手助けサークル。家造りを自力でやりたい。 ちょっとしたアドバイスと助力を得て、 自分の家を持つ。

ミッドセンチュリーに生まれた世代が、次のステップを
見据えて“終の棲家”を作る。ミステリアスな家が
できるか?

水周りの壁位置は・・・

2010-05-30 | 家造り
水周りの窓位置は、さらにプライバシーの確保を要求される。
かと言って、閉鎖過ぎる水周りも鬱陶しい。

適度の開口とは、どのようなものか?

                  

                  最小ハウス13

右下に水周りのプランを示す。
左下がシャワーブース。その右がトイレ。トイレの上部は洗面化粧台。

シャワーブースに入って、窓側を見る。

遠く、右奥に窓がある。
やはり、コーナー部分を開口とした。
ハイサイドライトを十分に取り入れ、湯上りには縦長窓のビューを楽しむ。

水周りは、本来<癒し>の空間。
大事にしたい。

トイレに入ったときの窓の見え方は・・・
洗面しているときに、十分光は入るか?

絵に描ききれない点は、模型で確認するくらいの努力をしたい。

一度建てた家は、すぐには直せない。

部屋の窓を決めるのには・・・

2010-05-29 | 家造り
窓は採光・通風・換気・・・
景色を見るのにも必要だ。
反面、外部からの視線を遮らなければならない。

相反する目的を、どのように克服するか?

                  

                  
                  最小ハウス12


寝室の窓位置を検討してみる。

右下に描かれたのは、寝室部分のプラン。
左面と上面の壁に、窓を計画する。

市街地に建つ住宅では、景観を楽しむよりは、まずプライバシーの確保に腐心する。

天井近くに計画された窓は、陽光を取り入れつつ通風し、
それなりにプライバシーが確保できる。
しかし、景観を楽しむような開口にはならない。

今回は、部屋の入隅に縦長の窓を設けた。
幅は1mしかないが、床から天井までの高さは存在感がある。
しかも、ガラス面がL型に交差しているので、余計広がりを感じる。

正面の壁には、薄型TVを掛ける。
ベッドにもぐりこんで、正面に画面を見ることができる。

左側の壁には、絵でも掛けようか・・・


 

経過を追って説明すると・・・

2010-05-23 | 家造り
前回の説明でイメージできただろうか?

少し絵を書き足してみた。

                    
      
                  最小ハウス11

左上は、キャビネットの断面とキッチンに立った人。

キャビネットの幅は50センチで、85センチの高さに家事家電の置き場がある。
常態では、このような形でキッチンはクローズされている。

矢印に記されたように、扉部分を外に倒すと、開口が開きリビングダイニングと一体になる。

下に描かれたように、家電の乗ったプレートを外に押し出す。
そこには奥行き50センチ、幅130センチの作業スペースが確保できた。

家電の乗ったプレートは、なぜ押し出さなければならないか・・・

これらを一つずつ移すのは・・・結構、手間がかかる。
<手抜き>ができる工夫がつくと、家事も楽しくなる!

ウルトラCはライティングデスクの応用で・・・

2010-05-22 | 家造り
家事家電を置くと、配膳スペースが無くなってしまうような狭いキッチン・・・
何とか広いスペースを確保せねば、
毎日の家事が満足にできない。

狭いスペースを広げる工夫は?

                  

                  最小ハウス10

左側が家事家電と置き、配膳をするキャビネット。
右側はシンクとコンロのキッチン。

左側を見てほしい。

奥のほうはビルトインされた冷蔵庫。
手前は家事家電を載せたプレートと配膳スペース。

この状態は、スライド式のプレートを移動した後に、配膳スペースに皿を乗せたところをイメージした。

常態では、家事家電の載った部分が引き上げられ、扉の機能を果たしている。
リビングダイニング側から見ると、扉が閉まった状態で、
キッチン内は見透せない。

料理をするときは、油圧式のヒンジで引き上げられていた扉を外に倒す。
家事家電の載っているプレートを、外へ押し出す。
スペースの開いたところが、配膳台。

この扉を外へ倒す機構は、ヨーロッパのライティングデスクに似た感じを持つ。
スペース倍増の<C>



家事動作を考える

2010-05-16 | 家造り
家事での動作・・・作業動線を良く考えないと、無駄な動作・・・
しいては、疲労につながる。

                   

