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できるか?

フレームを強くするには・・・

2010-10-24 | 家造り
柱・梁の軸組みを強くするには・・・

いろいろな方法があるが、

一般的には下記のような処理が合理的か?


                


                最小ハウス51


左側は、9面のフレームが並んだ状態。

屋根部分と壁部分に合板(ベニヤ板の厚いもの・・・12ミリ程度)を張った

状態を想像していただきたい。


屋根に瓦或いは金属屋根材を葺くとき、その下地に合板を張る。

その上に防水シート張り・・・屋根仕上げ材は、この上に葺く。

梁に合板を張り付けることで、屋根面の剛性(水平剛性)が確保される。

版状のものは力が加わっても変形しにくい。


壁面も仕上げ材の下は、屋根と同様な構成となるので、

十分な剛性がある。


ただし、屋根版と壁版が交差するコーナーは剛性がない。

この部分の剛性を確保するため、右下に描いたように、

梁と柱を結ぶ方杖を取り付ける。(スケッチには筋交いと書いたが間違い)

この方杖が、屋根版・壁版の角度をキープする。


全体を見ると、屋根・壁でできたL型のフレームを、

左側の、9本の柱が支える構造になる。

力の流れは、至極シンプルである。


この方杖・・・内観が山小屋風になりかねない。

山小屋がお望みでない御仁は、

工夫が必要になる。


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