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ミッドセンチュリーに生まれた世代が、次のステップを
見据えて“終の棲家”を作る。ミステリアスな家が
できるか?

ベイヒバ・・・平成最後の投稿になる。

2019-03-31 | 建材
ベイスギと見分けのつかないベイヒバ。
ヒノキ類、ヒノキ科も同じ。

別名はアラスカシーダー、イエローシーダー。

まずは写真で確認。

これが柾目板。


こちらが板目板。

産地はアラスカ州~オレゴン州の太平洋沿岸。

全体に淡い黄色~黄色。

辺心材の境目は不明瞭。

国産檜葉に似た香気を持つ。

木理は通直、肌目もやや緻密。

やや軽軟な為、加工が容易。
表面の仕上がり、接着性に優れる。

耐朽性が極めて高く、特に水湿に強い。

用途は構造材、屋根材、造作材、柱材、床板、
   建具、家具、水廻りに多く用いられる。

これを見ると万能材だ!

平成最後の投稿は・・外材(ベイヒ)

2019-03-30 | 建材
平成も、今日明日で終了。
国産針葉樹も前回で科了したので、
今回からは、外材・・外国産の針葉樹を掲載。

まずは・・・ベイヒ。ヒノキ類、ヒノキ科。
別名ピーオーシーダー、
  ポートオーフォードシーダー、
  ローソンヒノキ、

別名が随分ある。

産地はオレゴン州南部~カルフォルニア州北部。

まずは、柾目 板目の写真を見てみよう。

柾目板

板目板

白身の強い材だ。

辺材は白色~淡い黄白色。
心材は黄白色~淡い黄褐色。

心材に向かって、色が濃くなるようだ。

辺心材の境界は、やや不明瞭。

国産の檜に似た、強い芳香を持つ。

木理は通直。木目はやや緻密。

やや軽軟で加工性が良く、
仕上げ面にも、美しい光沢が現れる。

強度が低い為、衝撃に弱いので注意。
この点は、国産ヒノキと性格が違う。
産材の選択は注意を要する。

耐朽性は良い。

用途は造作材、建具、家具、器具

銀杏の板目板

2019-03-17 | 建材
全体に淡い黄色〜黄白色。
辺心材の境い目は不明瞭。

年輪界はカヤと同様、
早材部と晩材部の差が少なく均質。

ここで写真を・・・


木理はほぼ通直。
肌目も緻密。

やや軽軟なため、
加工性もよく、
狂も少ない。

用途は・・構造材、造作材、建て具、家具。
水廻りなど広範に使われる。

まな板に使われているのを、
ご存知か?

お馴染みの・・・銀杏

2019-03-16 | 建材
イチョウは中国原産。
日本では全国に分布する。

お馴染みの写真を


この黄色は、見間違える人が居ない。

これ程、一目で認識できる木も、
希ではないか?

樹形は広円錐形。

樹皮は灰色で厚く、
縦に割れ目がある。

葉は先端が2裂した
幅5〜7㎝の扇形で、
長い葉柄を持ち、
長枝で互生し、
短枝では数個が束生する。

雄花は短い穂状で、
雌花は柄の先に付く。

核果の外種皮は、
黄色の肉質で、
悪臭が有り、
内種皮は白色で堅く、
その内部は食べられると。
これが・・・ギンナン。

樅の木の柾目

2019-03-10 | 建材
柾目の写真を掲載。



全体に灰白色を呈しており、
辺心材の境目は不明瞭。

晩材部は通常、褐色を帯びている。

木理は通直だが、肌目はやや粗い。

軽軟な為、加工は容易だが、
脂壺が現れるものもある。

強度は低く、やや狂いやすい為、
注意が必要。

用途は、下地材・板材・造作材・建具・家具・・・

樅(モミ)・・“樅の木は残った”と言う時代劇があった。

2019-03-09 | 建材
モミはマツ科の常緑樹。
樹高は20〜50mの高木。
幹軽は50〜150㎝。
花期は5月。
熟期は10月。

写真で樹形を確認。


本州、四国、九州に分布する。

樹形は円すい形。

樹皮は灰白色で、老木では黒褐色になる。

葉は長さが2〜3.5㎝の線型で硬く、
らせん状に配列する。

穂状の雄花は黄緑色の円柱形で、
枝の葉腋に付き、
緑色の雌花序は
枝上に直立する。

球果は長さ10〜15㎝の円柱形で、
上向きに付き、熟すと落下する。

50メートルにも成長すると・・凄い!
17階建てのビルに相当する。

槙の板目

2019-03-03 | 建材
槙の木色は、比較的白っぽい。
心材は淡い黄色~淡い黄褐色。

写真で見てみよう。


辺材は白黄色で、
辺心材の境界は不明瞭。

木理は通直。

肌目も緻密で、
脂気がやや多く、
独特の香気があるのが特徴。

軽軟な為加工性が良いうえ、
水湿に優れている。

耐朽性は良い。

用途は天井板、器具

高野槙(コウヤマキ)・・

2019-03-02 | 建材
コウヤマキ科の日本特産木。
福島県中部以西から、四国、九州に分布。

写真を見てみよう。


樹形は狭円錐形。

樹皮は灰色を帯びた赤褐色で厚く、
長い薄片となって剥落する。

長さ6~13㎝の線形の葉が、
短枝上に多数輪生する。

雄花は黄色の長さ7㎝ほどの楕円形で、
枝の端に多数付く。

雌花は淡い紅色で、
卵状楕円形。
一個づつ枝先に咲く。

球果は長さ8~12㎝の楕円形で、
褐色に熟す。

写真左下参照。

高野槙は、
樹高20~30mの高木で、
樹径60~80㎝の常緑樹。

花期は3~4月で、
熟期は翌年10月。

実がなるまで、一年半かかるようだ。