、緩衝帯になっている。
地域の緑化と、街の景観作りに貢献。

左手から駐輪場。
葡萄棚の下に・・・小綺麗に、そして整然と。
建物の中央に見える板張り壁は、階段室部分。
その右手に玄関ドア。
地盤面から50センチ程上がっているので、
玄関ポーチがステージのように・・・・

駐車場越しにテラスが見える。
車が入っている時は、テラスに居る人の姿は、ほとんど見えない筈。
2階テラスのほうが、目には付く。
グリーンゲイトの造り込みで、視線を遮りたい。

南北断面・・・住宅の立体を確認

2013-12-01 | 家造り
住宅を南北軸で切った断面を掲載する。
断面寸法を見ると、住宅の特徴が概観できる。

        
        20131201

南北軸で切断したので、住宅の短編方向が標記される。
左側が北・・・右側が南で、庭とテラスが分かるだろうか?
左端に書かれた断面寸法を見ると、ごく標準的な寸法が選択されている。

地盤面から1階の床面までが70センチ。
これは、床面の上に二重床(高さ20センチ)を造ったので、通常よりは20センチ高い。
仕上床の下に中空を設けたのは、配管・配線のメンテナンスと交換が、簡便にできるように配慮した。
長寿命住宅を建設する場合、維持管理とコンバージョンは欠かせない。
生活の構成員が変わったとき・・・ライフスタイルが変わったとき、家の構造が、これに対応しなければならない。
 
1階から2階は2.7m。
流通している柱材・合板・外壁材等、経済性に配慮すればこれは妥当な寸法。
2階も当然二重床。
2階の軒高は2m。開口高は1.8m・・・最近の住宅では、開口高さを思いっきり高くとるが、
理由は、後日追々と・・・

切断位置は、前回「広縁」と説明した場所。
ここに書かれる様な、勾配天井になっていたのだ。
1,8m~2.7mの高低差は、特徴ある空間になるだろう。