                   最小ハウス9

右半分に書かれたのが、キッチンとダイニングの関係。
右下にテーブルをセットすれば、配膳スペースはその中間に。

しかし、そのスペースは家電で占拠されている。
家電を置きながら、食器を並べるための工夫は?

家電を使うのも、配膳をするのも高さは85センチ・・・流しの高さがベスト。
高さも同じとなると・・・ますます場所がない。

イメージとしては、平面的な広がりが二倍になれば・・・
何とかなりそうだ。

二倍に増やす方法は如何に?

最小のキッチンスペース

2010-05-15 | 家造り
最小ハウスの最小キッチンとは・・・
如何ほどの広さか?
その広さは、2m四方!

2畳の広さである。

                  

                  最小ハウス8

下側がダイニングルームである。

前回までの図面では、キッチンとダイニングの間に、流しが置かれていた。
配膳スペースがカウンタートップに確保できないので、配膳台をどこかに確保せねばならない。

配膳台から食事をテーブルに運ぶことを考えれば、
当然、位置としては・・・ダイニング側。
 
流しは見ての通り、コンロ台とシンクで・・・横幅の全てを使っている。
後ろを振り向けば、冷蔵庫の横に120センチ幅しか配膳スペースがない。

当然この場所には、オーブンレンジ・炊飯器・電気ポット・・・まだまだ置きたい家電がある。
しかし、絵に描いたようにこれで一杯。

配膳できるようなスペースは、どこにあるのか?

またまた、<ウルトラC>の収納を考えねばならない。

クロゼットの詳細

2010-05-02 | 家造り
2m幅のクロゼットに、どの位の衣類が入るか?
二人分を入れると、かなり・・・選別しなければならない!

                  

                  最小ハウス7

ベッドコーナーとダイニング側から両面使いするには、
長めの物を、上段に置かなければならない。
すなわち、コートのような丈の長いものを、上部に吊る。
その下に、ジャケット・ワイシャツ・セーター・・・短めのものが入る。

ヘッドボードの天端が、床から60センチの高さ。
この位置を狙って、棚<横穴>を設ける。
この棚下は、2段の収納棚。
小物やバッグを収納する。

一人当たり・・・コート類5着。その下に、上着・セーター・・・等、10着。
シャツ類は、中央の棚に15枚程度。

ベッドに登って上段の扉を開け、コートを取り出す。
人には見せられない・・・姿。
でも、楽しく生活できれば良いか。


このような感じのクロゼット・・・

2010-05-01 | 家造り
どのような雰囲気になるか・・・
キッチン方面の見え方は?
ベッドルームと一体で見たときには・・・


                   


                   最小ハウス6

中央に見えているのが、ベッドコーナーとダイニングを仕切る
クローゼット。

雰囲気的には、キッチンユニットと仕上げ・形態を調和させて、
一体的に見せる。

クロゼットの引き手も目立たないように、扉の下に掘り込むのがよい。
木製の・・・壁面のように見せる。

家具と言うよりは・・・<環具>。
そう・・・生活環境を創る、<道具>。
環境道具・・・簡略化して<環具>。こんな言葉あるだろうか?

ベッドのヘッドボード位置には、ダイニングと空間をつなぐ<穴>を開ける。
メガネや時計・・・小物を置く棚は必要だ。

この絵を見る限りでは、天井は可能な限り高くしたい。
平面的に取れない空間の広がりを、高さ方向・・・すなわち
天井の高さで確保する。
土地が狭くても、これはできそうだ。

外壁面に窓が描かれていないが、周辺環境との関連を考え・・・
必要なところに、必要なだけ設ける。