手助けサークル。家造りを自力でやりたい。 ちょっとしたアドバイスと助力を得て、 自分の家を持つ。

ミッドセンチュリーに生まれた世代が、次のステップを
見据えて“終の棲家”を作る。ミステリアスな家が
できるか?

アスファルトシングルの値段

2017-03-26 | 建材
アスファルトシングルのメーカーは
田島ルーフィング株式会社と
日新工業株式会社。

釘打ち工法で施工する場合、
両社とも材工で、6000~8000円/㎡程度である。
金属金物、防水シート等の施工も必要なので、
屋根工事総額は、これより高くなると思う。

化粧スレートとも勝負できる価格である。

化粧スレートに近い・・・アスファルトシングル

2017-03-25 | 建材
アスファルトシングル・・・
ガラス繊維基材にアスファルトを含浸させ、
彩色砂を圧着して裁断した屋根材。



形状は化粧スレートに似ていて、屋根下地に、釘止めする。

屋根材には防火の目的から、不燃性が求められる。

施工法は重ね張りするので、雨水が侵入しないように、
屋根勾配が必要だ。

某社のカタログを掲載。

諄いですが・・・アスベスト

2017-03-19 | 建材
アスベストの最後記事。
旧クボタの商品に限りますが・・・
昭和36年から61年までは、重量比で10〜25%のアスベストが
混入されていた。
平成に入ってからも、
8年から13年の間は、10%のアスベストが
使用されていた。

平成18年・・・今から10年前に「労働安全衛生法施行令」で
安全基準が定められる前には、
製品に100倍のアスベストが、含まれたことになる。
これって・・・結構すごい数字だと思う!

外壁のところでも、検証しようと思うが、
化粧スレートの商品はある。
安全安心で暮らすには、色々気を付けねばならない。

化粧スレートの工事金額・・・今は

2017-03-18 | 建材
屋根材の化粧スレート・・・
従前は、防火性能・商品の多さ・経済性から、
多くの住宅屋根に採用されていた。
5000円/㎡前後が、材工価格だろうか?

その後、石綿の人体に与える影響から、
多くの規制がかけられ、商品数も少なくなったように思われる。

ケイミューのカタログに書かれていた記事では、
 当社の設立以前に親会社である(株)クボタと松下電工(株)において、
 石綿含有建材を製造販売致しておりましたので、
 事業承継致しました当社におきまして、
 それらの石綿含有建材の一覧及びその環境に対する影響、
 並びにメンテナンスおよび解体工事における取り扱い等について
 ご案内させて頂きます。 
と、ある。さらに・・・
 平成18年9月1日より「労働安全衛生法施行令」および
「石綿障害予防規則」の一部が改正され、
 これらの法令に基づく規制の対象となる商品(製品)の
 石綿含有率(重量比)が「1%を超えるもの」から
「0.1%を超えるもの」に改められました。
 なお、0.1%を超えて石綿を含有している商品については、
「石綿障害予防規則」「廃棄物処理法」に基づき、
 非飛散性石綿含有建材としての解体、廃棄物処理を行うことが求められますが、
 セメント等で固化された非飛散性成形板である屋根材および外壁材は、
 通常使用されている状態では特に健康面への影響はありません。

ここに書かれているように、”・・石綿含有建材としての解体、
廃棄物処理を行うことが求められる・・”とあるから、
壊れた屋根を直すにも、処分するにも費用が掛かる、と言う事になる。


カラーベストの問題点

2017-03-12 | 建材
化粧スレートにあった問題点とは・・・
スレート屋根は、元々アスベスト(石綿)を混合しているものがほとんどでした。
現在はアスベストの使用が禁止されているため
新しく施工した(2004年以降)スレート屋根にアスベストは使用されていませんが、
古くからあるスレート屋根にはアスベストが含まれている危険性があります。

半面、アスベストを使用しなくなった結果、
強度に問題が出ました。
割れ、欠けのクレームが数多く出ているようですが?

これって・・結構ひどいですね。



ただの劣化とも思えません。
費用対効果では割り切れない
悔しさが残りそうです。

因みに・・・前回のブログで、ケイミューの企業名が出ていましたが、
この写真商品とは、関係ありませんので・・・!

屋根用化粧スレート

2017-03-11 | 建材
屋根用化粧スレート・・・
俗称として、コロニアル葺き、カラーベスト葺き
などと言われている。

クボタコロニアル・・・昔は社名をつけて、このようにも呼ばれていた。
クボタはその後、松下電工と合併して、ケイニュー(株)と社名を変えている。

建材の仕様としては、主原料としてセメント、ケイ酸質原料、石綿以外の
繊維質原料(パルプ、化学繊維など)、混和剤などを用いて加圧成形する。

寸法は910×182×6㎜で、5,2㎜厚の製品もある。
  
ケイニューでは、カラーベストと記載している。
セメント加工版なので、品質管理もしやすく、
コストも安く製品化できたので、
多くの住宅に採用されているが,
問題も多く含んでいるようだ。

天然スレートの値段は・・・

2017-03-05 | 建材
国内産の天然スレートは、
雄勝産の玄昌石くらいしか、ないらしい。
そうすると・・・多くは輸入品と言うことか?

愛知碧南市で、輸入天然石を扱う
丸鹿セラミック株式会社によると、

天然スレート・・輸入先は不明だが、
9800円/平米〜とある。
因みに、重量は0.9Kg〜2.7Kg/枚 17Kg〜50Kg/平米あるらしい。
屋根勾配は、4/10以上確保してくれと言っている。
雨仕舞いが難しいのだろう。
経年変化に関しても、注意書きがある。
変色、割れ、かけ、クラックはあるようだ。しかも、1〜2年の間に。

スパニッシュナチュラルスレートという商品もあった。
こちらはスペイン産だろうか?
大判サイズは、13800円/平米〜 小判サイズは16800円/平米〜 だそうだ。

ナチュールスレート
これは天然石を粉砕し、樹脂で整形した天然まがいのようだ。
コストは、7600円/平米〜 らしい。
天然資材憧れ派は、こんなところで収めておくか・・・?
次回は・・・化粧スレート。
これは全くのまがい物。



天然スレートの代表格は雄勝石・・・

2017-03-04 | 建材
雄勝石で思い出すのは東京駅舎の屋根。
2011年3月11日 東日本大震災が起きた日、
宮城県石巻市雄勝町では、
東京駅改修のため切り出された天然スレートが、
出荷直前にあったそうだ。
 

大津波で流された資材も、
多くあったと思うが、
無事だったスレートを、
震災の中・・・東京へ送ったとのこと。
涙ぐましい頑張りが、あったことと思う。

このような思いで、駅の屋根を見上げると、
重い屋根材が、一層重みを増して
眺められる。