手助けサークル。家造りを自力でやりたい。 ちょっとしたアドバイスと助力を得て、 自分の家を持つ。

ミッドセンチュリーに生まれた世代が、次のステップを
見据えて“終の棲家”を作る。ミステリアスな家が
できるか?

C棟平面図・・・アウトドアタイプ ワイワイ家族の家

2011-02-27 | 家造り
今回は3棟目のC棟。

やはり平屋建てで・・・3人家族ぐらいが適当だろうか?



            

左下3棟が並んだ立面図を見てほしい。

右端の平屋がC棟。

平屋は圧迫感が無くて、街区の環境は申し分ない。



            

            最小ハウス71


特徴的なのは、テラスと一体になったリビングダイニング。

この空間を中心に、奥には子供部屋と水周り。

玄関側には主寝室。


屋外テラスとリビングダイニングを足すと、22帖程になる。

フルオープンのサッシュを開ければ、屋根付屋外?の空間に。

アウトドア生活の好きな家族には、市街地にあっても十分屋外生活が

楽しめるだろう。


システムキッチンの前には、スライディングドアを設置した。

リビングダイニングとキッチンを併設するときには、

リビング使用の時の環境維持のため、見て美しくないものは・・・

汚れたキッチン・・・

不揃いの家電・食器類は・・・隠してしまおう!



B棟の断面・立面を掲載・・・

2011-02-26 | 家造り
前回に引き続き・・・

B棟の建物高さ関係、及び外観を検討しよう。



              

              最小ハウス70


上段に建物の断面寸法を示す。

左側が、建物を南北軸に切った断面。

左が北側で隣地に接する。

右側は南で、道路に接する。


建物の高さは、一番高いところで4.95m。

平屋なので、天井高をいっぱい取っても・・・この高さで収まる。


右側の断面は、部屋の天井高を示す。

寝室でも天井高は2,6m~4,3m。

10.5帖の部屋だから、空間ボリュームは・・・まあまあだろう。


中段・下段は東西南北の立面図。


中段左側は、西側立面。

夏の西日と隣家の視線を遮るため、ほとんど窓を設けていない。

右側は南立面。

玄関ドアとリビングダイニングの掃きだし窓が見える。


下段左側は、東側立面。

朝の陽を取り込むために・・・可能な限り窓を設けた。

高窓からは、リビングダイニングと寝室に朝の陽が差し込む。

取り付け位置が高いので、隣家の視線も問題なし。

寝室への通気窓は、ワークコーナーの足元に設けた。

床面への採光と、適度な通風が期待できる。


右側は北側立面

水周り前の小庭に面し、寝室には掃き出し窓を設けた。

庭の木々が、視線を遮ってくれるだろう。


隣家からは見られないように・・・そして、

市街地での自然環境を享受するには、努力が必要だ!

今回からはB棟の計画プラン・・・

2011-02-19 | 家造り
今回からはB棟のプランを掲載する。


           

左下の道路から見た立面を見てほしい。

真中に挟まった平屋の住宅が、B棟である。

シニアー夫婦が住むのに、丁度良いのではないか?


           

           最小ハウス69

夫婦の寝室と、リビングダイニングにキッチンまで一緒になった

オールインワンの共用室。

嫌でも・・・夫婦一緒にいなければならない!

是非は別にして、家庭生活はうまくいくだろう。

個人の自由をここまで抑制すれば・・・


寝室には、ワークコーナーを設置した。

コーナーと言っても・・・広めの机を壁際に取り付けただけ。


TVを載せれば、ベットに入ったまま見られる。

便利台になってしまうかもしれない?


ヘッドボードの後ろ側は、水周りへの通路を兼ねたフィティングエリア。

クロゼットを前に試着しながら・・・今日のお出かけは何処へ。

ドレッサーを置けば、パウダーコーナーにも変身!


共用空間は16帖のオールインワン。

何をしていても・・・全て見える。

隠し事のできない住宅。


トイレだけは二箇所設けた。

玄関脇に来客用を兼ねて一箇所。

水周りに一箇所。こちらは奥さん専用になりそうだ。

浴室の前には小さな庭を・・・

窓を開け放って・・・“癒し系”バスルームにした。


コンパクトに・・・且つ楽しげな家にした。


舟底天井・・・トップハイは4.2m

2011-02-13 | 家造り
2階のダイニングキッチン・・・

ワイワイ空間の天井高は、一番高いところで4.2m。

低いところでも、3.4mある。


             

             最小ハウス69


右側の断面を見てほしい。

山形になった天井を、舟底天井という。丁度舟をひっくり返したような

形になっている。

一番高いところが4.2m・・・窓際の低いところで、3.4mある。

隣戸からのプライバシーを考えると、採光と通風を取るためには、

ハイサイド窓を設ける必要がある。

左の断面で、壁の高い位置についているのが、高窓。

キッチン前に人を書いてあるが、人の背の2倍の高さはある。


1階の天井高も十分取った。

寝室で3.0mの高さがある。

狭い部屋の高天井・・・感じ方は人夫々だろう。


1階床下に、蓄熱槽を計画した。

床懐を1m取ったので、十分な空間になったと思う。

冬場、太陽光から取った熱を地下の蓄熱槽に蓄え、

夜間、寝室の暖房に利用する。

パッシブソーラーハウスと言えるだろうか?


