かどの煙草屋までの旅 

路上散策で見つけた気になるものたち…
ちょっと昔の近代の風景に心惹かれます

四間道~美濃路界隈の屋根神様(名古屋市西区)

2015-05-10 | まちかどの20世紀遺産

四間道散策後、美濃路を北上し庄内川に架かる枇杷島橋まで歩きました。
途中この地方特有の屋根神様をいくつか見かけました。屋根神様は屋根の上に祭られた祠で、特に戦災被害が少なかった名古屋市西区には多く残っていて、名古屋市全体では100社以上が現存しているようです。


■四間道界隈(西区那古野)







■マコロン製菓/昭和8年頃築/登録地域建造物資産(西区栄生)





■名鉄東枇杷島駅西(西区枇杷島)



撮影:2015/04/26


今回見かけた祠は、反り返った千鳥破風や唐破風など、小さいながら細部にこだわったデザインで、昔の職人さんの仕事ぶりがうかがえます。
最近は屋根神の数も激減しているようで、この地方独特の屋根の上の小さな神社建築、いつまでも後世に残して欲しいものです。