生活空間は天井の高さで・・・変わる?

2011-02-12 | 家造り
戦後の木造住宅(モダン住宅)で育った世代には、

馴染みの深い天井高・・・2400前後は、果たして是か非か?

今年の春に解体が決まった「アカプリ」赤坂プリンスの客室天井高も2400。

かの有名建築家 丹下健三が、居室の天井高は2400がbestと、

自信を持って世に出したホテル・・・?

勿論、撤退の原因は不況下に活路の見出せない事業家の知恵の無さ。

ただ、最近周辺に建ったホテルは、いずれも天井の高い快適なホテルとの事。

ホテル利用者が、客室の天井高を聞いて予約するなんて話は・・・

聞いた事も無いが。


それはさておき、確かに天井高は生活空間の快適さにも関与する。

今回計画する住宅は、敷地の狭さと相まって、市街地の・・・

プライバシー確保に苦労する環境。


二階にパブリック空間・・・リビングダイニングを配置する住宅。

二階なら天井高も思いっきり高くと、断面計画をしてみた。


             

             最小住宅68


左側は、住宅を南北軸方向に切った断面。

相変わらず不鮮明な図面で、判断しかねるだろうが、

詳細は、次回書き足そう。

杉の木の話

2011-02-06 | 家造り
杉の木の名前が出たところで

杉の木をチョッと調べてみよう。


             


             最小ハウス67

右端に杉山の写真。

枝打ちされた、手入れの行き届いた山のようだ。


杉の樹形は狭円錐形で、老木になると円形になる。

樹皮は赤褐色で、縦長に裂けて剥落する。

長さ4~13cmの鎌状針形の葉が、らせん状に配列する。

淡い黄色の雄花は長さ5~7cmの楕円形で、小枝先端部の葉腋に穂状に集まり、

雌花は緑色の球形で枝先に一個付く。

球果は直径2~3cmの卵状球形で、両側に狭い翼を持ち、褐色に熟す。

にっくき“杉の木”の実態をイメージできただろうか?


樹高は30~40m、樹径は1.5m~2m、花期は3~4月


建材の特性としては・・・

気乾比重0.38 これは水1.0に比べてずいぶん軽い。

辺心材の境目が明瞭で、辺材は白色、心材は淡い紅色~濃い赤褐色、時に

黒色と材色に幅がある。

木理は通直、肌目はやや粗く、特有の香気を放つ。ヤニ気が少ない上、

軟らかく軽いので加工しやすい。

耐朽性は中程度。

用途は構造材、造作材、建具、樽、桶、工芸品などに広く使用される。

木の質感が持つ“暖かみと癒し”

2011-02-05 | 家造り
外壁に無垢の木を張り込んだ住宅は、

見た目にも「温もりと安らぎ」を齎してくれるだろう。

今回掲載する写真は、岐阜で某設計事務所が設計した住宅である。


          

          最小ハウス66


コンクリートブロックと木のコンビネイションもBetter!


木に着目したのには、他にも理由がある。

1997年に京都議定書が採択されてから、14年が過ぎようとしている。

二酸化炭素の削減もままならない現在だが・・・


2005年頃には「ロハス LOHAS(Lifestyles of Health and Sustainability」な

生活を標榜した雑誌類が氾濫した。

   日本におけるロハス
日本経済新聞が2002年9月、LOHASを紹介する記事を掲載。その後、月刊誌『ソトコト』が2004年4月号でロハス特集を組むなど、マスメディアが注目したことでロハスが広まっていった。 2005年より、イースクエアがNMIと同様の調査を日本でも行っている。2005年の調査によると、日本の成人の29%がLOHAS層だという(他、NOMADICS:27%、CENTRISTS:28%、INDIFFERENTS:16%)。

•日本では、「健康と環境を志向するライフスタイル」と意訳され、スローライフやエコに続いて広まった。一般的には、健康や癒し・環境やエコに関連した商品やサービスを総称してロハスと呼び、ロハス的な事・物に興味を持つ人をロハスピープルと呼ぶ。

                         goo wikipediaから転載

山から製材したバージンパルプ(木造建材)の二酸化炭素固定化率は、

95%と言われている。

木を育て、山を守る。

育てた木で家を建てる。

木は再利用を繰り返し、土に戻る。

循環型の生活環境が出来上がる。


終戦直後に植林した針葉樹が、建材として利用しやすいサイズに生長した。

針葉樹の代表格は「杉」

スギ花粉のアレルギーで、鼻をグシャグシャさせている人・・・

目が痒くてたまらない御仁・・・

杉の木を切りまくって・・・家を建てよう!